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2017年 02月 23日

北国の人たちに関する本を読む 7

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帚木蓬生氏”水神(上)(下)”読了しました。


こちらの作品は大昔に実際に九州で取り組まれた、
水不足の村々に川の水を分配する大工事について書かれた作品で、
まあ、厳密に言うと北国の人々のお話ではないのですが、
内容的に北国の人たちの生き方に非常に通じるものがあったので掲載です。



読んでみた感想は・・・もう、嗚咽を伴う号泣無しでは読めないほど素晴らしい作品でした!!!



ちょっとネタばれになりますが、簡単に内容を説明しますと、
目の前を悠然と筑後川が流れているというのに、
台地に住む百姓はその水の恩恵が受けられず、
来る日も来る日も打桶を使い、人力で川から水を汲み上げ、
村に水を引き込むしかないという状況を未来永劫に解決するべく、
自分たちの命と全ての財産を投げ打ってお上に嘆願書を提出した五庄屋たち。



そしてめったなことでは首を縦に振らないお上の存在もさることながら、
目の前に突きつけられた自分たちの予想をはるかに超えた大工事に関わる経費の莫大さや、
五庄屋たちの行動に危険を感じた周りの村々からの反対活動への対応に奔走しながらも、
彼らが思いつくありとあらゆる手段で何度もお上に直訴。
そしてついにお上から、以下の条件の厳守の約束の下に、
何とか理解と協力を得て、この大工事を公共作業にまでもっていきます。



「全ての費用は五庄屋持ち。そして何かあったら五庄屋たちの命をもって責任をとらせる。」




しかし実際に大工事が始まると、今まで反対していた村々の人々は、
この大事業がいかに自分たちの住む土地に深い恩恵を与えてくれるかということを次第に理解し始め、
また、五庄屋たちの命と全財産をかけたという並々ならぬ覚悟に強い畏敬の念を抱くようになり、
後に五庄屋たちに謝罪の意を表し、むしろ積極的にこの大工事に参加していくようになります。



そして大工事の最終段階において、残念ながら死亡者が出る事故が発生。
実はこれは誰にも予測できなかった計算ミスから起こった出来事だったのですが、
今まで尋常ならざる苦労を背負ってきた五庄屋たちにその責任を取らせてはならぬ、と、
大工事前からずっと農民たちの苦労を温かい目で見つめ、
またこの大工事にも多大なる力を貸してくれた老武士が、
最後に自分自身の命を差し出して、全てを救ってくれたのです・・・(号泣)。




上記内容もさることながら、実はこの作品の下巻のあとがきに、
縄田一男という方が解説を書かれているのですが、




「人間の生命の重さを軽々に描く場面など微塵も無く、
嗚咽なしには読めない一巻となっている」





と記述して下さっていますが、いやもう全くその通りでした。
私が今まで読んだ本の中で、ここまで魂を揺さぶられ、
また恥も外聞も泣く号泣させられた本は他にありませんでした。

私も恥ずかしいくらい泣きじゃくりながら、
でも最後まで文章から目を離せず、
今までに無い感動と共に読み終えることができました。




えーちなみにどのくらいのレベルで泣きじゃくったかと言うと、




病院の待合室で自分の順番を待っていた時にこの本の続きを読み、
うっかり最高に泣ける場面に遭遇し
※ちなみに老武士の嘆願書の部分です)
今までずっと泣くのを我慢していたのですが、とうとうこらえきれず、
横隔膜にヘンな泣き癖が付くくらいまでに号泣

「本で感動しただけだから」という私からの説明も聞かず、
慌てた若い女の子の受付嬢は光の速さで医者に相談。
緊急性は皆無の皮膚科への通院だったというのに、
なぜか予約時間を待たずにすぐに診察室に入れてもらえたくらいのレベルでした。

(※ちなみにこの時は実際の予約時間より20分も早く診察室に入れてもらえました。こんな出来事はアメリカではじめてでした。)




という訳で、今回この本を読んで学んだ事はこれ(↓)



「病院の待合室では感動系の本を読み号泣すると早く診察室に入れる」





です!!!  (*^∀゚)ъ< イェイ!!




・・・というのはまあ冗談ですが(笑)、
でもこの本がきっかけで更に「史実に基づいた農民文学」に強い興味を持ち始めました。
新しい本のジャンルの地平線がさらに広がってとても嬉しく思っています。



最後に、帚木蓬生先生、素晴らしい作品を、
本当にありがとうございました!!!
これからももっと帚木先生の本を読みまくります!!!






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# by japolska | 2017-02-23 08:45 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 02月 22日

北国の人たちに関する本を読む 6

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畑正憲氏著”動物王国ノクターン”読了しました。


ウィキペディアによると、畑正憲氏は福岡県出身ですが、
ご両親の意向(でも最終的には本人が決定)で東京大学理学部で動物学を専攻。
卒業してからは教育用の科学映画を作成などで生き物との関係を深めていき、
その後北海道に移住され「ムツゴロウの動物王国」を設立されたとのこと。


私は畑正憲氏、というか、ムツゴロウさんが大好きです。
小さい頃は、確かフジテレビ系列で放映されていた、
ムツゴロウさんの動物王国のドキュメンタリー番組を大変楽しみにしていましたし、
その影響で中学生時代はムツゴロウさんの動物シリーズの本を読みまくりました。


ムツゴロウさんの本は非常に読みやすいです。
彼自身が抜群の行動力と揺るぎのない信念及び自己をもっているのが第一の魅力なのですが、
それ以上に、言葉選び、及び、文章構成のセンスが桁違いに素晴らしいので、
あっという間に彼の作品の世界に引き込まれてしまいます。


また動物や人間を通したシリアスな場面も、
ムツゴロウさん自身のユーモアあふれる日常も、
惜しむことなくたっぷりと、しかも飾ることなく誠実に紹介してくれているので、
だいぶ昔の作品でもちっとも古臭さなんか感じさせず、
むしろ何度でも読めるほどの瑞々しさでいっぱいです。




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中学生時代に集めたムツゴロウさんの本は既に処分してしまっていたので、
私は日本に里帰りした際に古本屋で少しずつまた買い戻し、今のところこれだけ読了しました。
久しぶりにムツゴロウさんの本を読んだのですが、本当に面白かったです。
これからもまだ未読のムツゴロウさんの本があったらぜひ購入し更に読み進めていきたいと思っています。



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# by japolska | 2017-02-22 09:42 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 02月 21日

実家のノーフォークテリア(※将来はマタギ犬予定) その後

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実家で飼われ始めてから約1ヵ月後の、
将来はマタギ犬予定のノーフォークテリアです。
名前は「テツ」くん。男の子です。
だいぶ新しい生活に慣れてきたのか、
以前よりはリラックスしている様子が伺えます。




実家には母(70代)と弟(40代)がいるのですが、話を聞くと、





両名ともこの小さな可愛い犬に大変振り回されているそうです(笑)。






まず実際に購入してきた猟師になるために絶賛準備中の我が弟は、
この犬のしつけや訓練、及び健康管理について考えただけでかなり神経質になってしまったらしく、
食欲不振&胃痛を患い始め痩せ始めたそうです。←でもメタボ気味だったのでちょうどいいです。





また息子の熱意に完全に押し切られた形の母は母で、
結局は実質的な世話は、会社勤めをしている弟よりも、
家にいる時間がずっと長い彼女に殆ど全て廻ってきてしまい、
散歩から食事、トイレの世話などでほぼ1日中付きっ切りでへとへとなのだとか。





ちなみにこの犬はそんなへろへろの2人を尻目に、
先日母が1人でいる昼間、たまたまドアが開いていた隙を狙って早速、
家から3時間ほど脱走した経歴を作ったそうで、
その時は母しか家にいなかったのですが、






「彼に何かあったら息子に殺される!!!」







とのことで、顔面蒼白で死に物狂いであちこち探し回ったそうです。
(※結局は話を聞いた隣の家の人に連れてきてもらった。)







「・・・・・・・・・・。」








いやもう両者から話を聞いたこの1ヶ月の段階で、





「この犬が立派なマタギ犬に成長する確率はほぼ0%!」








と、妙に確信している私がいます(苦笑)。←ひどいW




でもこの犬自体はとても賢く、
ゲージの中にずっと入れっぱなしでも大人しくしているし、
散歩に行けば行ったで、他の近所の犬たちからいい影響を受け、
彼らの真似をして長距離を頑張って歩いたりと、
日々前向きに成長しているそうです。



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余談ですが、我が家に長く飼われている猫のかあちゃんの反応は、
最初はちょろちょろ家の中を走り回り、自分についてくる新参者をちょっとうっとうしがっていたらしいですが、
最近は慣れてきたのか、犬がゲージの中にいると、その側に付き添ったりしているのだとか。


息子のとらちゃんが死んでいなくなった時は、彼女はかなり長い期間、
昼間は毎日あちこちと自分の子供を探し回っていた & 夜には勝手口前でいつまでも待っていたくらい母性本能が強い猫なので、
もしかしたら新しい息子が来たという気持ちでいるのかもしれません。



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# by japolska | 2017-02-21 08:32 | 雑談 | Comments(0)
2017年 02月 18日

JR大宮駅のクロワッサンたい焼きby銀のあん(埼玉県さいたま市)

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私が埼玉県さいたま市にあるJR大宮駅に着くと、
必ず立ち寄ってしまう場所がここ。
クロワッサンたい焼きのお店です。


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ここではクロワッサン生地でできた、
色々な味の甘いたい焼きを購入する事ができます。


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上から確か、ショコラ、カスタード、黒糖だったかな。
価格は@210円~250円程度だったと記憶しています。

食べてみるとどれもサクサクしていて程よい甘さで本当に美味しいです。
コーヒーにも緑茶にも合いそうな、和と洋が融合した絶妙な味の逸品です。

お店の場所はJR大宮駅の西口・そごうへ向かう出入り口の近くにあります。
個人的にかなりお勧めのスイーツです。


クロワッサンたい焼き

http://www.croissant-taiyaki.com/index.php?inc=11



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# by japolska | 2017-02-18 08:18 | 日本 | Comments(0)
2017年 02月 17日

猫のかあちゃん写真展(※セクシーショット多数)

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実家にいるおばあちゃん猫・かあちゃんの写真展です(笑)。
かあちゃんという名前の由来は、若い頃沢山子猫を産んだからです。
基本的に目つきが悪く、またいつも舌を出しているのが特徴です(でもそこが可愛いんです!)。




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母の布団の上でまるくなっているかあちゃん。
2015年度まで一緒に住んでいた息子猫・とらちゃんの匂いがするらしく、
母が布団を干し終わって部屋に戻すと、いつもこの上で寝ているそうです。
(※とらちゃんは2015年の冬のある日、隣の家の庭で亡くなっていました・涙)


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ちょっと角度を下に移してからのもう1枚。
母曰く、この布団はだいぶ古くなっていて買い換えたいのだけれど、
かあちゃんが可哀想なのでしばらくは使い続けるのだとか。



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ここからはちょっとセクシーショットです(笑)。
足を上げて毛づくろいをするかあちゃん。
うーん、バックが黒なので分かりづらいですね。



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これは明らかに誘っています(笑)。
この色気はぜひ見習わなくては・・・(笑)。





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最後に母がかあちゃんにキスをしている瞬間の写真です。
我ながら今回の里帰りでのベストショットだと思っています。



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# by japolska | 2017-02-17 08:56 | 日本 | Comments(0)
2017年 02月 16日

BOOKCROSSING(ブッククロッシング)を使って本に旅をさせてみたお話(前編)

先日こちらで(↓)


http://japolska.exblog.jp/25274757/


2016年の12月に日本へ里帰りした際、
母と一緒にホテルサンバレー那須へ1泊旅行をした事を紹介し、
このホテルにある無料休憩室でゆっくり本を読むのが、
私にとって何よりの楽しみという事を書かせて頂きました。


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私はこの1泊の旅行に、上記写真の3冊の本を持参したのですが、
今回はこれらの本に、私との素晴らしい出逢いが終わったあと、
私が今まで人生の中で色々な場所へ旅をしてきたのと同じように、
これから先、誰かと一緒に、もしくは何らかの形によって、
どこか見知らぬ場所へと移動が出来る”旅”をさせてあげよう
と思い立ち、
ある楽しいプロジェクトに参加してみることにしました。




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そのプロジェクトとは”BOOKCROSSING(ブッククロッシング)”です。
※このプロジェクトの詳細を知りたい方はこちら → http://bookcrossing.jp/index.html



なぜこのプロジェクトに参加しようと思ったのかは、実は以前こちらで(↓)、



http://japolska.exblog.jp/21754176/



”US$1札の行方 www.WHERESGEORGE.com”という題名で、
アメリカ国内で発行された1ドル札が現在どこにいるのかわかるという、
ちょっとしたゲームのような楽しいサイトがあることを紹介させて頂きました。




また、かなり昔なのですが、こちらで(↓)



http://japolska.exblog.jp/5466593/



ある大学の図書館の片隅に(つーかぶっちゃけるとルイビル大学です)
”Paperback Book Exchanges”というコーナーがあり、
読み飽きた文庫サイズの本を1冊持ってくれば、
他のものと交換できる、といったシステムになっていて、
その流れは全て生徒の好意にゆだねられている本棚がある

ということも紹介させて頂きました。




私はこういう、さりげないけどマイペースで、
しかも全てが人の善意で無理なく廻っているといった、
ちょっとした大人による子供のような遊びが大好きで
(笑)。




こちらのBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトを知ったのは、
www.WHERESGEORGE.comのような遊びをもっと知りたくて、
ネットサーフィンをしていたら偶然に見つけたからなのですが、
上記2つのゲームを融合させたような遊びがこちらのBOOKCROSSING(ブッククロッシング)を通してできることが分かり、
その内容を知って感動を覚えた瞬間、




「本&旅&お茶目な遊び好きの私にとって、
このサイトに出逢ったのはもはや運命!!!
これは準備が出来次第、絶対に参加せんと!!!」





と固く固く決意したのです(笑)。



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という訳で、今回は、
私が現在住んでいる、アメリカ・ケンタッキー州ルイビルにて、
あえてこちらに滞在されている日本人の方々のご好意により無料で手に入れることが出来た日本語の本を使い、
これらの本にアメリカから日本まで、ある意味私と同様の”里帰りの旅”をさせてあげる事にしました。
(ルイビルの関係者の皆様方へ:いつも大変お世話になっております!またこのような素晴らしい本を本当にありがとうございました!)



まずはこちらで頂いた本の中で、私が気になる作品を何冊かピックアップし、
それから、BOOKCROSSING(ブッククロッシング)の日本語のサイトにある登録方法に従って、
アメリカのBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトにて自分のアカウントを作成。
その後、上記3冊の本を、私のアカウントから「現在リリース済みの本」として登録し、
それぞれに登録番号を発行してもらいました。



まだ私自身はこれらの本についてまだ確認をとっていないのですが、
どうやらこれらの本を手にした人たちが、本に張られたラベルを見ながら、
BOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトを訪れて、
本の背表紙に書かれた登録番号を入力すれば、
この本がどこから来たのかが分かるシステムになっているらしく、
また読了後はBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトに自分の読書感想を書くことができ、
またその人がどこかにその本をリリースしてそのリリース情報を入力しておけば、
次に受け取った人がその本がどこから来てどのように旅をしてきたのかが分かるようになっている模様です。



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更にBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイト上にあるインストラクションを読み込んでみると、
読了後の読書感想は、何もBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトにわざわざ書き込む必要もないらしく、
読書カードを作ってそこに書いてもいい、とのことだったので、
私は今回それぞれの本の裏表紙の内側あたりにポケットを作り(ダイレクトメールの封筒を再利用しました。プチリサイクルです!)
BOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトに用意されていた読書カードをプリントアウトし、
自分の読書感想文を書いてそのポケットに入れておきました。



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この本はアメリカ・ケンタッキー州から埼玉、
そして那須塩原まで移動したので、その移動経緯も記録。
簡単でしたが手書きで読了記録を残す事ができて、
なんだか学生時代に図書カードに書き込んだ懐かしい感触を思い出してしまいました(笑)。
こんな作業をしたのなんて一体何年振りでしょう。たまにはこういうのもいいものですねー。
(つーかやることがいつまでも子供ですみません・・・汗。)



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そして私はこの1泊2日の旅行の間、
空き時間にはひたすら本を読んで過ごしました。
和室の布団の中でごろごろしながら本を読むひと時は、
私にとって最高の幸せタイムでした(笑)。


まあ、12月の那須塩原は、基本的に外は寒いし、
ホテル手配の埼玉からの直行バスで到着した私達には、
ちょっと遠出したくても出かける手段も皆無なので、
必然的に施設内に留まる、もしくは施設の周りを適当にうろつくしかなく、
1泊とはいえ温泉に入る以外は、意外と時間をもてあましてしまうんですよね。←でもそれがいいのです!!!



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そして1泊2日の旅で無事、これら3冊の本を読了しました!
今回は結構集中的に読んだので、ある意味ランナーズハイのような(笑)、
脳みそが真っ白になるような鈍い疲労感と共に、
「もっと、もっと本を!」みたいな、やけにギラギラと興奮したヘンな高揚感が、
もれなく私を丁寧に包んでくれました(笑)。どの本も大変面白かったです。



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そしてこれらの本は、実家で行き場の無い、カバーが紛失された本と共に、



ホテルサンバレー那須のお客様休憩室から、
無事に旅立たせることに成功致しました(号泣)!!!
 ←・・・というか、ホテル側の都合も確認せず、ただ置き去りにしただけですすみません(汗)。




***** ちなみにここから先はホテルサンバレー那須のご関係者の方へのお詫びとメッセージです *****



(・・・・・あー私が本を置き去りにしたことがとうとうここでばれてしまったか(大汗)・・・・・うーむ仕方が無い。)




・・・えー、これを読まれたホテルサンバレー那須のご関係者の方がいらっしゃいましたら、
上記件でもしご迷惑をおかけしていたら、大変申し訳ございませんでした!!!




でも、私はホテルサンバレー那須さんにお邪魔するのを毎年楽しみにしているんですが、



去年まで無料休憩室にあった本棚と、そこにあった沢山の本が、
今年訪れてみたらきれいに無くなっていて、
その代わりに大きな絵画に変わっていたのが、
あの本棚の大ファンだった一顧客として、
ものすごくものすごくショックな出来事でした(涙)!!!






おそらくその本棚は、今までお客様によって発生した忘れ物の本に対する苦肉の策で、
またアートをこよなく愛されるホテル側が、休憩室にも絵を、という計らいで、
現在のような形になったと勝手に想像はしておりますが、
私にとってはこの本棚から新しいジャンルの本を手に取り休憩室でゆっくり読むことと、
また自分が持参した本をこの本棚に置いていく事を今回の訪問で大変楽しみにしていましたので、
本棚が無いのを見た瞬間、この世の終わりに近い悲しみに襲われました(T_T)。



もしかしたら、いや、多分かなり難しいかもしれませんが、
小さくてもいいので、できれば本棚を復活させることをご検討頂けば幸いです!!!




***** ホテルサンバレー那須のご関係者の方へのメッセージ 終わり *****





えーと、最後に、お時間を割いてこんなアホな記事を最後まで読んで下さった方に、心から感謝いたします(汗)。



でも懲りもせず(後編)へと続きます(笑)!!!




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# by japolska | 2017-02-16 08:06 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 02月 15日

アメリカで七味唐辛子の調合をしてみたお話

先日こちらで(↓)


http://japolska.exblog.jp/25239300/


アメリカ・ケンタッキー州ルイビルのショッピングモール内にあるWilliams-Sonomaというキッチン用品のお店で、
七味唐辛子を破格の値段で買えたお話を掲載させて頂きました。



あれから我が家の食卓ではその七味唐辛子が大活躍をし、
毎日楽しくそして美味しく利用させて頂いているのです が・・・



しばらく食べ続けている間に、そこはかとない違和感が。



「・・・私が今まで味わってきた日本の七味唐辛子と、
何となく味がちょっと違うような気が・・・(汗)」




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件の七味唐辛子の瓶のラベルをおもむろに確認してみると、
INGREDIENTS(原料)の部分にはこのような記載がされてありました。



INGREDIENTS:
JAPANESE CHILI-FLAKES(日本の唐辛子粉)
BROWN SUGER(ブラウンシュガー)
TOASTED WHITE SESAMI SEEDS(煎り白胡麻)
GINGER POWDER(生姜パウダー)
ROASTED BLACK SESAMI SEEDS(煎り黒胡麻)
DEHYDRATED SEAWEED(乾燥海苔)
SEA SALT (海塩)
CAYENNE POWDER(カイエンパウダー)
ORANGE PEEL POWDER(オレンジの皮のパウダー)




「・・・・・。」



いやね、今まで私はそれほど積極的に七味唐辛子を利用する日本人ではなかったので、
七味唐辛子の原料とか成分とかに関しては素人なのですが、



アメリカで購入した七味唐辛子に含まれている原材料は、
明らかに日本の七味唐辛子とは別である!!!





ということは本能的に感じることができました(笑)。



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という訳でまずは手元にある、あだち充先生著の隠れた名作、
”虹色とうがらし”を読んで七味唐辛子に関して再度復習。




ちなみにこの作品は、江戸時代頃を背景に、
七味唐辛子
の原材料にちなんだ名前を持つ7人兄弟(※女子1名含む)が活躍する物語で、
内容的には、兄弟全員で自分たちの父(=実は将軍)の足取りを辿りながら、
彼らに襲いかかる困難(なのか?)に立ち向かうといった流れなのですが、
全体的に兄弟愛やユーモアに溢れる何ともほっこりした愛らしいストーリーなので、
個人的にはあだち先生の作品群の中で一番気に入っているお話なのです(※”H2”は殿堂入りなので除外します)




そして上記参考資料を読了後、念の為Wikipediaでも確認してみると、
どうやら日本の七味唐辛子海外の七味唐辛子とでは、
原材料にだいぶ違いがあることが判明しました。








「・・・・・・・・・・。」







わ、私が口にしていたのは、





本物の七味唐辛子ではなかったのかぁぁぁ!!!
 <どんがらがっしゃーん!!! ←エアちゃぶ台をひっくり返す音





こ、これらの原材料を含めずに・・・(↓)、



・麻の実
・芥子の実
・山椒
・菜種






七味唐辛子を名乗ろうなんて、Williams-Sonomaは許しても、
我が家の食卓上においては、私は断固許しません(号泣)!!! ←なぜ泣く(苦笑)?





という訳で、できるだけ日本のに近い七味唐辛子を作るべく、
インターネット検索及び市内のスーパーマーケットを巡り、
何とか足りない原材料を調達して参りました!!!




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まずは麻の実と菜種から。
上記写真の原材料はこういう時に頼りになるWholeFoodsで購入しました。

辞書で調べてみると麻の実は英語でHempseedだそうです。
WholeFoodsではたまたま上記のパウダー上のものがセールで安く売られていたので今回はこれを購入。
菜種は英語ではColeseedということなのですが、
インターネットでも店舗でも色々探しまわったのですが、
残念ながらこれに当たる商品が販売されていなかったので、
今回は菜種の代わりにFlaxseed(亜麻仁)を買ってみました。


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封を開けてみてびっくり!
私は勝手に両方とも片栗粉のような「白い粉」を想像していたのですが、
Hemp Powderくすんだ抹茶のような色で、
Flaxseedはまるで枯れ草をただ砕いたような色と形状でした。



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そしてその他に購入した原材料たちです。
これらはCostcoLucky's Supermarket、そしてインターネット経由その他で入手しました。


とは言っても一番左にあるChia Seeds(チアシード)は以前から我が家にあったもので、
我が家ではよくサラダに振りかけてトッピングとして頂いていました。
ちなみにこの食材は、水分を含ませるとゼリー状に膨張し、
顔を近づけるとオメガ3脂肪酸が含まれているせいか、ちょっと魚臭いような匂いがします。


あとはChia Seedsの隣から、Poppy Seeds(芥子の実)、Lemon Peel(乾燥レモンの皮)、
Orange Peel(乾燥オレンジの皮)、山椒、そして乾燥柚子の皮です。



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今回はこれらの原材料を、まずは小さなティースプーン1杯ずつ混ぜ合わせていくことにしました。
ちょうど良い大きさの小さな可愛らしい空き瓶が取ってあったのでこれを容器に再利用。


これらの粉を合わせていく内に、平安時代の香調合や、江戸時代の医者による薬調剤、
はたまたインドの何百種類に及ぶスパイスの調整や、香り高いお茶のブレンドなど、
今までの自分にとっては、本の中でしか知る由もない、全くの異文化の世界を色々と想像してしまい、
何だかこの作業が何だかとっても優雅な振る舞いような気がして、
まるで写経でもするようなゆったりとした、けれども気持ちをぴっ!と張らして、
神妙かつ厳かな気持ちで取り組んでしまいました。



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上記原材料を全てティースプーン1杯ずつ入れた後は、
Williams-Sonomaで購入したアメリカ版七味唐辛子をティースプーン3杯分投入。
そして最後の仕上げに、食材棚にしまってあった韓国の唐辛子をティースプーン1杯分加えて今回は完成です。


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こちらが我が家の食卓に新しく加わった、生まれ変わった七味(?)唐辛子です。


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中身はこんな感じです。
色合いはちょっと地味になりましたが、芥子のみの灰色がかったブルーがすごくいいアクセントになっていてとても綺麗です。
香りも以前よりずっと複雑になり、ここで初めて香りの組み合わせの奥深さというものを感じた気がしました。



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早速その日の夕飯に出てきた牛肉に振りかけてみました。
口にしてみると、アメリカ版七味唐辛子にはなかった、
私の大好きな苦味や渋みや新しい辛さが加わり、
また今までに味わった事がない薬臭さみたいな風味も感じられるようになり、
私にとっては以前よりずっと魅力的な味に変わりました。



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今回使用した原材料軍です。
なんだかんだで結構買い込みました・・・。





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」







えーと、こんなことをせずとも、
おとなしく日本の七味唐辛子を購入すれば、
ここまで経費をかけなくても済んだのかなー(T_T)





と、頭の中にちょっと浮かんだことも、ないことはないですが(苦笑)、





それでも、ティースプーンを使って1杯ずつ調合していったあの厳かな時間と、
やはり自分の思う通りに七味唐辛子を作ってみたという経験から、何となくですが自分の中で、
手間隙をかけて良いものを作っていったという自信と満足”のようなものが生まれたような気がして、
個人的にはすごく充実したひと時だったと思っています。と同時に、
”色々なスパイスを混ぜ合わせて、今までに出会った事がない素晴らしい味、及び自分のオリジナルの味を作る
という面白さも発見できたような気がしますし、
またこれらの食材はすごくヘルシーなものが多いので、これからの自分の健康にもプラスになると思われますし、
何と言ってもこのブログのネタになったので、




この経費の元は取れた!!!




ということにしておきます(笑)。←つーか、後は続けてナンボですね・・・頑張ります!




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# by japolska | 2017-02-15 07:51 | 世界のテーブルから | Comments(0)
2017年 02月 14日

北国の人たちに関する本を読む 5

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福のり子氏著”海の男たちのセーター”読了しました。
こちらの冊子の中で著者は、実際にスコットランドを含む英国海岸地帯の殆どの地域を訪問し、
各地で昔から細々と続いている、生活のための実用的な手編み文化について紹介してくださっています。


私は幼い頃からずっと、複雑な縄編みの組み合わせによって仕上げられたアランセーターの類や、
様々な色の細い糸を使って繊細な模様が繰り返し綴られているフェアアイルセーターの類になぜか非常に惹かれる傾向があり、
これらに関する本を探していくうちに、上記冊子に出逢いました。


こちらの本では、アランセーターやフェアアイルセーターはもちろんの事、
ガンジーセーターやフィッシャーマンセーター、そしてサンカ手袋などが、
それぞれのセーターや手袋の発生のきっかけから今日までの歴史を丁寧に追いながら、
豊富な写真や各地で見聞きした取材報告と共に大変詳しく掲載されています。



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私が個人的に一番衝撃を受けたページはこちらでした。
1887年にスコットランドの漁港にて、女性たちが鰊の加工に従事している姿を撮った1枚らしいのですが、
少し見づらいかもしれませんが、右のページに歩きながら編み物をしている女性の姿が写し出されています。
この時代の女性はどんなに少ない空き時間も無駄にせず「編みあがった作品を売ってお金にするために」編み物に没頭していたそうです。



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その頃のこの地域に住む少女達は、こんなに小さい頃から編み物ができたそうです。
ホントすごいな当時の女の子たち・・・でも上記写真の姿はどれもとても美しくて、大変神聖に思えます。



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スコットランドの海辺に生息する羊たちです。
冊子を読むと、スコットランドを含む英国海岸地帯は、木もまともに生えず貧しい荒涼な土地柄で、
羊たちも牧草を十分に食べる事ができないので、海辺に流れ着く海藻を食べて生き延びているそうです。
でもこの海草を食べる習慣のおかげで、これらの羊たちから取れる毛はとても品質がいいのだとか。
だから自然発生的に編み物文化が非常に発達したらしいです。



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伝統的なフェアアイル。昔はこのような色を使うのが正統だったとか。
もうあまりの模様の細かさと色合いの鮮やかさにまぶし過ぎて眩暈がします(T_T)。
この完成度は全てを超越して神様によって作られたとさえ思える程の素晴らしさです。



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サンカ手袋の写真です。こんな手袋が世の中に存在していたなんて・・・。
ちなみに当時の作者が書かれた取材記録を読んでみると、
取材に応じてくれたサンカ手袋を編める地元の女性は、4日程で1対の手袋を編み上げる事ができ、
しかもその手袋を日本円で約1,500円で売っていたのだとか!!!

続きを読んでいくと、その女性曰く、
「お金が目的ではない」のでその値段を設定したらしいですが、


いや、どう考えても安すぎるでしょう!!!




と、私は心の中で思い切り突っ込みを入れさせて頂きました。
(私だったら腹黒いので10倍くらいの値段を設定するかもしれません・笑。)


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ちなみにサンカ手袋の指の部分は三角錐のようにして編まれているらしく、
着け心地及び使い心地は抜群なのだそうです。
なんて細やかな心遣いなんでしょう・・・この手袋、私も欲しいです!!!



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こちらはビクトリア時代の編み棒だそうです。
もうあまりの細さと優雅さに究極の美を感じずにはいられません(号泣)!!!
ちなみに昔の貧しい英国沿岸部に住んでいた女性達は、
初期の頃は木の枝や鳥の羽を編み棒にして編み物をしていたそうです。


なにはともあれ、この本は、
私が今まで読んだ編み物関係の中では飛びぬけて素晴らしい1冊でした。
こちらの本は古本だったのですが、どうしても手に入れたくて、
オークションで当時の値段と同じ価格で落札しました(@3,500円)。


現代の先進国は物質的に豊かなので、それほど大金を支払わずとも、ある程度品質が保証された物を何でも簡単に手に入れることができますが、
この時代のような、身の回りに物自体が少ない上に、また新しく手に入る物も非常に限られている厳しい状況下の中で、
それでも、その限りのある物と、絞りに絞りまくって出した知恵と、時間を最大限に利用し弛まぬ努力を使って編み上げられた、
「全ては生きていくための」セーターや手袋、そして当時の女性達の人生に、私は深い畏敬の念を感じずにはいられないのです。


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# by japolska | 2017-02-14 08:23 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 02月 11日

BUZZSEARCH(バズ・サーチ)の苺のミルフィーユ(埼玉県さいたま市)

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私が日本への里帰りの際に楽しみにしているもののひとつが、
埼玉県の大宮駅構内のエキュート大宮にあるケーキ屋・BUZZ SEARCH(バズ・サーチ)苺のミルフィーユです。


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ここの苺のミルフィーユは本当に綺麗で美味しく、
お値段以上の価値があるものだと思います。
またお店自体も、色々とリサーチした結果、
大宮駅周辺では内容や見た目、味の全てにおいて、
一番洗練されたケーキを作っている店舗だとも思っています。


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箱はシックな鉛色ですが、蓋を開けると・・・、


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フルーツやクリームがたっぷりの上品なミルフィーユが姿を現します!
これを母や弟と一緒にのんびり食べるのが私の最高の贅沢です。


BUZZSEARCH(バズ・サーチ)大宮店
埼玉県さいたま市大宮区錦町630 エキュート大宮
048-648-3861
https://tabelog.com/en/saitama/A1101/A110101/11003132/dtlrvwlst/




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# by japolska | 2017-02-11 07:15 | 日本 | Comments(2)
2017年 02月 10日

アメリカで胡瓜と若布と蛸の酢の物を作る

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私はこちらのコンビ二雑誌”みんなの食卓”の大ファンです。
どの作品もとても素敵で、いつも楽しく読ませてもらっているのですが、
気に入っているシリーズの中でも特に一番好きなのが、
たかなししずえ先生著の”しーちゃんのごちそう”です。
こちらの作品はたかなし先生が小さい頃に体験したエピソードを中心に物語を展開されています。


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今回、上記写真の冊子の中で、たかなし先生は、
胡瓜と若布と蛸の酢の物に関するエピソードを紹介されていました。


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夏の季節、食欲のないしーちゃんに、
お母さんは偶然集まった食材を使って、
しーちゃんが元気になるように、
美味しい酢の物を作ってくれたそうです。


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しーちゃんのことが大好きですごく家族思いの優しいお父さんに、
しっかり者で和裁の内職をしている頼れるお母さん、
そして元気で素直で明るくてとっても可愛いしーちゃんの、
楽しい3人家族の物語にいつも心が癒されます。

また、しーちゃんの家庭の食卓に並ぶ、古きよき昭和の飾らない食事内容が、
いつも私の食欲と胃袋を容赦なく刺激してくれるのです(笑)



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今回は梅酢を入手したので、こちらを使用してみました。
蛸と乾燥若布、そして小さいサイズの胡瓜は、韓国スーパーのChoi's Supermarketで調達しました。


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エピソードの中で紹介されていた作り方とほぼ同じ分量で作ってみました。出来上がったのが上記です。
今は冬真っ盛りですが、久しぶりに食べた””と””の香りのする酢の物は何ともほっとする味で、
寒さで凍え縮こまった固い気持ちまで柔らかくしてくれるようでした。


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# by japolska | 2017-02-10 07:46 | 世界のテーブルから | Comments(0)