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じゃポルスカ楽描帳

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2008年 04月 12日

Goodwillへ行く

Goodwillへ行く_e0070787_5361298.jpg


私は外出の際、行く方向と時間に余裕があれば、
時々このGoodwillというお店に立ち寄るようにしています。

Goodwillとはアメリカでは非営利団体によって運営されている寄付販売センターのようなお店です。
寄付やボランティアが盛んなアメリカでは、
今あるものや個性豊かな人材を最大限に活用し、社会全体を潤わそう
という考えが非常に深く根付いているので、
このGoodwillに代表される多くの非営利団体によって営まれた活動は、
一部の人たちや狭い範囲にとどまらず、そこに関わった人や物、
そして最終的には社会全体にいい流れを使って還元されるよう、
アメリカ全土で色々な形を通して合理的に展開されているようです。

例えば、写真にここGoodwillでは、
まず人々はここに家庭でいらなくなった洋服や家庭用品、家具などを持ちこんでは、
それらを無料で寄付をすることが出来ます。
寄付した人はそれに対する金銭は享受することはできませんが、
その代わりにレシートを受け取り、確定申告の際に税控除として申告する事ができます。←でも今は色々と条件ができてしまっているようです。
これらの寄付されたものは、お店で格安で販売され、お店の売り上げになります。
そしてそこで発生した収入により、団体を運営したりお店を維持したりしていくのと共に、
普通の仕事に就くことが困難な身体障害者の方たちや就労経験のない人たちを積極的に雇い、
職業訓練も兼ねた雇用の機会を作っているそうです。

実際私がお店の中に入ってみると、そこはまるでおもちゃ箱をひっくり返したかのような、
色々なものがごっちゃに混ざり合った、とても賑やかな商品の山が迎えてくれました。
ハンガーにかかった沢山の古着は、男女や子供に分かれていて、整然と並べられているし、
キッチン用品や雑貨類は、アンティークからガラクタ、中古から未使用の新品まで、
あらゆる状態の物が陳列されていたし、
子供のおもちゃや本に至っては、大きなダンボールに山積みになって投売り状態です。
家具類は引き出しやらソファーやらベッドのマットレスやら、本当に所狭しと並べられていました。

正直それらの多くは、日本のリサイクルショップと比べると、
私たちの目にはだいぶ質が落ちてしまうように映ってしまうので、
全部が全部気持ちよく買える、といったものではないのですが、
宝探しをする要領でよーく探しながら店内を見て歩くと、
時には掘り出し物もあって、とっても楽しいです。

(↓)ちなみにこれらが私の今回の戦利品です。内容と価格はこんな感じです。

Goodwillへ行く_e0070787_5371740.jpg


新品の壁掛け写真フレーム : @2.25ドル(約225円) シンプルでモダン感じが◎。
大きな白いマグカップ : @1.25ドル たっぷりコーヒーが入ってすごく使いやすい。モノにうるさい旦那にも羨ましがられた一品。
カフェオレボール : @1.25ドル(約125円)×2 ご飯を入れるお茶碗代わりに。こういうの探してたのでちょうどよかった。
新品のガラス容器 : @2.25ドル(約225円) 四角くてガラスが厚くてしっかりしている。ふたと本体の間にゴムが入っているので密閉できて大変便利。買ってよかった。

お店の商品の回転はかなり早いので、半月毎に行っても何らかの新しい発見があって楽しいです。
ここでの買い物を楽しむ方法は、もし「いいなぁ」というものが見つかったら、絶対に逃さないこと!
と言うのも、私は以前ここで、写真立てを兼ねたものすごく素敵な箱を見つけたのですが、
「次回買おう」と思って2,3日後にまた行ったら、もう既に誰かに買われた後だったからです(T_T)。しくしく★

こういったGoodwillのような活動をする非営利団体は、この他にも沢山あり、
名前は違っていても、街のあちこちに似たような寄付センターを兼ねたお店を見つけることが出来ます。
実はこういったシステムや活動について、幸運にもGoodwillのスタッフから色々と話を聞く機会があったのですが、
彼の話を聞きながら、今までの自分の経験も併せて思ったことは、
アメリカで地に足をつけて生活をしていくにあたって大切なことは、
自分が持っているモノや才能や知識等を、「自分だけ」または「特定の人」の為だけでなく、
「地域全体」に役に立ってもらえるような気持ちを持ちながら行動をしないと上手くいかないんだ、ということでした。
そして、自分や特定の人だけでなく、全員が満足して幸せになるような方法を見つけること、
また、それがたとえお金にならない事だとしても、
誰かの役に立ちたいという考えを持ちながら生きていくことを惜しんではいけない、ということも、同時にすごく感じました。

色々な事に気がつくことが出来た、2008年の春先です。


フレンチバニラスプレモ←我が家のコーヒーはヘーゼルナッツの香りつき。本当にいい香りなのでお勧めです!

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(←)のんびり参加しています。気が向いたらクリックして頂ければ嬉しいです。

by japolska | 2008-04-12 05:37 | アメリカ


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