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じゃポルスカ楽描帳

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2016年 11月 12日

Bistro Le Relaisへ夕ごはんを食べに行く(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)

こちらアメリカ・ケンタッキー州ルイビルもだいぶ寒くなってきました。
色とりどりの紅葉もだいぶ進み、落ち葉が足元をくすぐる季節となりました。

夕べ急遽外食する機会がありましたので、
忘れないうちにこちらに記載です。


Bistro Le Relaisへ夕ごはんを食べに行く(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)_e0070787_01033712.jpg


フレンチビストロのお店、Bistro Le Relaisへ行きました。
こちらはルイビル国際空港とは別に市内に存在する、どちらかというと比較的小型のプライベート航空機が離発着するBowman Fieldのターミナル内に隣接するこじんまりとした可愛らしいレストランです。
私は今回初めてだったんですが、夫は10年以上前に1度来た事があり、
何を食べたかは忘れたけれど(笑)いいイメージがあるレストランだった、ということで、足を伸ばしてみる事にしました。

中に入ってみると、フロア面積的にはそれほど広くは無いんですが、
整然と並べられた小さめのテーブルに真っ白なクロスがかけられていて、
きちんとしていながらもどこか家庭的でほっとする印象です。
顧客の年齢層は高く、何となくのんびりした雰囲気で、
昔からのなじみの常連さんが通っているといった感じを受けました。



Bistro Le Relaisへ夕ごはんを食べに行く(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)_e0070787_01270839.jpg


ちょっとカメラの設定が上手くいかず、店内であまり鮮明な写真が撮れなかったので、
見づらい写真で大変申し訳ないのですが(汗)。

まずは前菜のSteak Tartare(牛肉のタルタル)です。
細かく刻まれ&味付けされ&鶉の卵の黄身を乗せられ&丸く綺麗に縁取られた牛生肉のタルタルに、
付け合わせとして細目のフライドポテトをあしらった一品。



久しぶりの生肉に大興奮のワタクシです(笑)!!!


おかげさまであっという間に平らげてしまいました(笑)。←野生動物に戻った一瞬です(笑)。



ちなみにこちらの前菜の向こうにあるのはフランスパンとクランベリージュースです。
パンはバターと一緒に提供され、無くなる毎にウェイターさんがサーブしてくれます。
クランベリージュースは梅の風味がしてちょっと和の味がしました。←お酒が呑めない方にはお勧めです!



Bistro Le Relaisへ夕ごはんを食べに行く(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)_e0070787_01410655.jpg


そしてサラダ。今回はLyonnaise(リヨネーゼサラダ)を選択しました。
ちりちりした葉のレタスを細かく刻み、マスタードドレッシングで合えてありました。
上に乗った半熟の卵を崩しながら食べていく楽しいサラダです。
マスタードドレッシングと言っても殆ど辛味を感じませんでした。
レタスがサクサクと変わった歯ざわりでなかなか新鮮な感覚でした。



Bistro Le Relaisへ夕ごはんを食べに行く(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)_e0070787_01442610.jpg


そしてメイン。Saint-Jacques(ホタテ貝の白ワインソースがけ)です。
巨大な調理済みの帆立貝の下に甘いかぼちゃのリゾットが敷いてあり、
ちょっと変わった色の人参やセージで飾りつけがしてありました。


まずは帆立貝を一口食べてみたんですが、これがもう絶品で(笑)!!!
口にすると半生の帆立貝の柔らかな食感の中でオレンジの風味が一瞬ぱぁっと広がり、
その後に少しピリッとしたスパイスの香りが追いかけてきます。
一緒に添えてあるほくほくした甘めのリゾットとの相性も抜群でした。



いやー、本当に美味しいメインだったんですが、



やはりこれらワイン無しで食べるというのは、
呑兵衛にとっては大きな間違い、
というか、ほぼ拷問でした(号泣)!!!




というのも、外で食事をする際には、
やはり車の運転があるし、基本的にお客様と一緒なので、
安全第一を取る結果、いつも私達夫婦はアルコールを注文しないのですが、
どうやらレストラン内を見回してみると、やはりここもワインと一緒に食事を楽しむお店だったようで、
店内のあちこちに様々な大きさのワインのボトルが飾り付けてある上、
私達夫婦以外はみんなワインを楽しみながら食事をとられていました。
(もうフレンチビストロの食事=酒のお供に最高!と公に定義してもいいような気がしてきました・・・。)



Bistro Le Relaisへ夕ごはんを食べに行く(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)_e0070787_01491953.jpg


そして最後にデザート。Crème Brûlée(クレームブリュレ)です。
これはどこで食べても安定の美味しさですね。
添えてあったラズベリーとミントの葉が愛らしかったです。


一通り全体を食べてみての思った事は、
どれもとても美味しかったのですが、薄味好みの私としては、
ホンのちょっとだけ塩味が強いかな・・・というのが正直な感想です。


でも、よしながふみ大先生著のグルメエッセイ漫画の「愛がなくても喰ってゆけます。」の中では、
「素材の本来の旨みを殺さないぎりぎりのところまで塩味を効かせるのが本場フレンチの手法」
と紹介されていたので、おそらくこのお店は正当なフランス料理を提供しているのだと思います。
そしてまた、やはりここは基本的にお酒を楽しみながら食事を頂くというコンセプトの場所だと思うので、
もしこれがワインと一緒に頂けたのなら、私もきっと違った印象を持てたと思います。
※ちなみに夫は「ここの料理はどれもユニークで美味しい!ルイビル内のフレンチ料理では今のところここが一番!」と大絶賛していました。



あとは他のお店と比べると、それぞれの料理が来るのに思ったより時間が掛かったような気がしたので、
なのでこちらにいらっしゃる際は、お酒と一緒にのんびりおしゃべりを楽しむといった前提で来ると、
待ち時間もそれほど気にならないかと思います。←私は思い切りお腹を空かせていたのである意味修行でした(T_T)。


予算としては、前菜一品、メイン、デザート+コーヒーで、
だいたい1人約@$70程度でしょうか。


あ、それと、通常メニューの他にその日限りのスペシャルメニューというのも存在するらしいので、
できればそのメニューからチェックされた方が、更に良い食事の選択が出来る
かと思います。
というのも私達はそのスペシャルメニューをうっかり見逃してしまい、
隣のテーブルの女性が注文したデザートの焼きたてのふわっふわのスフレを見て、←全員の目が一瞬釘付けになった
メインが終わってから全員がそれを注文しようとサーバーさんにお願いしたところ、


「これは今日のスペシャルメニュー。焼きあがるのに30分かかる。
残念ながら事前にオーダーが必要だった。」




バシッと言われて、お客様も含め本気で全員地団駄を踏んだからです(涙)。
(↑)これが上記文に太字&赤色を入れた理由です。
こんな悔しさや悲しみや絶望感はもうこれ以上この世の中に起こってはなりませんので、
自分への戒め&こちらを読まれた他の方々への喚起の意味も含め、あえて書かせて頂きました。
美味しいものを食べ逃したショックというのは自分が思った以上に大きいものでした・・・。



なにはともあれ、アメリカ・ケンタッキー州ルイビルで、
家庭的な雰囲気の中ユニークで美味しいフランス料理を楽しめるお店はこちら。


Bistro Le Relais
Bowman Field
2817 Taylorsville Road
Louisville, KY 40205
502-451-9020
http://www.lerelaisrestaurant.com/




by japolska | 2016-11-12 06:06 | 世界のテーブルから


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