じゃポルスカ楽描帳

japolska.exblog.jp
ブログトップ
2017年 03月 16日

北国の人たちに関する本を読む 10

e0070787_22520864.jpg



岡田昇氏”冬の都の物語”読了しました。


この本は主に、写真家の作者が北海道を中心に、
自然の中を色々な方向から旅及び冒険をし、
その実体験を綴ったドキュメンタリーで、
正直「北の都に定住する人々」中心のお話を勝手に想像していた自分にとっては、
残念ながら少々期待外れになってしまった1冊でした。



e0070787_22544372.jpg



でも掲載されていた写真はどれも素晴らしかったです。
作者は様々な旅や冒険の中で沢山の動物の写真を撮り、
この本に掲載してくれているのですが、
どの写真も引き込まれるかのような迫力及び魅力を持っています。


私の心に一番残った内容は、
足の怪我のために徐々に衰弱していき死を目前にせざるを得なくなった鹿を、
作者がその鹿の発見時から死亡する瞬間まできちんと見届けたことを記述した章です(上記写真の左ページ参照)。


このように文章にすると残酷に響くかもしれませんが、
こういった厳しい現実も優しい言葉で誤魔化すことなく、
くっきりとその輪郭線を浮かび上がらせ、
全てを真っ直ぐにに書き残してくれた作者に心から敬意を払います。



[PR]

by japolska | 2017-03-16 22:51 | Wonderful Books | Comments(0)


<< ポーランドに関する本を読む 15      北国の人たちに関する本を読む 9 >>