2017年 02月 16日

BOOKCROSSING(ブッククロッシング)を使って本に旅をさせてみたお話(前編)

先日こちらで(↓)


http://japolska.exblog.jp/25274757/


2016年の12月に日本へ里帰りした際、
母と一緒にホテルサンバレー那須へ1泊旅行をした事を紹介し、
このホテルにある無料休憩室でゆっくり本を読むのが、
私にとって何よりの楽しみという事を書かせて頂きました。


e0070787_00414494.jpg



私はこの1泊の旅行に、上記写真の3冊の本を持参したのですが、
今回はこれらの本に、私との素晴らしい出逢いが終わったあと、
私が今まで人生の中で色々な場所へ旅をしてきたのと同じように、
これから先、誰かと一緒に、もしくは何らかの形によって、
どこか見知らぬ場所へと移動が出来る”旅”をさせてあげよう
と思い立ち、
ある楽しいプロジェクトに参加してみることにしました。




e0070787_01130608.jpg


そのプロジェクトとは”BOOKCROSSING(ブッククロッシング)”です。
※このプロジェクトの詳細を知りたい方はこちら → http://bookcrossing.jp/index.html



なぜこのプロジェクトに参加しようと思ったのかは、実は以前こちらで(↓)、



http://japolska.exblog.jp/21754176/



”US$1札の行方 www.WHERESGEORGE.com”という題名で、
アメリカ国内で発行された1ドル札が現在どこにいるのかわかるという、
ちょっとしたゲームのような楽しいサイトがあることを紹介させて頂きました。




また、かなり昔なのですが、こちらで(↓)



http://japolska.exblog.jp/5466593/



ある大学の図書館の片隅に(つーかぶっちゃけるとルイビル大学です)
”Paperback Book Exchanges”というコーナーがあり、
読み飽きた文庫サイズの本を1冊持ってくれば、
他のものと交換できる、といったシステムになっていて、
その流れは全て生徒の好意にゆだねられている本棚がある

ということも紹介させて頂きました。




私はこういう、さりげないけどマイペースで、
しかも全てが人の善意で無理なく廻っているといった、
ちょっとした大人による子供のような遊びが大好きで
(笑)。




こちらのBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトを知ったのは、
www.WHERESGEORGE.comのような遊びをもっと知りたくて、
ネットサーフィンをしていたら偶然に見つけたからなのですが、
上記2つのゲームを融合させたような遊びがこちらのBOOKCROSSING(ブッククロッシング)を通してできることが分かり、
その内容を知って感動を覚えた瞬間、




「本&旅&お茶目な遊び好きの私にとって、
このサイトに出逢ったのはもはや運命!!!
これは準備が出来次第、絶対に参加せんと!!!」





と固く固く決意したのです(笑)。



e0070787_01153983.jpg



という訳で、今回は、
私が現在住んでいる、アメリカ・ケンタッキー州ルイビルにて、
あえてこちらに滞在されている日本人の方々のご好意により無料で手に入れることが出来た日本語の本を使い、
これらの本にアメリカから日本まで、ある意味私と同様の”里帰りの旅”をさせてあげる事にしました。
(ルイビルの関係者の皆様方へ:いつも大変お世話になっております!またこのような素晴らしい本を本当にありがとうございました!)



まずはこちらで頂いた本の中で、私が気になる作品を何冊かピックアップし、
それから、BOOKCROSSING(ブッククロッシング)の日本語のサイトにある登録方法に従って、
アメリカのBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトにて自分のアカウントを作成。
その後、上記3冊の本を、私のアカウントから「現在リリース済みの本」として登録し、
それぞれに登録番号を発行してもらいました。



まだ私自身はこれらの本についてまだ確認をとっていないのですが、
どうやらこれらの本を手にした人たちが、本に張られたラベルを見ながら、
BOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトを訪れて、
本の背表紙に書かれた登録番号を入力すれば、
この本がどこから来たのかが分かるシステムになっているらしく、
また読了後はBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトに自分の読書感想を書くことができ、
またその人がどこかにその本をリリースしてそのリリース情報を入力しておけば、
次に受け取った人がその本がどこから来てどのように旅をしてきたのかが分かるようになっている模様です。



e0070787_01290766.jpg



更にBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイト上にあるインストラクションを読み込んでみると、
読了後の読書感想は、何もBOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトにわざわざ書き込む必要もないらしく、
読書カードを作ってそこに書いてもいい、とのことだったので、
私は今回それぞれの本の裏表紙の内側あたりにポケットを作り(ダイレクトメールの封筒を再利用しました。プチリサイクルです!)
BOOKCROSSING(ブッククロッシング)のサイトに用意されていた読書カードをプリントアウトし、
自分の読書感想文を書いてそのポケットに入れておきました。



e0070787_01330909.jpg



この本はアメリカ・ケンタッキー州から埼玉、
そして那須塩原まで移動したので、その移動経緯も記録。
簡単でしたが手書きで読了記録を残す事ができて、
なんだか学生時代に図書カードに書き込んだ懐かしい感触を思い出してしまいました(笑)。
こんな作業をしたのなんて一体何年振りでしょう。たまにはこういうのもいいものですねー。
(つーかやることがいつまでも子供ですみません・・・汗。)



e0070787_01360999.jpg



そして私はこの1泊2日の旅行の間、
空き時間にはひたすら本を読んで過ごしました。
和室の布団の中でごろごろしながら本を読むひと時は、
私にとって最高の幸せタイムでした(笑)。


まあ、12月の那須塩原は、基本的に外は寒いし、
ホテル手配の埼玉からの直行バスで到着した私達には、
ちょっと遠出したくても出かける手段も皆無なので、
必然的に施設内に留まる、もしくは施設の周りを適当にうろつくしかなく、
1泊とはいえ温泉に入る以外は、意外と時間をもてあましてしまうんですよね。←でもそれがいいのです!!!



e0070787_01414035.jpg



そして1泊2日の旅で無事、これら3冊の本を読了しました!
今回は結構集中的に読んだので、ある意味ランナーズハイのような(笑)、
脳みそが真っ白になるような鈍い疲労感と共に、
「もっと、もっと本を!」みたいな、やけにギラギラと興奮したヘンな高揚感が、
もれなく私を丁寧に包んでくれました(笑)。どの本も大変面白かったです。



e0070787_01462409.jpg



そしてこれらの本は、実家で行き場の無い、カバーが紛失された本と共に、



ホテルサンバレー那須のお客様休憩室から、
無事に旅立たせることに成功致しました(号泣)!!!
 ←・・・というか、ホテル側の都合も確認せず、ただ置き去りにしただけですすみません(汗)。




***** ちなみにここから先はホテルサンバレー那須のご関係者の方へのお詫びとメッセージです *****



(・・・・・あー私が本を置き去りにしたことがとうとうここでばれてしまったか(大汗)・・・・・うーむ仕方が無い。)




・・・えー、これを読まれたホテルサンバレー那須のご関係者の方がいらっしゃいましたら、
上記件でもしご迷惑をおかけしていたら、大変申し訳ございませんでした!!!




でも、私はホテルサンバレー那須さんにお邪魔するのを毎年楽しみにしているんですが、



去年まで無料休憩室にあった本棚と、そこにあった沢山の本が、
今年訪れてみたらきれいに無くなっていて、
その代わりに大きな絵画に変わっていたのが、
あの本棚の大ファンだった一顧客として、
ものすごくものすごくショックな出来事でした(涙)!!!






おそらくその本棚は、今までお客様によって発生した忘れ物の本に対する苦肉の策で、
またアートをこよなく愛されるホテル側が、休憩室にも絵を、という計らいで、
現在のような形になったと勝手に想像はしておりますが、
私にとってはこの本棚から新しいジャンルの本を手に取り休憩室でゆっくり読むことと、
また自分が持参した本をこの本棚に置いていく事を今回の訪問で大変楽しみにしていましたので、
本棚が無いのを見た瞬間、この世の終わりに近い悲しみに襲われました(T_T)。



もしかしたら、いや、多分かなり難しいかもしれませんが、
小さくてもいいので、できれば本棚を復活させることをご検討頂けば幸いです!!!




***** ホテルサンバレー那須のご関係者の方へのメッセージ 終わり *****





えーと、最後に、お時間を割いてこんなアホな記事を最後まで読んで下さった方に、心から感謝いたします(汗)。



でも懲りもせず(後編)へと続きます(笑)!!!




[PR]

# by japolska | 2017-02-16 08:06 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 02月 15日

アメリカで七味唐辛子の調合をしてみたお話

先日こちらで(↓)


http://japolska.exblog.jp/25239300/


アメリカ・ケンタッキー州ルイビルのショッピングモール内にあるWilliams-Sonomaというキッチン用品のお店で、
七味唐辛子を破格の値段で買えたお話を掲載させて頂きました。



あれから我が家の食卓ではその七味唐辛子が大活躍をし、
毎日楽しくそして美味しく利用させて頂いているのです が・・・



しばらく食べ続けている間に、そこはかとない違和感が。



「・・・私が今まで味わってきた日本の七味唐辛子と、
何となく味がちょっと違うような気が・・・(汗)」




e0070787_23571358.jpg



件の七味唐辛子の瓶のラベルをおもむろに確認してみると、
INGREDIENTS(原料)の部分にはこのような記載がされてありました。



INGREDIENTS:
JAPANESE CHILI-FLAKES(日本の唐辛子粉)
BROWN SUGER(ブラウンシュガー)
TOASTED WHITE SESAMI SEEDS(煎り白胡麻)
GINGER POWDER(生姜パウダー)
ROASTED BLACK SESAMI SEEDS(煎り黒胡麻)
DEHYDRATED SEAWEED(乾燥海苔)
SEA SALT (海塩)
CAYENNE POWDER(カイエンパウダー)
ORANGE PEEL POWDER(オレンジの皮のパウダー)




「・・・・・。」



いやね、今まで私はそれほど積極的に七味唐辛子を利用する日本人ではなかったので、
七味唐辛子の原料とか成分とかに関しては素人なのですが、



アメリカで購入した七味唐辛子に含まれている原材料は、
明らかに日本の七味唐辛子とは別である!!!





ということは本能的に感じることができました(笑)。



e0070787_00095232.jpg



という訳でまずは手元にある、あだち充先生著の隠れた名作、
”虹色とうがらし”を読んで七味唐辛子に関して再度復習。




ちなみにこの作品は、江戸時代頃を背景に、
七味唐辛子
の原材料にちなんだ名前を持つ7人兄弟(※女子1名含む)が活躍する物語で、
内容的には、兄弟全員で自分たちの父(=実は将軍)の足取りを辿りながら、
彼らに襲いかかる困難(なのか?)に立ち向かうといった流れなのですが、
全体的に兄弟愛やユーモアに溢れる何ともほっこりした愛らしいストーリーなので、
個人的にはあだち先生の作品群の中で一番気に入っているお話なのです(※”H2”は殿堂入りなので除外します)




そして上記参考資料を読了後、念の為Wikipediaでも確認してみると、
どうやら日本の七味唐辛子海外の七味唐辛子とでは、
原材料にだいぶ違いがあることが判明しました。








「・・・・・・・・・・。」







わ、私が口にしていたのは、





本物の七味唐辛子ではなかったのかぁぁぁ!!!
 <どんがらがっしゃーん!!! ←エアちゃぶ台をひっくり返す音





こ、これらの原材料を含めずに・・・(↓)、



・麻の実
・芥子の実
・山椒
・菜種






七味唐辛子を名乗ろうなんて、Williams-Sonomaは許しても、
我が家の食卓上においては、私は断固許しません(号泣)!!! ←なぜ泣く(苦笑)?





という訳で、できるだけ日本のに近い七味唐辛子を作るべく、
インターネット検索及び市内のスーパーマーケットを巡り、
何とか足りない原材料を調達して参りました!!!




e0070787_02050482.jpg



まずは麻の実と菜種から。
上記写真の原材料はこういう時に頼りになるWholeFoodsで購入しました。

辞書で調べてみると麻の実は英語でHempseedだそうです。
WholeFoodsではたまたま上記のパウダー上のものがセールで安く売られていたので今回はこれを購入。
菜種は英語ではColeseedということなのですが、
インターネットでも店舗でも色々探しまわったのですが、
残念ながらこれに当たる商品が販売されていなかったので、
今回は菜種の代わりにFlaxseed(亜麻仁)を買ってみました。


e0070787_03145264.jpg



封を開けてみてびっくり!
私は勝手に両方とも片栗粉のような「白い粉」を想像していたのですが、
Hemp Powderくすんだ抹茶のような色で、
Flaxseedはまるで枯れ草をただ砕いたような色と形状でした。



e0070787_03172344.jpg


そしてその他に購入した原材料たちです。
これらはCostcoLucky's Supermarket、そしてインターネット経由その他で入手しました。


とは言っても一番左にあるChia Seeds(チアシード)は以前から我が家にあったもので、
我が家ではよくサラダに振りかけてトッピングとして頂いていました。
ちなみにこの食材は、水分を含ませるとゼリー状に膨張し、
顔を近づけるとオメガ3脂肪酸が含まれているせいか、ちょっと魚臭いような匂いがします。


あとはChia Seedsの隣から、Poppy Seeds(芥子の実)、Lemon Peel(乾燥レモンの皮)、
Orange Peel(乾燥オレンジの皮)、山椒、そして乾燥柚子の皮です。



e0070787_03255692.jpg


今回はこれらの原材料を、まずは小さなティースプーン1杯ずつ混ぜ合わせていくことにしました。
ちょうど良い大きさの小さな可愛らしい空き瓶が取ってあったのでこれを容器に再利用。


これらの粉を合わせていく内に、平安時代の香調合や、江戸時代の医者による薬調剤、
はたまたインドの何百種類に及ぶスパイスの調整や、香り高いお茶のブレンドなど、
今までの自分にとっては、本の中でしか知る由もない、全くの異文化の世界を色々と想像してしまい、
何だかこの作業が何だかとっても優雅な振る舞いような気がして、
まるで写経でもするようなゆったりとした、けれども気持ちをぴっ!と張らして、
神妙かつ厳かな気持ちで取り組んでしまいました。



e0070787_03375516.jpg


上記原材料を全てティースプーン1杯ずつ入れた後は、
Williams-Sonomaで購入したアメリカ版七味唐辛子をティースプーン3杯分投入。
そして最後の仕上げに、食材棚にしまってあった韓国の唐辛子をティースプーン1杯分加えて今回は完成です。


e0070787_03403403.jpg


こちらが我が家の食卓に新しく加わった、生まれ変わった七味(?)唐辛子です。


e0070787_03414443.jpg



中身はこんな感じです。
色合いはちょっと地味になりましたが、芥子のみの灰色がかったブルーがすごくいいアクセントになっていてとても綺麗です。
香りも以前よりずっと複雑になり、ここで初めて香りの組み合わせの奥深さというものを感じた気がしました。



e0070787_03431695.jpg



早速その日の夕飯に出てきた牛肉に振りかけてみました。
口にしてみると、アメリカ版七味唐辛子にはなかった、
私の大好きな苦味や渋みや新しい辛さが加わり、
また今までに味わった事がない薬臭さみたいな風味も感じられるようになり、
私にとっては以前よりずっと魅力的な味に変わりました。



e0070787_03550628.jpg




今回使用した原材料軍です。
なんだかんだで結構買い込みました・・・。





「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」







えーと、こんなことをせずとも、
おとなしく日本の七味唐辛子を購入すれば、
ここまで経費をかけなくても済んだのかなー(T_T)





と、頭の中にちょっと浮かんだことも、ないことはないですが(苦笑)、





それでも、ティースプーンを使って1杯ずつ調合していったあの厳かな時間と、
やはり自分の思う通りに七味唐辛子を作ってみたという経験から、何となくですが自分の中で、
手間隙をかけて良いものを作っていったという自信と満足”のようなものが生まれたような気がして、
個人的にはすごく充実したひと時だったと思っています。と同時に、
”色々なスパイスを混ぜ合わせて、今までに出会った事がない素晴らしい味、及び自分のオリジナルの味を作る
という面白さも発見できたような気がしますし、
またこれらの食材はすごくヘルシーなものが多いので、これからの自分の健康にもプラスになると思われますし、
何と言ってもこのブログのネタになったので、




この経費の元は取れた!!!




ということにしておきます(笑)。←つーか、後は続けてナンボですね・・・頑張ります!




[PR]

# by japolska | 2017-02-15 07:51 | 世界のテーブルから | Comments(0)
2017年 02月 14日

北国の人たちに関する本を読む 5

e0070787_23392985.jpg




福のり子氏著”海の男たちのセーター”読了しました。
こちらの冊子の中で著者は、実際にスコットランドを含む英国海岸地帯の殆どの地域を訪問し、
各地で昔から細々と続いている、生活のための実用的な手編み文化について紹介してくださっています。


私は幼い頃からずっと、複雑な縄編みの組み合わせによって仕上げられたアランセーターの類や、
様々な色の細い糸を使って繊細な模様が繰り返し綴られているフェアアイルセーターの類になぜか非常に惹かれる傾向があり、
これらに関する本を探していくうちに、上記冊子に出逢いました。


こちらの本では、アランセーターやフェアアイルセーターはもちろんの事、
ガンジーセーターやフィッシャーマンセーター、そしてサンカ手袋などが、
それぞれのセーターや手袋の発生のきっかけから今日までの歴史を丁寧に追いながら、
豊富な写真や各地で見聞きした取材報告と共に大変詳しく掲載されています。



e0070787_23572509.jpg



私が個人的に一番衝撃を受けたページはこちらでした。
1887年にスコットランドの漁港にて、女性たちが鰊の加工に従事している姿を撮った1枚らしいのですが、
少し見づらいかもしれませんが、右のページに歩きながら編み物をしている女性の姿が写し出されています。
この時代の女性はどんなに少ない空き時間も無駄にせず「編みあがった作品を売ってお金にするために」編み物に没頭していたそうです。



e0070787_00025215.jpg



その頃のこの地域に住む少女達は、こんなに小さい頃から編み物ができたそうです。
ホントすごいな当時の女の子たち・・・でも上記写真の姿はどれもとても美しくて、大変神聖に思えます。



e0070787_00040535.jpg



スコットランドの海辺に生息する羊たちです。
冊子を読むと、スコットランドを含む英国海岸地帯は、木もまともに生えず貧しい荒涼な土地柄で、
羊たちも牧草を十分に食べる事ができないので、海辺に流れ着く海藻を食べて生き延びているそうです。
でもこの海草を食べる習慣のおかげで、これらの羊たちから取れる毛はとても品質がいいのだとか。
だから自然発生的に編み物文化が非常に発達したらしいです。



e0070787_00075786.jpg



伝統的なフェアアイル。昔はこのような色を使うのが正統だったとか。
もうあまりの模様の細かさと色合いの鮮やかさにまぶし過ぎて眩暈がします(T_T)。
この完成度は全てを超越して神様によって作られたとさえ思える程の素晴らしさです。



e0070787_00123193.jpg



サンカ手袋の写真です。こんな手袋が世の中に存在していたなんて・・・。
ちなみに当時の作者が書かれた取材記録を読んでみると、
取材に応じてくれたサンカ手袋を編める地元の女性は、4日程で1対の手袋を編み上げる事ができ、
しかもその手袋を日本円で約1,500円で売っていたのだとか!!!

続きを読んでいくと、その女性曰く、
「お金が目的ではない」のでその値段を設定したらしいですが、


いや、どう考えても安すぎるでしょう!!!




と、私は心の中で思い切り突っ込みを入れさせて頂きました。
(私だったら腹黒いので10倍くらいの値段を設定するかもしれません・笑。)


e0070787_00173690.jpg



ちなみにサンカ手袋の指の部分は三角錐のようにして編まれているらしく、
着け心地及び使い心地は抜群なのだそうです。
なんて細やかな心遣いなんでしょう・・・この手袋、私も欲しいです!!!



e0070787_00192714.jpg



こちらはビクトリア時代の編み棒だそうです。
もうあまりの細さと優雅さに究極の美を感じずにはいられません(号泣)!!!
ちなみに昔の貧しい英国沿岸部に住んでいた女性達は、
初期の頃は木の枝や鳥の羽を編み棒にして編み物をしていたそうです。


なにはともあれ、この本は、
私が今まで読んだ編み物関係の中では飛びぬけて素晴らしい1冊でした。
こちらの本は古本だったのですが、どうしても手に入れたくて、
オークションで当時の値段と同じ価格で落札しました(@3,500円)。


現代の先進国は物質的に豊かなので、それほど大金を支払わずとも、ある程度品質が保証された物を何でも簡単に手に入れることができますが、
この時代のような、身の回りに物自体が少ない上に、また新しく手に入る物も非常に限られている厳しい状況下の中で、
それでも、その限りのある物と、絞りに絞りまくって出した知恵と、時間を最大限に利用し弛まぬ努力を使って編み上げられた、
「全ては生きていくための」セーターや手袋、そして当時の女性達の人生に、私は深い畏敬の念を感じずにはいられないのです。


[PR]

# by japolska | 2017-02-14 08:23 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 02月 11日

BUZZSEARCH(バズ・サーチ)の苺のミルフィーユ(埼玉県さいたま市)

e0070787_03164940.jpg


私が日本への里帰りの際に楽しみにしているもののひとつが、
埼玉県の大宮駅構内のエキュート大宮にあるケーキ屋・BUZZ SEARCH(バズ・サーチ)苺のミルフィーユです。


e0070787_03175212.jpg


ここの苺のミルフィーユは本当に綺麗で美味しく、
お値段以上の価値があるものだと思います。
またお店自体も、色々とリサーチした結果、
大宮駅周辺では内容や見た目、味の全てにおいて、
一番洗練されたケーキを作っている店舗だとも思っています。


e0070787_03190754.jpg


箱はシックな鉛色ですが、蓋を開けると・・・、


e0070787_03194294.jpg


フルーツやクリームがたっぷりの上品なミルフィーユが姿を現します!
これを母や弟と一緒にのんびり食べるのが私の最高の贅沢です。


BUZZSEARCH(バズ・サーチ)大宮店
埼玉県さいたま市大宮区錦町630 エキュート大宮
048-648-3861
https://tabelog.com/en/saitama/A1101/A110101/11003132/dtlrvwlst/




[PR]

# by japolska | 2017-02-11 07:15 | 日本 | Comments(2)
2017年 02月 10日

アメリカで胡瓜と若布と蛸の酢の物を作る

e0070787_01230705.jpg


私はこちらのコンビ二雑誌”みんなの食卓”の大ファンです。
どの作品もとても素敵で、いつも楽しく読ませてもらっているのですが、
気に入っているシリーズの中でも特に一番好きなのが、
たかなししずえ先生著の”しーちゃんのごちそう”です。
こちらの作品はたかなし先生が小さい頃に体験したエピソードを中心に物語を展開されています。


e0070787_01254857.jpg


今回、上記写真の冊子の中で、たかなし先生は、
胡瓜と若布と蛸の酢の物に関するエピソードを紹介されていました。


e0070787_01305675.jpg


夏の季節、食欲のないしーちゃんに、
お母さんは偶然集まった食材を使って、
しーちゃんが元気になるように、
美味しい酢の物を作ってくれたそうです。


e0070787_01282493.jpg


しーちゃんのことが大好きですごく家族思いの優しいお父さんに、
しっかり者で和裁の内職をしている頼れるお母さん、
そして元気で素直で明るくてとっても可愛いしーちゃんの、
楽しい3人家族の物語にいつも心が癒されます。

また、しーちゃんの家庭の食卓に並ぶ、古きよき昭和の飾らない食事内容が、
いつも私の食欲と胃袋を容赦なく刺激してくれるのです(笑)



e0070787_01385591.jpg


今回は梅酢を入手したので、こちらを使用してみました。
蛸と乾燥若布、そして小さいサイズの胡瓜は、韓国スーパーのChoi's Supermarketで調達しました。


e0070787_01412072.jpg


エピソードの中で紹介されていた作り方とほぼ同じ分量で作ってみました。出来上がったのが上記です。
今は冬真っ盛りですが、久しぶりに食べた””と””の香りのする酢の物は何ともほっとする味で、
寒さで凍え縮こまった固い気持ちまで柔らかくしてくれるようでした。


[PR]

# by japolska | 2017-02-10 07:46 | 世界のテーブルから | Comments(0)
2017年 02月 09日

実家のノーフォークテリア(※将来はマタギ犬予定)

e0070787_23500076.jpg


先月から実家でノーフォークシャーテリアを飼い始めたとのことで、
昨日、猟師になるために絶賛準備中の我が弟から写真が届きました。可愛い!


弟曰く、まずは早々にしつけ教室に通わせ(5万円)、
その後はどこに出しても恥ずかしくない立派なマタギ犬に育てるらしいです。


[PR]

# by japolska | 2017-02-09 10:49 | 日本 | Comments(0)
2017年 02月 08日

アメリカで見かけたちょっとユニークな駐車スポット

e0070787_00231220.jpg


昨日スーパーへ買い物に行ったら、
スーパーの入り口のすぐ側に、ちょっと変わった駐車スポットを発見しました。


e0070787_00235511.jpg


どうやらここは、そのスーパーの選ばれた従業員が、
月単位で停められる特別駐車スポットの模様です。


通常は店舗の出入り口近くの駐車スポットは、
例えば車椅子利用者など、いわゆるハンディキャップを持っている人達専用の場合が多く、
また企業の場合だと、メインエントランス周辺の駐車スポットは、
基本的に偉い役職の方々やゲストに当てられているのが殆どで、
私は今までこのようなコンセプトの駐車スポットを見たことがありませんでした。


でも私はこの看板を見たとき、何だかすごくほのぼのとしていまいました。
どんなルールや規定がこの駐車スポットに当てられているかは分かりませんが、
例え金銭が発生しないゲーム感覚のお遊び程度の内容だとしても、
”肩書きがない従業員もちょっとした特別扱いを受けられる機会がある”
といった小さな幸せが垣間見えるような、職場からの楽しい福利厚生は、
そこで働く人たちの心を柔らかくしてくれるような気がします。


[PR]

# by japolska | 2017-02-08 07:21 | アメリカ | Comments(0)
2017年 02月 07日

アメリカで鱒の炊き込みご飯を作って喰らう!

e0070787_00113584.jpg


先日こちらで(↓)


http://japolska.exblog.jp/25260504/


Red Snapperを使ってアメリカで鯛めしもどきを作ったお話を紹介させて頂きましたが、
魚介類のエキスを米の中に全て吸わせる炊き込みご飯という調理法”というのが思った以上に大変美味しく、
また本来なら主食にパン&じゃが芋文化を持ち、米文化にはあまり興味を持たないポーランド人からも大絶賛を受けたので、
調子に乗ってまた(笑)Costcoで購入した鱒を使って、再度炊き込みご飯を作ってみました。


調理方法は前回の鯛めしもどきとほぼ同じなのですが、
追加の具として、歯ごたえを出すために小さく角切りにしたレンコン、
植物系の出汁プラス香り付けに細かく切った干ししいたけに、
もう少し青みを出すために冷凍したケールを細かく砕いたものを加えました。
あとは鱒の上から、自家製大蒜醤油を少したらして風味付けもしてみました。


上記がちょうど出来上がったところの全体写真です。
魚自体が地味な色合いなので、前回の鯛めしもどきのような華やかさはありませんが、
私は小さい頃から虹鱒が大好きだったので、個人的には味はこちらの方が好みでした。


[PR]

# by japolska | 2017-02-07 08:12 | 世界のテーブルから | Comments(0)
2017年 02月 04日

削りたてのシナモンを入れたミルクティー

e0070787_00221014.jpg


今年の冬は比較的暖かい印象があるこちらアメリカ・ケンタッキー州ルイビルですが、
やはり気温がマイナスになる日もあり、まだまだ絶賛冬季中です。

先日Williams-Sonomaへ行った時、シナモンスティックが安く売られていたので購入しました。
夫が無類のシナモン好きというのもあったのですが、
私が短大生の頃、友人たちと一緒に入った喫茶店で、コーヒーか何か温かい飲み物を注文した際、
スプーンの代わりにシナモンスティックが添えてあり、そのコンセプトと心遣いに非常に感動した記憶があり、
いつかシナモンスティックを買って自宅で同じような事がしたい、と、
かれこれ20年以上ずっと小さな夢として心の中に持ち続けていました。


e0070787_00282225.jpg


パッケージもお洒落ですが、中身もかなりしっかりしていて色の濃い、
良質なシナモンスティックという事がガラス越しにも目に取れます。


e0070787_00302446.jpg


価格は元値@$12.95 → 値引後@$4.99 と、
約61%(-$7.96引きと、既にかなりお得な値段だったのですが、


e0070787_00330018.jpg


週末に出向いたので、更に20%の値引を受けられる事ができ、
最終価格は@$3.99になり、約70%引き(-$8.96)という価格で手に入れることができました!やったー!
これでしばらくはおうちでカフェごっこが楽しめそうです。


e0070787_00351765.jpg



早速自宅でミルクティーを入れ、シナモンで風味をつけてみることにしました。




・・・えー、上記写真でなぜおろし器が写っているかというと、




このシナモンスティックをマドラーとして使うには何とももったいなさすぎる!





という私のセコビッチ精神がむくりと頭を上げ、尚且つ、


地球環境とお財布のためにも、可能な限り栄養価として体内に納めなくては!





といった、究極のエコを装った訳の分からない使命感が私を突き動かし、
このような行動に走らせた、という訳です。←つーか、ただのしまり屋ですね・・・否定はしません・・・。



e0070787_00402414.jpg



正直言って上記けずり器でこの固いシナモンスティックを削るのはちょっと骨が折れましたが、
削りたてのシナモンは香りが高く、乾燥スパイスなのにとても鮮烈で新鮮な風味がしました。
シナモン大好きな夫にもとても好評でした。よかったです。


これでシナモントーストもできないかな~、という淡い思いもあるのですが、
こちらで日本風の食パンを手に入れることがなかなか難しいので、
この夢はまた近い将来のお楽しみになりそうです。



[PR]

# by japolska | 2017-02-04 09:14 | 世界のテーブルから | Comments(0)
2017年 02月 03日

2016年12月にホテルサンバレー那須に行ってきました

e0070787_00391135.jpg


去年の12月中旬の平日に、母と一緒に一泊で、
栃木県那須郡にあるホテルサンバレー那須に行ってきました。


ここへは毎年来ているのですが(今回で4回目)、
なぜリピーターになったかというと、パッケージの内容によっては、



・さいたま新副都心駅から往復の送迎バスのサービスがある
・夜&朝のバイキングが超豪華
(新鮮な魚介類に飢えている身体には、お寿司に刺身、あとズワイガニの食べ放題などが嬉しい!)
・温泉が広々として気持ちがいい(もちろん露天風呂やサウナ付)
・無料でスパ利用可
・12時チェックアウト
・無料ウェルカムドリンクサービス(時間内では飲み放題!)
・バス出発まで温泉を無料で利用できる(タオル類無料貸出付)
・施設内で自由に使える1000円のサービス券付(お土産も購入可!)
・隣接する美術館の無料招待券付

・部屋の冷蔵庫のペットボトルの水1本&和菓子のサービス付
・スタッフさんたちの
極め細やかなおもてなしサービス付



これらを全部含めてこの時期でも、本館利用で1人@12,000~13,000円程度だし、
さいたま新副都心駅までたどり着いてバスに乗り込めれば、
あとは至れり尽くせりで細かい事を心配する必要は無いので、母と2人で、




「もう全てが完璧!ここしかないね!」



ということで意見が一致。
他の温泉地を試してみようなんて浮気心は毛頭無く(笑)、
今のところは1年に1回、しかも一泊のペースですが、
2人でここに来ることをひたすら心待ちにしているのです。


e0070787_00575037.jpg
e0070787_00580867.jpg


天気がいいとホテルからこんな素晴らしい那須五峰の姿が見られます。
去年私達が訪れた時は天気もよく暖かくてかなり遠くまで見渡す事ができました。
これだけの景色が見られたのは今回が初めてでした。


e0070787_00593390.jpg


私がこのホテルで何より楽しみにしているのは、
こちらの無料休憩室で頂ける飲み放題のウェルカムドリンクサービスです。


e0070787_01001107.jpg


こちらではコーヒー・紅茶・緑茶・各種ジュースの他にも、
熱いオニオンスープや地元で作られた梅酒などをセルフサービスで飲むことができます。
この選択肢の多さが本当に嬉しいです。


e0070787_01021562.jpg


私はこの休憩室で、熱いオニオンスープや梅酒を頂きながら、←この2つはすごく美味しい!私の超お気に入りです!
外の景色を眺めつつ、ゆっくり本を読むのを、
日本への里帰りの中で何よりも楽しみにしているのです。


ホテルサンバレー那須の詳細と各種パッケージツアーは以下のサイトから確認できます。


ホテルサンバレー那須
http://www.nasu3800.co.jp/

ゆこゆこネット
http://www.yukoyuko.net/0988/

[PR]

# by japolska | 2017-02-03 07:34 | 日本 | Comments(0)