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2007年 06月 10日
ここ1週間でバルセロナも大分暑くなり、もう既に夏といっていいくらいです。買い物から帰ってくるとまずシャワーを浴び冷たい水を飲みます。6月でもう既にこのレベルじゃこれから先どうなることやら・・・(汗)。ちと不安です。 ところでどっこい、暑くなってくると、自然と辛いものや素麺や冷麦等の食べやすい細目の麺などが恋しくなってきますが(私だけ?)、日本で簡単に安く手に入る食材も海外にいるとそのルートも限られてきます。 今回私は近くのスーパーで左の写真のようなパスタを見かけました。英語での正式名称は不明ですが、髪の毛のように細く、また2センチくらいに短く切ったシロモノです。どうやらこれはスープに入れて食べることが多い種類のパスタらしく、(かなり強引な例えだと思いますが)手にした感触や雰囲気からしてインスタントラーメンを砕いたものに近い気がしました。これを手にした時、そういえば家にアジア食材店で購入してあったトムヤムクンスープの素がまだ残っていることを思い出し、早速一袋購入してお昼ご飯に試してみることにしました。 トムヤムクンスープの素をお湯で溶かし、トマトとパスタを加え茹で、出来上がりにチャイブ(蝦夷ねぎ)を散らしてみたところ、ちょっとしたアジア風スープ麺が出来上がりました。箸ではつかめそうになかったのでスプーンを使って食べたのですが、その仕草が我ながら何となく子供っぽくて、小さい頃に戻ったみたいで楽しかったです。実際食べてみると麺自体が細いせいかパスタを食べているという感じがあまりせず、辛甘酸っぱいトムヤムクンにぴったりでした。そう言えばどこかの本で読んだ覚えがあるのですが、タイの人たちは屋台で麺類を食べる時は、レンゲなどで麺を短く切ってから、するするっとかきこむようにして食べるのだとか。それじゃあ、私も今タイの地元民作法で頂いているのね、なんてことを思ったら、ああ、やっぱり私はどこへ行ってもアジア人なんだな、と、なんだかおかしくなってきてしまいました。 話はちょっとだけ変わるのですが、私には「細いパスタでアジアの味」で瞬間的に思い出される素敵な出来事があります。それは2年程前にイスラエルに滞在していた時の事、ある日、とある日本人中心のパーティに招待されたのですが、その時参加されていた1人の方が、極細のスパゲッティで焼きそばを作ってくれていました。それが違和感なくとてもおいしかったのに心の底から感動したんです(笑)。そのパスタは甘酸っぱいソースとなじみのある具の中で優雅にその身を這わせ、私たちの目の前においしい一皿として現実のものとして存在していました。 「パスタで焼きそばを作るなんて!しかもこんなにおいしいなんて!」こんな斬新で画期的な和の味の料理法は私の中ではたぶん一生かかっても思いつかなかったでしょう。私はその限りなく本物に近い焼きそばを目の前にただただ衝撃を受けるばかりでした。 今思うと私がこうやって海外でできるだけ身近なもので何とかアジアの味を、と頑張ってしまうのは、あの時受けた衝撃が今も脳の片隅に残っているからなのかもしれません。1冊の本が1人の人生を変える、のと同じように、あの時の1皿の料理が私の”食”への姿勢を変えてくれたことを、私は今でも思い出すととても嬉しくなり胸が熱くなるのです。 本当に全くのつまらない余談:この麺入りトムヤムクンを食べていた時間は金曜日の夕方の4時頃だったのですが、いきなりドアが開いて、いつもは大体夜の8時くらいに帰宅する旦那が戻ってきました。話を聞いてみると、どうやらスペインの人たちは非常にのんびり仕事をするらしく、職場にいても誰ものんびりするだけでハタラカナイので、アホらしくてとっとと帰ってきてしまったそうです(汗)。ああさすがシエスタの習慣があるラテンの国・・・。
by japolska
| 2007-06-10 01:50
| 海外和食事情
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