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じゃポルスカ楽描帳

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2007年 07月 17日

ポーランド旅行記 -Suchedniow in Kielce-

ポーランド旅行記 -Suchedniow in Kielce-_e0070787_0194013.jpg空港では旦那の妹夫婦が迎えにきてくれていました。話を聞くとワルシャワ空港から旦那の実家があるKielce(キェルツ)という街まで車で2時間ということで、挨拶もそこそこに済ますと、早速車に乗り込み出発しました。ヨーロッパの夏の1日は日照時間が長いので、夕方とは言ってもまだかなり日が長く、おかげで窓からの景色が楽しめました。
Kielceと言う街は首都・ワルシャワよりも南の方に位置しています。ポーランドの地形は全体的に平坦で、北に海、南側に山岳地帯が広がっているという形になりますので、南に行くにしたがって寒くなる、といった逆転現象が起きるようです。そしてどこの国でも同じように、都会を離れるにしたがって緑が多くなり、住宅街や田舎の雰囲気が漂う風景を目にする機会が増えてくるのですが、ポーランドは日本人と同様に農耕民族なので、平坦な土地を目いっぱい利用して色々な作物を作っているようです。そのおかげか、はたまた訪れた季節がよかったのか、多分その両方だと思いますが、窓の外に眼を向けると、日本人にとってはたまらなく癒されるような、のんびりと可愛らしい風景が広がっていました。

車の中では、ポーランド人3人による機関銃のように早口のトークが繰り広げられていました。もちろん全員100%ポーランド語で、お互い久しぶりに会ったせいかなかなか会話が止まらない様子で、たまに旦那が英語で私に質問をしてくる他は、ほとんどポーランド語が分からない私は完全に蚊帳の外でした(T_T)。
まあ、「あんな難しい言語、今更勉強してもなぁ」という怠けモードで、ポーランド語を勉強してこなかったのもいけないのですが、緊張もあってから私からなかなか話しかけることもできず、また妹夫婦もほとんど話しかけてこず、しかも旦那は久しぶりのポーランド語にご満悦で肝心の通訳者の役割を全く果たしていなかったし(怒)、しょっぱなから何となく居心地の悪さを感じてしまった私は、実はこの先の12日間の先行きに若干の不安を感じずにはいられませんでした。
でも後で旦那から何となく話を聞いてみたところ、どうやら旦那の妹夫婦はあまり英語が話せない上に、非常に人見知りをする性格らしく、また日本人と目の当たりにするも生まれてはじめてだったらしいので、どうやって接したらいいのか分からなかったのだとか。確かに日本でも、移民がほとんどいない上に国民もほぼ100%に近い確立で東洋人の風貌をしているせいか、都会中心部を除けば、日本人とはかけ離れた風貌の外国人がまだまだ珍しく受け止められる状況だと思うのですが、ここポーランドでもほとんど同じような環境のようで、特に大きな街から離れて住む郊外の人たちにとっては、私のような見ためからしてアジア人という人種を目にするのはやはりかなり物珍しい存在に写るようでした(おかげで後々私にとっては数々の面白い経験をするはめになります)。

そして2時間のドライブの後、Kielceの街の中にあるSuchedniowという地域に到着し、そのまま車は旦那の実家へ。そしてそこで私たちを待っていてくれた人は、結婚して5年目にして始めて出会うという義理のお母さんでした。


初めて見た彼女の印象は、「うわぁ!旦那と瓜二つ!」でした(失礼な・・・)。


男の子は母親に似る、という話は聞いたことがあるし、既に写真でも見たことがあるので彼女の顔かたちは知っていたのですが、実際あってみるとこれほどまでにそっくりだとは思わなかったので衝撃的でした(笑)。ポーランド人はスラブ系という事もあり、綺麗で優しい表情をしているのですが、やはりヨーロッパ人なので目鼻立ちはくっきりしているので(特に鼻なんかくやしいくらい全員高い)、日本人以上に似ていると思わせる要素はあるのかもしれません。
でもなにはともあれ、彼女からポーランド人の基本的な挨拶のキスをほっぺに沢山してもらい(歓迎ムードだったので一安心)、その日は旦那の実家の1室で就寝。

ポーランド旅行記 -Suchedniow in Kielce-_e0070787_0195673.jpgそして次の日の朝、外へ出てみると、蛍やイタチも出るような埼玉のど田舎で育った私もびっくり、旦那の実家はこんな湖のそばにあったことを知りました。

by japolska | 2007-07-17 00:20 | ポーランド


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