2014年 09月 16日
注:フォントのサイズの変更がよく分からなくなってしまったので、今回は大きめで送らせて頂いています。すみません(汗)。 夫の職場の同僚に、フレッドという、 イタリア系アメリカ人の50代の男性がいます。 彼は夫の数少ない職場での友人の1人なのですが、 2人共気質が似ていて話がとても合うので、 特に用がなくても時々世間話をしにお互いの部屋を訪れ合っているそうです。 このフレッド、職場では特に特別な肩書き(役職)は持っていないそうなのですが、 ものすごく強そうで怖そうな外見(昔の007時代のショーンコネリーを1万倍ぐらい強く怖くして、マフィアに仕上げた感じです。)に、 普通にしゃべっていてもものすごくよく通る大きくて低く迫力がある地声、 そして誰に対してもまったく物怖じしない堂々とした態度と発言内容に、 職場の人間ほとんどが彼を本能的に恐れている状況なのだそうです。 でも夫はそんな強くて自由なフレッドのことが大好き。 彼と接触する度、もはや伝説レベル並みの逸話を私に楽しく話してくれます。 今回はその中でも印象的な彼の逸話をいくつかご紹介したいと思います。 ※ちなみにすべて夫の目撃談です(↓)。想像力豊かすぎるボキャブラリーにご注目! ******** 逸話その1 : 職場のナンバー2とフレッドとの会話 ******** 職場の廊下にて。 職場のナンバー2 : 「フレッド、君に話しがあるから、後で僕のオフィスに来てくれ。」 フレッド : 「俺がお前の部屋に行けだぁ?話があるならおめえが俺の部屋に来い!!」 夫 : Σ(゚д゚;) < ツォッ!? ←ポーランド語で「何!?」という発音。夫はびっくりして自分の耳を疑ったそうです。 ******** 逸話その2 : 部署全員を集めての人事会議時での発言 ******** ある日の金曜の午後、フレッドと夫が所属する部署の上層部及び職員が全員集まって、現在テンプで雇用しているある人物を直接雇用するかしないかを検討する話し合いの機会があったそうです。 注}ちなみに夫曰く、ナンバー1とナンバー2はこの人物のことをとても気に入っていて直接雇用する気満々だったのですが、、実際の仕事ぶりは・・・なので、夫とフレッドは直接雇用には反対だったそうです。 会議自体はスローで時間ばかりが過ぎていく低迷した状態。 雇用するかしないかはっきりしない流れになってしまった中 ずっと般若顔でこの状況に耐えていたフレッドが立ち上がってこう言ったそうです(↓)。 フレッド :「おめえら!!!あいつを直接雇うということは、身内と関係を持つようなもんだぞ!!! (←)注意:本当はもっと露骨だったんですが、私の方で少しアレンジを加えさせて頂きました。 もうおめえらと話していると、脳みそが便秘(Brain Costipation)になっちまう!!!」 夫 : Σ(゚д゚;) < ツォッ!? → ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばんばん! ← Brain Costipationがものすごくつぼにはまったポーランド人。聞いた瞬間呼吸困難になるくらい笑ったそうです。 ちなみにこのフレッドの発言でその人物の直接雇用はなくなったそうです(えええええ!!!) ******** 逸話その3 : 職場のナンバー1とフレッドとの会話 ******** もともと現在の給料に不満があったフレッド。 実際に職場の同ポジションの同僚と比べても、かなり低く設定されていたそうです。 そんな時にナンバー1が彼に別件で話しかけてきました。 職場のナンバー1 : 「フレッド、ちょっと君に話しがあるんだけど・・・。」 フレッド : (手のひらをナンバー1に向けて静止するかのようにして)「お前が俺に話しかけるのができるのは、お前が俺の給料を上げてからだ!!!この嘘つきやろう!!!」 職場のナンバー1 : 「・・・・・・・・。」 ←それ以上言葉が出ず、退散するナンバー1。 夫 : (*^ー゚)b < バルゾ・ドブジェ!! ←ポーランド語で「大変よくできました!!」 事情を知っていた夫は彼の発言に心から感動すら覚えたそうです。 ******** 逸話その4 : 職場のナンバー1に関するフレッドの愚痴 ******** 夫の部屋に世間話をしにきたフレッド。 彼と夫は、発言ばかり格好はよいがその発言を全く実行に移さないナンバー1に対してずっと不信感を抱いていたとのこと。 そのナンバー1の話になった時、フレッドが放った一言がこれだそうです(↓)。 フレッド : 「俺はあいつが信用ならねぇ!俺はあいつには自分の家で飼っている犬の散歩さえも許さねぇ!!!あいつに預けた日には五体満足で無事に戻ってくるかわからねぇ!!! 」 夫 : Σ(゚д゚;) < なんで犬が!? → でも面白い! → ・゚・(。つ∀≦。)・゚・。ぎゃはははははは!!!! どうして例えに飼っていた犬の散歩が出てきたのかは全くもって不明だったそうなのですが、 フレッド本人はいたって真面目に本気で怒っていたそう。 そしていきなり出てきた思いもしない例に夫は腹筋が崩壊するほど笑ったそうです。 えーそんなフレッドですが、夫が彼の家に行った際お目にかかった奥様は、 モデルも裸足で逃げ出しそうなほどのラテン系の超美人で、 2人いる幼い娘はまるで天使並みの愛らしさそうで、 家の中に入った瞬間、顔面崩壊かと思われるくらいの笑顔になり、 その後もずーーーーっと顔が緩みっぱなしだった程のパパぶりだったそうです。 (↑)そのときの様子を夫は色々と話してはくれたのですが、いまだにワタクシ全く想像ができません・・・。 余談ですがあまりにも自由すぎるフレッドの発言や行動にちょっと心配を覚えたので、 「こんなことを言ったりして彼は首にならないのか?」 と夫に聞いてみたところ、 夫の職場では2つの絶対的タブーさえ犯さなければ、 後は「個人の資質」として基本的には問題視されないのだそうです。 正直、彼の職場はある程度特別な感じは否めませんが、 アメリカの職場について私はいまだに完全に理解をすることができません。 何はともあれ、私の人生の中で彼ほど私の度肝を抜いてくれた人物はいないので、 フレッドの次の逸話を楽しみに待ちたいと思います。
by japolska
| 2014-09-16 14:55
| アメリカ
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