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じゃポルスカ楽描帳

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2020年 07月 03日

アメリカの職場でスイーツを作っていて気がついたこといろいろ

私は現在アメリカの某施設の厨房で働いていて、
毎日のように日替わりスイーツを作っているのですが、
2年近くも経過すると、色々と気がつくことがでてきました。


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まずはこちらの生クリームのケーキですが、
今週の火曜日にダイエット甘味料を使用して作った一品です。
砂糖不使用なので、デコレーションも果物やココナッツなど、
自然の甘さがある食材しか基本的に使えません。


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そしてこちらが水曜日に作った砂糖使用の生クリームケーキです。
こちらはデコレーションに何を使ってもいいので、
ケーキの下にキウイ味のデザートソースを敷いてみました。


見た目はほとんど同じで、違いは本物の砂糖を使っているかどうかと、
キウイ味のフルーツソースがあるかないかの違いだけなのですが・・・、


もうね、こんなほんの些細な違いだけで、
売り上げ(って、売ってないけどw)がもうまっ・・・ったく違うんですよ!
前者のケーキはそれほど選ばれず結構な数の廃棄分を出してしまったのに対し、
後者のケーキはほぼ完売状態で、あまりのブツの捌けるスピードの速さに、
提供時間の途中には「もしかしたら足りなくなるかも(汗)」とヒヤヒヤしたくらいでした。


でもやっぱりフルーツソースがあると、見た目がぐっとよくなりますね〜。
という訳でこの事に気がついてからは、ナントカのひとつ覚えのように(笑)、


「可能な限りフルーツソースで飾り付けしよう!」


と心に強く決めました(笑)。←1経験1学習ができればニワトリ脳の私にしては上出来です!



アメリカの職場でスイーツを作っていて気がついたこといろいろ_e0070787_14420381.jpeg



そしてもう一つ気がついたことは、
本日は冷蔵庫で2週間も保存されていて誰も使おうとしなかったマンゴーを使い、
ココナッツミルク、生クリーム、砂糖、卵、バニラエッセンスを加えて、
初めての中国のお菓子・マンゴープリンを作ってみたのですが、
これが思ったよりも売れ行きがあまりよくなかったのです・・・。


見た目はカスタードプリンに近いし、かなり久しぶりのプリン系のお菓子だったので、
この暑い季節に好まれるかな〜、と思い、私自身もお客様の反応を楽しみにしていたのですが、
どうやらマンゴーを好まれるお客様が少なかったらしく、残念ながらあまり数は減りませんでした。
話にはよく聞いていたのですが、アメリカの内陸部の人たちは比較的食に保守的で、
自分が食べ慣れていないものにはあまり手を出さない傾向があるみたいです。


(07/05/20 追記)
本日、午後〜夜担当のコックに、この日の夕食時でのこのマンゴープリンの反応を確認したら、
ランチタイムとは裏腹にめーっちゃウケていたらしく、4名のお客様から絶賛を受けたそうです!
そして最終的に残ったのはたった1つという快挙!これは私の胃の中に幸せに収まりましたとさ♪えがったえがった♪
(07/06/20 追記)
あと、サーバーの10代のものすごくきれいな女の子(ステファニー)が、"昨日のプリンすごくおいしかった''とわざわざ言いに来てくれたのがすごくすごく嬉しかった。
ああ私の心の中に存在する高校生ダンスィの心…。


アメリカの職場でスイーツを作っていて気がついたこといろいろ_e0070787_14520125.jpeg


その反動か、本日のダイエット用に作った、
砂糖不使用のパウンドケーキはなかなか売れ行きがよかったです。


パウンドケーキには通常アイシングといって、
パウダーシュガーをレモン汁とバターでとろっとさせたものをかけるのですが、
以前作った時にあまり売れ行きが良くなかったので、
今回は生クリームと色々な果物、そして少量のココナッツフレークに、
前回学習した(笑)フルーツソースで飾り付けてみました。


でもなんだか昭和の結婚式の最後に出てくるケーキみたいだなぁ〜(汗)。
それでも褒めてくれる人がいたから、ま、いっか・・・(笑)。
(↑)最近では開き直って”黙っていても滲み出る昭和のダサさ”を私の売りにしていますw。気にしたら負け、悩むだけ損、深く考えない・・・(笑)。


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あ、それと、話がちとずれるのですが、上記写真は2018年のお正月に、
日本の私の実家の近所にあるスーパーのケーキ売り場で撮った1枚なのですが、


もうね!日本のケーキのレベルは、
世界で一番といっていいくらいだと思いますよ!


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私がこのケーキ軍団の中で一番感動したのがこちら。
なななんと薄切りのメロンで薔薇を形成しているんですよ!すごい!
こんなレベルのケーキが、だ埼玉の片田舎のスーパーで、
多分1000円いくかいかないかくらいの値段で普通に売られているんですよ!ありえない!
ちなみに私の住んでいるケンタッキー州・ルイビルで一番オサレ(だと勝手に思っている)WholeFoodsというお店のケーキ売り場でも、
ここまでのレベルのケーキが並べられたのをみた事はありません。
(キレイはキレイだけど、もっと大雑把な作り、という感じ。)


ちなみにルイビル市内にあるサリバン大学という調理コースがある大学の店舗でも、
注文をすれば(?)よいケーキを売ってくれるらしいのですが、
残念ながら私自身は行ったことがないので未確認です・・・。


でもつくづく、日本人ってやっぱり手先が器用で細かい作業が得意なんだな〜、と、
こういう事にぶつかっては勝手に比較して、自分の中で再確認したりしています。
私ももっと手の混んで綺麗なプロ並みのケーキを作れるように頑張って精進したいものです(遠い目&他人事)。
(↑)でも最近スイーツ作りにちょっと飽きてきたともいうw。そして相変わらず話がずれにずれまくってすみません(汗)!


by japolska | 2020-07-03 15:28 | Sweets In USA


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