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2017年 01月 17日

北国の人たちに関する本を読む 3

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船山馨氏の処女作品「北国物語」読了しました。
この物語は作者が26歳になった昭和16年に執筆され、
上記写真の文庫本は昭和47年に@200円の価格にて発行。
私は去年こちらの本をインターネット経由で約1000円で購入しました。


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約45年前の本です。
かなり古びていて、中も相当色あせていますが、


絶版本マニアにとっては逆に、


大変美味しいご褒美♪


です(笑)。


掲載作品は3編。まずはタイトルにある「北国物語」から。
こちらは東京から札幌に引っ越してきて新聞記者になった男性と、
彼の側に現れたある訳ありの日本人女性と若いロシア人女性2人に関わるお話。
恋愛物ではないのですが特筆すべき部分は、
ロシアから北海道に移住してパン屋を営む2人のロシア人の老人達が、
寂しさのあまりか同居する若いロシア人女性に異常なほど執着し、
また愛するあまりに2人で彼女を傷つけまくり、終いには・・・という部分が非常にリアルでまた悲しかったです。


2作目は「私の絵本」。
主人公の目を通して、矢野家という家庭の繁栄から没落(とまではいかないかな・・・)までの短い流れを書き綴ったもの。
短編だけれど札幌の当時の寂寥感溢れる様子が情緒たっぷりに書かれていて、
また翠という少女のいじらしさが光る切ない秀作でした。


3作目は「稚情歌」。
解説によると作者の子供の頃の経験談を基にした作品らしいです。
内容的には、エゴたっぷりの大人達が幼い主人公達の前に登場し、
しかも何も知らない無垢な主人公達が、ずるい大人たちに上手く利用され、
気が付いたら心に色々と傷を負ってしまっていた、という、
うーん、何とも後味が苦いお話でした・・・。


正直、船山馨氏の大河長編小説の大ファンの私としては、
これらの作品はちょっと物足りない感じが否めませんでしたが、
昔の北海道の様子がさらりと風雅に書いてあったし、
26歳でこれほど素晴らしい作品を書かれていたいうことに非常に感動しました。
ますます船山先生が大好きになりました。


何よりも、解説から「北方的」「大陸開拓文学」「農民文学」「製産者文学」という、
私が好きそうな本のジャンルに関わる言葉も得る事が出来て嬉しかったです。


それにしても・・・2~3年位前までは、
こういった半世紀前の希少な古本も、市場にはもう少し安く、また数も出回っていたんですが、
最近では数もとんと少なくなり、また価格もかなり上がってしまいました。
もっと早くこういった本のよさに気が付いて、躊躇せずにさっさと買っていればよかったと、
あの時何となく購入を保留にしてしまった自分に少し後悔しています。



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# by japolska | 2017-01-17 04:00 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 01月 14日

ポーランドのスープ・ズッパ・グジボヴァを作る

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先日、ロシアのスープ・ボルシチを作った時に参考に読んだ冊子の中に、
ポーランドのスープ・ズッパ・グジボヴァ(キノコのクリームスープ)が掲載されていました。



なので、念の為ポーランド人の夫に、


「ズッパ・グジボヴァを知っているか?」


と訊いてみたところ、

o(≧◇≦)o<「おおおおおーーー!ズッパ・グジボヴァーーー!」



と、大変激しい反応が見られたので、
材料も殆ど全て冷蔵庫にあったので作ってみる事にしました。



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主な材料は、マッシュルーム、玉葱、バター、ブイヨン、チーズ、薄力粉に牛乳です。
冊子の中にはエリンギを使用すると書いてあったのですが、
残念ながらなかったので、代わりに乾燥しいたけを使用しました。


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まずは鍋でみじん切りにした玉葱をバターで炒めます。
もうこの時点で大変美味しそうな匂いが台所に漂ってきます(笑)。


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玉葱がしんなりしたら、輪切りにしたマッシュルームを加え、
しんなりするまで炒めます。


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マッシュルームのかさが減ったら、この時点で薄力粉を投入します。
おそらくこの薄力粉はとろみ付けだと思うのですが、
私はいつも仕上げに入れていたので、この時点で入れるというアイデアが目から鱗でした。


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小麦粉は調理の途中で入れたほうが、
だまにならなくていいみたいです。
とても良い発見でした。


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薄力粉がなじんだら、水とブイヨンを投入し、
一旦沸騰するまでかき混ぜながら温めます。
この時点で乾燥しいたけをそのまま加えました。


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沸騰したら牛乳を加え、チーズもたっぷり加えます。
かき混ぜつつ更に温めて、チーズが完全に溶けたら完成です。
私はこの後、あら引きの胡椒と塩も少し加えました。



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こちらが昨夜の夫の夕食です。
ポーランド人が大好きな固いパンと、
あとは栄養のバランスをとるために、
冷蔵庫の中の残り物を別皿に綺麗に並べてみました(笑)。



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スープのアップ写真です。
最後に飾り付けで冷凍のパセリを載せましたが、
もしあったらディルの方がポーランドのスープにより近くなると思います。

夫が食べた感想は、すごくポーランドの味がするのでぜひまた作って欲しいとの事。
ポーランド人が大好きなキノコにたっぷりの乳製品が使われているのが彼の心の琴線に触れた模様です。




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# by japolska | 2017-01-14 08:23 | ポーランド | Comments(0)
2017年 01月 13日

埼玉県で唯一、無殺菌牛乳が買える場所で無殺菌牛乳を購入し飲んでみたお話

以前こちらで(↓)、

http://japolska.exblog.jp/24543902/

アメリカ・ケンタッキー州ルイビルにて、
生まれて初めて低温殺菌牛乳を飲んで心底驚いたお話を紹介させて頂きましたが。


今回の里帰りの際、埼玉県さいたま市にて、
以前から興味があった、全く殺菌処理を施していない、
無殺菌牛乳というものを購入して飲んでみました。


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無殺菌牛乳の存在を知ったのは、
上記のエッセイ漫画・荒川弘先生の「百姓貴族」の2巻からでした。
この本の中で荒川先生は、無殺菌牛乳がいかに人の身体にとって自然な食品で、
しかも2歳児が目を丸くして驚くほどに美味しいものかをとても楽しく紹介して下さっていたのを読み、
日本に行ったらぜひ飲んでみたいと心の中でずっと思っていました。


この本の中で荒川先生は、現在無殺菌牛乳を取り扱っている唯一の販売店である
想いやりファーム」さんについても触れていてくださっています。
早速上記の名前を入力してネットで検索してみると、こちらのサイトから詳細を知ることが出来ました。


想いやりファーム
http://www.omoiyari.com/


そしてこちらのサイトで無殺菌牛乳の注文に関して調べてみたところ、
以下のような情報を得る事ができました。



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・・・うーん、お試しでホンのちょっとだけ飲んでみたい、という私にとっては、
正直、こちらの内容は、ちょっとだけ割高な印象がありました。

なので何とか、これより少ない量で購入できる方法はないかと、更なる検索してみると、
どうやらこちらの想いやりファームさんは、全国の小売店にこちらの無殺菌牛乳を卸しているらしいことを発見。



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上記地図を見たところ、埼玉県内でも1件だけ、
無殺菌牛乳を取り扱っているお店があるとのこと。
はやる気持ちを抑えながら「埼玉県」のところをクリックしてみると・・・、



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・・・何だかすっごく見慣れた住所が・・・ 「え、あれ?もしかして!?」


なななんと、その取扱店は、
私の実家から徒歩10分の距離という、
超超超近所にありましたー!!!






つーかまさに私にとっては、
この住所の前を通らないと人間界に辿り着けないという、
実家にいた頃は通勤通学に毎日通っていたライフライン沿いにそのお店は存在していました(笑)。
(これを読んでいかに私が埼玉のド田舎出身であるかという事が想像できるかと思います・・・。)




という訳で、日本到着後に早速このお店へ電話で問い合わせる事に。



電話をかけてみると、オーナーと思われる女性の方が出て下さり、
無殺菌牛乳を購入したい旨を伝えると、
毎週水曜日にその無殺菌牛乳は入荷するのだけれど、
毎回720MLの大瓶12本分しか入庫してこず、
しかも入荷したと同時に売り切れる事が多い
ので、
事前に予約をした方が確実ですよ、と教えて下さいました。



私は絶対に今回のチャンスを逃したくは無かったので、
一番近い機会で確実に入手できる日付を指定して1本予約し、
その当日、近所ながらもこのお店の存在を全然知らなかった(笑)
同じくこの場所に興味津々の母と一緒にそのお店に行ってみることにしました。



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はいここからは私の地元のご紹介及び、
取扱店までの行き方の軽い説明になります~(笑)。


大宮方面から岩槻方面に向かう東大宮バイパスを進んでいくと、
右手にクロネコヤマトの配送センター及びロジャースが見えてきます。
そのまま進むと、歩道橋&信号がある交差点「丸ヶ崎」が見えてくるので、そこを左折。
そのまま県道322号(蓮田県道)を進んでいくと、
右手に上記のような看板が見えてきます。
この看板を見つけたら、道なりに右折して下さい。


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そのままゆっくり車を進めてみると、
上記のような看板の場所が見えてきます。
この看板が見えたら、そのまま左にはいってください。
上記写真内では看板から左に続く道の一番奥に、
無殺菌牛乳を扱うお店「かぎろひ」があります。


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こちらが埼玉で唯一、無殺菌牛乳を取り扱っているお店「かぎろひ」の全体写真です。


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店先にはこのように可愛らしい看板が掲げてありました。
中に入ってみると、スペース的にはそれほど広くない印象を受けましたが、
並べてある商品はどれも自然なものや無添加なものばかりで、
見ているだけでも心が癒されるようでした。


店内を見回してみると、電話に出て下さったオーナーと思わしき女性の方が、
ちょうど私が予約した無殺菌牛乳を冷蔵庫に入れているところでした。
なので声をかけつつ、今回無殺菌牛乳を予約した旨とここまでたどり着いた経緯を話してみたところ、
その女性の方はとても嬉しそうに、また非常に丁寧に色々な事を教えて下さいました。


何でもこの無殺菌牛乳はとても人気があるらしく、
今回も12本入荷したのだけれども、私が電話した時点で既に10本が予約済みだったとのこと、
また味もすごく美味しいので、ぜひ自然の味を楽しまれてください、とのことで、
私も母もとても気持ちよく買い物をすることができました。


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こちらが今回購入した720MLのボトルです。
店頭販売価格は1,500円。消費税込みで約1,600円くらいだったかな。
ピンクで施されたボトルの印刷が可愛いです。


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蓋はこんな感じです。
懐かしい使い捨ての紙の蓋ですが、
飲み残しを保存できるように青いプラスチックのカバーも付いています。


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瓶に書かれた注意書きです。
これらはもう必読ですね(笑)!


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コップに注いで見るとこんな感じです。
見た感じからして明らかに普通の牛乳よりも白さが濃いのが分かりました。
どちらかというと生クリームの白さです。


ただ、実際に飲んでみると、
思ったよりも濃い味やくどさは感じられず、
逆にすいすい水のように飲めるくらいでした。


飲んだ感想としては、正直、アメリカで低殺菌牛乳を飲みなれている私にとっては、
生まれて初めてアメリカで低殺菌牛乳を飲んだ時程の衝撃的な印象は、残念ながら残りませんでした。
もしかしたら牛そのものの違いや、牛の生育過程が違うからかもしれませんが、
個人的には、アメリカの低殺菌牛乳(但しWHOLE MILK=全乳)の方が、
上記の無殺菌牛乳よりも全てにおいてずっと飲み応えがあり、濃厚だと思いました。


けれど、いつも市販の普通の牛乳を飲んでいる母や弟にしてみると、
この無殺菌牛乳はとても美味しく、また市販の牛乳とは全然違う、とのことでした。
特に牛乳好きの母の初めて無殺菌牛乳を口にした時の驚きは今でも忘れられません。


値段的には少々張りますが、
少なくとも1回は飲んでみる価値はとてもあります。
また、比較的アレルギー体質の方や、
牛乳は苦手だけれどもそれでも牛乳を飲みたい、という方にとっては、
上記牛乳はきっと安心して美味しく飲める商品だと思います。


*** おまけ ***

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ちなみに一般道からこちらの「かぎろひ」さんにに続く私道沿いに、
地元で収穫された野菜や果物が売っている露店販売のお店があるのですが、
こちらで今の季節に売られている焼き芋は、
まるで蜂蜜の固まりのように甘くて美味しいです。
冷たい牛乳によく合います。

そしてこちらの露店販売のお店の方は、
私の母の同級生とのことで(笑)、
笑顔が似合うとっても素敵なダンディな男性なので、
よかったらこちらのお店もぜひ立ち寄られてみて下さい。


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それと「かぎろひ」さんのちょうど真向かいに、
ギャラリーカフェ 温々(ぬくぬく)」という人気のカフェがあります。
このカフェ及びその周辺は「埼玉の軽井沢」と称されている程で、
埼玉のグルメ雑誌にもよく登場し、県外からも足を伸ばす人も多く、
また週末には予約が必須というくらいの有名なお店なのだそうです。
残念ながら私は、今回牛乳購入の際、質問するためにちょっと立ち寄っただけなので、
実際のメニューや雰囲気等は完全につかめてはいないのですが、
中に入ると一見しただけでもほっこりと温かで落ち着くような内装で、
また平日の午後だというのに、全てのテーブルが満席という盛況振りでした。
もし機会がありましたらこちらのお店にも足を運ばれてみて下さい。


ギャラリーカフェ 温々(ぬくぬく)
http://cafe-nukunuku.com/index.html


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# by japolska | 2017-01-13 07:38 | 日本 | Comments(0)
2017年 01月 12日

ロシアのスープ・ボルシチを作る

こちらアメリカ・ケンタッキー州ルイビルでも寒い日が続いています。
身体が冷えるせいかうんと熱い汁物料理が恋しくなったので、
ロシアの代表的なスープ・ボルシチを作ってみました。


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買い置きのビーツ缶です。
今までに料理に使ったことが無く、またなじみの無い食材なので、
普段は絶対に買わないシロモノなのですが、
以前こちらのレストラン(http://japolska.exblog.jp/24945266/)で食べた黄と赤のカブのサラダの美味しさが忘れられず、
これを使って何か新しい味に出逢えたら、と思い、購入しておいたものです。


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というか、まあ、缶自体が凹んでいて、
見切り品のコーナーで安く売られていたから買っておいたんですけどね(笑)。
でも中身が大丈夫だったら外見なんて全然気にならないのでOKです。


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今回使用した野菜たちです。
紫玉葱、黄玉葱、セロリ、人参、キャベツ、ケールの芯、じゃが芋、そしてトマトピューレです。
これに冷凍庫で保存しておいたイタリアンパセリも加わります。


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お肉は2種類の牛肉を使ってみました。
香味付けとして大蒜と月桂樹の葉も使用しました。


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上記材料を適当に切り、オリーブオイルを入れた鍋で炒めます。
これだけで夕食のメインにしたかったので、食べ応えがあるように、
牛肉とキャベツは少し大きめに切っておきました。


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材料に火が通ったら、ひたひたになるくらいに水を加えブイヨンを加えます。
今回は3種類のブイヨンを入れてみました。


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ブイヨンを入れて少し煮詰めたあと、
ちょうどお土産に頂いたウォッカがあったので入れてみたのですが・・・



ウォッカを入れる前と後では、味が全然違うんです!!!




ウォッカを入れると全体的に味が優しく丸くなります。
絶対に入れたほうが美味しいです。


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材料にだいぶ火が通り、全体的に落ち着いてきたら、
赤カブの缶に入っていた汁と千切りにした赤カブ本体を加えます。
これを入れるとスープが一気にボルシチっぽくなります。


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色々なレシピを読むと、じゃが芋はあとで入れるという指示が多かったので、
後からレンジでチンしたじゃが芋を入れようと思ったんですが、
先日トマト味の肉じゃがを作った事を思い出し、
今回のボルシチにはじゃが芋を入れず、これを温めて別に食べる事にしました。


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食卓に並べるとこんな感じになりました。
真ん中左にある白いものはサワークリームです。
これを食べる直前にスープに入れて頂きます。


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サワークリームを入れた食べる直前のボルシチです。
たっぷりの野菜と大きな塊の牛肉が入ったボリューム満点のスープです。
見た目よりもずっとあっさりしていて、味噌汁をも思い起こさせてくれるようなとても優しい味でした。
これだけで十分メインになりましたし、また汗も出てくるくらい身体も温まりました。


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今回はこれらの本から色々とヒントを頂きました。
基本的には、じゃが芋、人参、玉葱、キャベツ、牛肉を炒め、野菜に火が通ったらスープを注ぎ、
全体的によく煮えたら赤カブを投入して、食べる直前にサワークリームを載せて食べるのがデフォルトのようです。
個人的にはウォッカとサワークリームは必須だと思いました。


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このロシアのスープ・ボルシチを家で作って食べたいと思うようなったのはこちらの本の影響からです。
このシリーズのコンビ二雑誌には「昭和」や「レトロ」や「家庭料理」を髣髴させる作品ばかりが掲載されていて、
私も日本の家族もとても楽しみにしているシリーズなのです。


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この冊子の中には、有名な洋食屋・たいめいけんで提供されている、
50円のサイドメニューにあるボルシチのお話が掲載されています。


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心温まるエピソードとともに、たいめいけんでのレシピが簡単に紹介されている上、
1階と2階のボルシチの味の差も素敵な絵と説明で非常に美味しそうに描かれているので、
私はいつかぜひ作ってみたいと思っていたメニューでした。

私の小さな夢がまたひとつかなって、とても嬉しく思います。
ポーランド出身の夫も喜んで食べてくれました。よかったです。




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# by japolska | 2017-01-12 09:10 | 世界のテーブルから | Comments(0)
2017年 01月 11日

ポーランド式防犯方法の記事

ポーランド式防犯方法を紹介した記事を発見。
内容があまりにもキュートだったので、
備忘録としてこちらにURLを保存しておきます。

「イギリス、アメリカ、そしてポーランドでは・・・防犯の方法が決定的に違う」一目で分かる比較画像

http://labaq.com/archives/51879010.html

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# by japolska | 2017-01-11 08:56 | ポーランド | Comments(0)
2017年 01月 10日

北国の人たちに関する本を読む 2

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2017年度も時間と予算が許す限り、
がんがん本を読んでいく所存でございます!


里帰りの際、猟師になるために絶賛準備中の我が弟から、
顔を合わせるなり挨拶や世間話よりも先に、



「まずはこの本を読め。話はそれからだ。」



と渡された本が、野田サトル氏の、



ゴールデンカムイ



だったんですけどね。



内容は、明治時代に北海道にてアイヌが集めたとされる莫大な金塊を巡り、
様々な人間がその隠し場所を記した刺青人皮を探し出し奪い合うという、
基本的に容赦ないバトルロワイヤルが繰り広げられる作品なのですが、




これがもうむちゃくちゃ面白くて!!!




渡されたその日から毎日全巻読み返しては、
この作品の中にどっぷりと浸りっぱなしでございます!!!



ページを捲ると、ありとあらゆるところで残虐的な殺戮の場面が容赦なく登場しているのですが、
明治時代の北海道開拓期の各地の背景が上手く説明されてあると共に、
物語の内容に深く関連するアイヌ民族の文化や生活様式が分かりやすく紹介されていて、
これらの2枚の下敷きがまずこの作品の奥深さを作ってくれているので、そちらの方にどうしても興味を持ってしまうというのがひとつと、
またところどころにちりばめられた最高に面白いギャグ(というのか?とにかく笑えるんです!)と、
あとは登場人物たちのキャラクターがそれぞれ清清しいほど立っているので、
悲惨さや残酷さは殆ど感じさせず、むしろさっぱりと楽しく読めるといった具合で、
今までに無い独特の世界観にあっという間に引き込まれてしまい、今ではすっかり夢中になってしまいました。



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私は今回弟経由で初めてこの作品を知ったのですが、
日本では非常に人気のある作品のようで、
年末に読売新聞で著者インタビューによる特集記事が組まれていました。


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この作品のおかげで、私の中に新しいジャンルの本の地平線が広がりました。






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# by japolska | 2017-01-10 06:27 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 01月 07日

1年振りのかあちゃん

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明けましておめでとうございます。

年末年始に日本へ里帰りをしてきました。
上記写真は1年振りに再会した実家の猫、名前はかあちゃんです。
(名前の由来は、若い頃沢山子供を産んだから。)
相変わらず目つきが悪く舌を出していて大変可愛いです。←誉め言葉です

今年もどうぞよろしくお願い致します。


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# by japolska | 2017-01-07 10:19 | 日本 | Comments(0)
2016年 12月 06日

Moon Dropsという名前の葡萄と木の実に関しての本


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週末にスーパーへ立ち寄ったら、
Moon Dropsという何ともロマンティックな名前の葡萄が限定発売でしかも特売品だったので迷わず購入しました。


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実際の果実部分はこんな感じでした。
普通の葡萄とは違って粒が大きくまた細長いです。


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手のひらに載せてみるとこんな感じです。
味は甘みが非常に濃くまたジューシーで大変美味しかったです。
実の形といい強い甘さといい、何だかナツメヤシの実を思い出してしまいました。
試しにと500グラム程購入してきたのですが、
あっという間に食べつくしてしまいました(笑)。


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時間があるときに上記写真の本を読み進めています。
松山利夫・山本紀夫氏著の「木の実の文化誌」という1冊です。


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この本には世界中の木の実に関するお話が掲載されています。
1話が約2ページ程度で、また文化誌とはいっても、
固い内容ではないのでとても読みやすいです。
私の想像を超えた非常に珍しい生態を持つ木の実や、
その土地に住む人々が編み出したそれらの実の利用法も分かりやすく紹介されていて大変面白いです。



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# by japolska | 2016-12-06 08:13 | Wonderful Books | Comments(0)
2016年 12月 03日

北国の人たちに関する本を読む 1

ポーランド出身の夫と結婚してから約14年。
機会がある度にポーランドに関する古本を買い求めては、
空き時間を利用して少しづつ読み進め、
読了したら感想をこちらに書き綴っていることを繰り返しているのですが。


最近では色々と模索をしている内に、興味の対象が「北国の人全般」に広がり始め、
ここ2~3年では、ポーランド以外でも「北国」「北海道」「東欧」「ソ連」「シベリア」などのキーワードが入った、
しかも既に絶版済みのできるだけ古い時代を書いた作品が非常に魅力的に感じられるようになり、
暇を見付けてはポーランド関係の本と同時進行でページを捲っています。


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昨日もひとつ大河小説を読み終えました。
北海道出身の作家・船山馨氏著の「花と濤」です。
実は今、私はこの作家に大変はまっていて、
まるで炎天下の砂漠にて冷たい水を飲むかのごとく、
貪る様にして彼の作品を読んでいます。


内容は明治時代に人形師として育った主人公・庄太の幼少から失踪までの人生を描いた大河小説なのですが、
これがもう大変読みやすく、また非常に面白いので、あっという間に上下巻を読み終えてしまいました。


あらすじは、幼少時にある事情から実母から捨てられ、
当時名人として謳われた人形師の元に預けられる明るく素直な庄太。
その後彼は小間使いとして働きながらも、師匠の手の内を見つつ人形制作に興味を持ち始め、
また天性の才能もあってかめきめきとその腕を上げていきます。
預け入れ先の人形師の家族とも上手くいき、幸せな日々を過ごすのですが、
立派な青年に成長して間もなく、日露戦争に出征させられることに。
戦場ではなんとか自分の身を守る事に成功していましたが、
ふとしたきっかけで仲間を守らざるを得ない状況に陥り、
その際に大事な右手を失なってしまいます。


帰国後庄太は、人形師として生活が成り立たず、自暴自棄になってしまい、
自分の元の身元を隠しつつも、戦争の事を思い出しては周りに暴力を振るうようになってしまう始末で。
誰もが匙を投げて相手にしなかったそんな庄太を改心させたのは、
小さい頃から一緒に育った、預け入れ先の人形師の一人娘である夏江でした。


実は庄太は幼い頃からこの夏江にずっと惚れていたのですが、
庄太の出征中に彼女は、母親の薦めにより、
大きな商いを営む家筋へと嫁ぐ事に。
しかしその嫁ぎ先の夫は彼女に冷たく非情な仕打ちを繰り返し、
また様々な事情により次第に傾いてく嫁ぎ先の商売全般を、
最終的には彼女1人で全て支えていかなくてはならない羽目にまで陥りました。


「相手は裕福な商家。これはイコール玉の輿。やっと娘は幸せになれる!」
という母親の薦めによって流されるまま嫁入りしていった夏江でしたが、←母親は後にこの縁談を進めた事を後悔しています。
実は夏江も庄太の事を小さい頃から心の底ではずっと慕っていました。


右手を失って自棄になっている庄太の事がとても心配なのですが、
自分は既に人妻で、自分との仲を疑う夫は庄太を目の敵にしている。
その為自分は彼に対して、気安く近づくことも出来なければ、
何も言ってあげることはできないけれど、
その代わりに、元々は右利きの自分が、右手を使うことを止め、
全ての作業を左手だけこなすといった行動を取る事で、
「片手だけでも何でもできる」といった事を無言で実証していきます。


それを噂で耳にした庄太は、夏江の気持ちに言葉にならない感激を覚え、
心を入れ替え前向きに生きていく事を決心します。
そして知り合いの紹介で型細工の見習いになり、
片腕ながらも型細工師としても一流の仕事が出来ると評判にまでなるまでに成長。
再び職人として、1人の人間として、見事に立ち直っていくことができました。


それからまた人形師に戻り「左松島」と呼ばれるくらいの腕にまでなった庄太の作品は、
以前より高い評価を受けるようになり、彼の作品は引く手あまたとなりました。
しかしその後、大きな火事により夏江の嫁ぎ先が没落。
また引き続く戦争による景気悪化や、
活動写真の流行による人形劇の衰退等が重なるなど、
庄太や夏江、そしてそれを取り巻く人達に、いくつも試練が襲い掛かります。
そして最後には・・・非常に悲しい結末へと繋がっていくのです(号泣)。




船山馨氏の作品は、私にとって読みやすく面白いというのはもちろんなのですが、
それ以上に、当時起こった戦争や混乱、またその当時の民衆の心情等を大変分かりやすく記載してくれているので、
日本の歴史の細かいところまで学べてすごく勉強にもなっています。


そして小説の内容的には、船山氏は登場人物を通して、
昔の人間の中に存在した純粋さや素朴さを、まるで子供のように素直にまた爽やかに書き表しているのと同時に、
戦争や北国での貧しさや苦難に対する当時の人々のものすごい忍耐力も同時に読者に見せつけてくれるので、
私は感動の連続でページから指を離すことができませんでした。


しかしそれとは反対に、上記のような、人情溢れるような心温まる物語の進行を見せたかと思うと、
どんどん物語が進むにつれて、人間の心の底に潜むドロドロとした感情や嫉妬、
そしてそれらから引き起こされる、本人の理性や常識をもってしても止める事ができない醜い人間の行動をも、
まるで炙り出すかのように熱く強くそして容赦なく書き殴ってくれています。
でも読んでいるこっちも納得が出来るくらいの説得力を持って書いてくれるので、
私はまるで自分がその登場人物になってその状況にいたかのように感情が揺すぶられ、
傷ついたり哀しい気持ちになったり、はたまた怒髪天を突くほどの怒りを感じたりしました。


あとは、上記のような、素直で控えめでいじらしいような人たちだけでなく、
その対極地にあるような、例えば、「破天荒で自由で言いたい放題の自立した女性」、「周りの人を不幸にする金持ちのボンボン」、
そして「心の傷が元で捻くれてしまった子供」などが登場するのも船山作品の特徴なのですが、
彼らに対して私自身が怒りや戸惑い、そして悲しみなどを複雑な感情を抱かされつつも、
彼らが起こした行動や考え、及びそれらに繋がっている原因や内容に対して全てに納得ができたので、
逆に読書の際に邪魔になる”自分が理解ができない事”や”疑問”に直面する事は一切なく、
昔ながらの小さい文字で印刷された、しかも1ページにつき2段に分けられて書かれた分厚い本ながらも、
全く躓くことのなくすいすいと読み進める事ができました。
このことを考えると、本当にこの作家は「生身の人間」を書くのが上手なんだなぁ、としみじみと思わざるを得ませんでした。




船山氏の作品はまだ色々集めている最中なのですが、
既に手元にある何冊かは読み終えているので、
時間がありましたらまたこちらで紹介させて頂きたいと思います。



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# by japolska | 2016-12-03 09:22 | Wonderful Books | Comments(0)
2016年 11月 30日

このおかたがいけのぬしです。

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最近健康のために近所の池の周りを散歩しています。
季節柄色々な種類の野鳥が岸辺に身体を委ねているのですが、
夏の終わりから今の季節にかけてのこの数ヶ月に及んだ観察の結果、
どうも上記のお方がこの池の主らしいという事が分かってきました。

いつも1匹で行動し、人間が近づいても決して恐れず、
胸を張ってゆったり堂々と池の周りを歩くお姿に、
散歩中の大型犬でさえそそくさと道を譲る程。
静かですが威厳を備えた迫力とカリスマオーラを醸し出しておられます。

そしていつもこのベンチのある場所を中心に行動し、
「来るものは拒まず、去るものは追わず」といったスタンスで。
けれど他の鴨類の方々の絶大なる信頼を得ているらしく、
それを証拠に彼の側には、ご夫婦と思われる2匹の鴨が、
常に付かず離れずの距離を保って寄り添っていらっしゃいます。
これにより大きいカナダガンの集団も、
彼には一目置いている模様です。

このお方が最近のワタクシの憧れです。


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# by japolska | 2016-11-30 10:21 | 雑談 | Comments(0)