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2017年 04月 08日

ある旅人が黒海沿岸の町に持ち込んだ100ユーロ紙幣のお話


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コピペ & この記事の内容が短くて申し訳ないのですが、
ある旅人が黒海沿岸の町に持ち込んだ100ユーロ紙幣のお話について書かせて頂きます。


インターネット上では既に有名なお話で、
読み手によってこのお話の解釈は色々と変わってくるらしいのですが、
私はなぜかこのお話が非常に好きで、これを読むたびに、
世界中の人々がそれぞれ今現在持っている「もの」について(※生まれつき身体や心の中に持っている”モノ” & 後日何らかの手段で入手した物品としての”物”の両方を含む)及び、
"自分にできない事を誰かに気持ちよくしてもらう、または、自分が作れないものを誰かに快く作ってもらう”ことを、
全くの赤の他人間でも問題なくまた非常に簡単に可能にしてしまうほぼ唯一の手段である”お金”というものを、
人々の間で上手に循環させるという事がいかに大切かということについて、
何となくぼんやりと思いを馳せてしまうのです(でも特に答えを見つけようとはしていない。本当に漠然と「思う」だけです。)


******* ある旅人が黒海沿岸の町に持ち込んだ100ユーロ紙幣のお話 *******



ときは8月、黒海沿岸の町。雨にぬれる小さな町は活気がなく、すっかり寂れていた。
人々は借金を抱えて苦しい生活をしているのだ。

その町へ、一人の旅人がやってきた。そして町に一つしかないホテルに入ると、
受付のカウンターに100ユーロ紙幣を置き、部屋を選ぶために2階へ上がって行った。
ホテルの主人は100ユーロ紙幣をひっつかんで、借金返済のために肉屋へ走った。
肉屋は同じ紙幣を持って養豚業者へ走り、100ユーロの借金を返した。
養豚業者はその紙幣を握ると、つけにしてある餌代と燃料代を払うために販売業者に走った。

販売業者は100ユーロ紙幣を手にすると、この厳しいご時世にもかかわらず、つけでお相手をしてくれる
町の遊女に返そうと彼女のもとに走った。遊女は100ユーロ紙幣を懐にしてホテルに走り、
たびたびカモを連れこんだホテルに借りていた部屋代を返済した。

ホテルの主人は、その100ユーロを受け取ると、紙幣をカウンターの元の位置に置いた。
ちょうどそのとき、部屋をチェックして2階から降りてきた旅人が、どの部屋も気に入らないと云って
100ユーロ紙幣をポケットにしまいこみ、町を出て行った。

誰も稼いでないけど、町中の誰もが借金を返し終わり、町は活気を取り戻した。


******* ある旅人が黒海沿岸の町に持ち込んだ100ユーロ紙幣のお話 終わり *******



上記写真は近所を散歩した時に写した木の実です。
こういうのを見ると食べられないと分かっていても心のどこかで興奮してしまいます(笑)。


・・・というか、基本的に私は、自然の中に入った瞬間から、目に見える全ての物を、
「食べられるか」「食べられないか」の2つのグループに瞬時に分類してしまう癖があるんですが、、、
我ながら大事なところは昔からちっとも成長せず、食い意地ばかりが異常発達したなぁ・・・(T_T)とも、思います・・・(涙)。


でも、今のところ何とか健康で元気に生活できているので、
こんな自分でも生かしてくれる周りの全てに感謝です。

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# by japolska | 2017-04-08 07:17 | その他海外 | Comments(0)
2017年 04月 07日

アメリカで生まれて初めて山羊のミルクを購入して飲んでみたお話

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近所のスーパーに立ち寄った際、たまたま自然食品系を扱うコーナーを通りかかってみたら、
GOAT MILK(山羊のミルク)が半額になっていたののを見つけたので思わず購入してしまいました。


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以前から山羊のミルクにはすごく興味がありました。
なぜかというと、私の大好きな荒川弘氏著の”百姓貴族”というエッセイ漫画の中で、
低温殺菌/無殺菌牛乳の他に山羊のミルクについても触れられていて、
機会があったら絶対に飲んでみたいと思っていたからです。



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コップに移したところの写真です。
ちょっと暗くて見づらいかもしれませんが、
近くで見るとこのミルクの色は、
どこか透明感がある牛乳の白さというより、
ただただ真っ白な紙の白さに近いと思いました。


実際に飲んでみると、最初の一口は牛乳と殆ど一緒なのですが、
喉を通った後に口の中に広がる風味は牛乳よりももっと複雑で甘い印象がありました。
個人的には我が家で通常購入している低温殺菌の牛乳よりこちらの方がずっと好みでした。
(↑)という事を言うと我が家のポーランド人を完全に敵に廻す事になるのでこれは口には出しません(笑)。



********

※ちなみにアメリカで低温殺菌牛乳を購入して飲んでいるお話はこちらから(↓)。

http://japolska.exblog.jp/24543902/

********



こちらの山羊のミルクですが、2人だけの家庭だと結構量があったので、
ただそのまま飲むだけでなく、何か料理に利用できないかと思い、
冷蔵庫にあった根菜類や豚肉、そして干ししいたけ等の材料を使い、
山羊のミルクたっぷり+出汁入り味噌を入れたクリーム仕立て(?)の豚汁もどきを作ってみたんですが、



これがびっくりするほど美味しくて(T_T)!!!





しかも先日から我が家で調合するようになった自家製七味唐辛子をかけて食べると、
その味の奥行きが更に立体化され、より美味しく頂ける事も同時に発見しました。



********

※ちなみにアメリカで七味唐辛子を調合するお話はこちらから(↓)。

http://japolska.exblog.jp/25364930/

********



という訳で今回山羊のミルクを購入した事で、



・個人的には山羊のミルクは低温殺菌牛乳よりも自分の好みである。
・濃くて美味しいミルクはコクを出すためのスープ用の出汁としても使える。
・またこの山羊のミルクでカフェオレを作ると天にも昇るくらいの美味さである。



という、自分にとって新しい真実を3つも気が付く事に成功しました。
また良い経験ができてすごく嬉しかったです。


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# by japolska | 2017-04-07 09:40 | 世界のテーブルから | Comments(2)
2017年 04月 05日

BUFFALO TRACE DISTILLERY(バッファロートレース蒸留所) へ行く(アメリカ・ケンタッキー州フランクフォート)

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週末にノルウェーからのお客様と一緒に、
アメリカ・ケンタッキー州フランクフォートにある、
BUFFALO TRACE DISTILLERY(バッファロートレース蒸留所)へ行ってきました。


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こちらはかなり長い歴史を持つ蒸留所で、
かつでこの地域ではケンタッキー川に水牛が渡っていたことからこの名前がついたのだとか。
少量生産の高級バーボンを数多く生産していることが特徴で、
その他にもウィスキーやウォッカなども製造しているのだそうです。



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駐車場からすぐのVISITOR CENTERに足を運び、
蒸留所ツアーの申し込みをします。
ここではいくつかのツアーが開催されていますがどれも無料♪とのことで、
この日は週末ながらもかなり寒い日だったのですが、
とても沢山の人が見学に訪れていました。



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ツアーの申し込み窓口では、
このようなしっかりした紙の案内パンフレットがもらえます。



私達は今回、土曜日のお昼の12時頃到着したのですが、窓口の人から、



「12:30から始まる”蒸留所の歴史中心”に蒸留所のそれぞれの建物を歩いて巡るツアーがいいか、
それとも1:30から始まる”バーボンはウイスキーだけど、ウィスキーはバーボンじゃない”事を説明してくれる製造関係のツアーがいいか、どちらにしますか?」




と聞かれ、聞いた瞬間全員が口を揃えて、




「1:30からのツアーでお願いします!」




と見事に意見が一致(笑)。



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という訳で、ツアーの時間まで、
同建物内にあるお土産屋さんを散策する事にしました。
ここにはいろいろなグッズが置いてありました。
個人的には2種類のバーボンのアイスクリームがすごく美味しそうで食べたかったです。
(今回はかなり寒い日だったので泣く泣く断念しました・・・T_T。)



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そしてツアーの時間になりました。
まず最初に外へ出て、ツアーガイドの方から、近場の建物についての説明及び簡単な歴史の説明を聞きます。



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それから対ツアー客専門の建物の中に入って、
バーボンの蒸留方法についての説明を拝聴。



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上記写真内に見える、ツアーガイドの方の奥に見える4つの樽は、
ANGEL SHARE(エンジェルシェア) といって、
バーボンの熟成中に樽からどれだけ蒸発して減ってしまうか、
その実際の量が見えるように可視化されたものだそうです。
何でも右下の一番少ないものは樽に詰めてから18年経過したものの見本なのだとか。



あまりの減り具合にツアー客達が驚いていたら、



「ここのエンジェルは酒好きだよ~(笑)。
こんな風にあっという間に飲んじゃうんだ!」




とツアーガイドさんはコメントしてくれ素敵に場を和ませてくれました(笑)。
私はここに住むエンジェルたちと気が合いそうです(笑)。



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同じ部屋には、バーボンの原料の穀物の比率を現す見本も置いてありました。
こういう視覚的に非常に分かりやすいものがあると頭の中に残りやすいですね。



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もちろんこういう場では関連動画も欠かせません。
内容は、この蒸留所の簡単な歴史とバーボンの製造法が主でしたが、
とても綺麗な映像を使い、まずはここで造られているバーボンが全て自然からの原料のみを使って作っている事と、
ケンタッキー州の地下にあるライムストーンを通って流れてきている水がいかに美味しいバーボン作りに貢献しているかという事、
そして昔ながらの愛情を込めた手作りの熟成法を守ることで質の良いバーボンができている事に特に重みを置いて、
簡潔にしかも分かりやすく紹介してくれたので、
最初から最後まで全く飽きることなく動画を観ることが出来ました。




ちなみにツアーガイドさんからも、



「このムービーは本当にいいよ!
何てったって僕は今日3回も見ているからね!」




という、定番であろうアメリカンジョーク調の太鼓判つきのお勧めも頂きました(笑)。



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この後、実際にバーボンが貯蔵されている倉庫を見学しました。
うっすらとかび臭いような古い倉庫特有の匂いの他に、
香ばしく甘ったるいバーボンの香りも混ざり、
何となく落ち着くような、どことなく懐かしいような空気が漂っていました。


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通路に面したそれぞれのバーボンの樽の蓋には、
各ロット番号と樽に詰めた日付のスタンプが押されてありました。
こういうのは何だか温かみがあっていいですね~。



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この後、銘酒ブラントンを瓶詰めするラインがある建物に移動しました。
ブラントンとは厳しいチェックを受けてパスした8年貯蔵された樽から瓶詰めされたシングルバレルのバーボンで、
手書きのラベル及び蓋に施されたケンタッキーダービーを髣髴させる8種類のボトルトップが特徴のお酒です。
上記写真の場所で、6人の職人が1本づつ手作業で瓶詰め及び包装までの作業をするそうです。



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ブラントンの瓶詰め工程です。
1度に6本の瓶詰め作業ができるらしく、
正直この数の少なさに軽く衝撃を受けました。


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ブラントンの瓶の封詰め作業の展示です。
実際のラインは無人でストップされていた上、肝心のボトルも空でしたが、
1本1本丁寧に施されている様子が誰の目にも分かるようにディスプレイされていました。



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ラベル付けや箱詰めも1つづつ手作業で行われている模様です。
この日は週末だったので、残念ながら実際の作業工程は見られなかったのですが、
パンフレットを見ると、平日は6人の職人の実際の瓶詰め作業が見学できるらしいです。


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ブラントンの品質管理部門です。
小さな机がひとつだけで何とも愛らしくほっこりしました(笑)。



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ツアーの最後にはもちろん試飲もありますよ!!!
ここでは全部で5種類のお酒が紹介されました!!!



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まずはユニークなところでは、小麦から作られて10回蒸留したという、
WHEATLEY VODKAというウオッカと、
あとはとうもろこし、ライ、大麦麦芽で作られたWHITE DOG MASH 1という、
これまた無色透明なウィスキーが試飲可能でした。


余談ですがなぜ市販のバーボンに美しい琥珀色が付いているかというと、
製造過程の途中で樽に入れて熟成する際、まずはその樽の内部を焦がしてキャラメライズさせるからなのだそうです。
何でもその色や香りが無色透明な原酒に移ってより深く落ち着いた味わいを産み出すのだとか。
うわー、なんてロマンティックな現象なのでしょう!!!


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そして有色のバーボンは、8年物と10年物の2種類が紹介されました。
試飲は上記4種類のうちの2種類まで可能です。
でもこの後、残念ながらカメラに収めるのを忘れてしまったのですが、
Bourbon Creamというバーボン風味のクリームのとても甘いリキュールも提供され、
これはお酒が飲めない人以外全員が自由に飲めるシステムになっていました。
(ちなみにこのリキュールは、器に注がれたと同時にそこにいる全員が手を伸ばして殺到するという大変な人気振りでした・笑。)


私達はお互い協力して、全てのお酒をテイスティングしてみたのですが、
お互いの意見交換及び厳しい協議&掏り合わせの結果(笑)、
上記写真2枚目左に写っているEagle Rare 10 Years Oldと、
大人気だったBourbon Creamの合計2本を購入して帰路に着きました。



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この蒸留所は”World's Most Award-Winning Distillery"というタイトルも獲得していて、
名ウィスキー/バーボンの生産地という事で世界中にその名を轟かせているらしく、
ツアー客の中には世界各国から足を伸ばしてきた人も沢山いらっしゃいました。


ちなみに私がいま住んでいるケンタッキー州ルイビルからは車で1時間ほどの距離で、
道順もすごくシンプルなので特に迷わずに到着しました。
何はともあれ、酒好きの私にとっては大変勉強になり、
また試飲も出来て(←これはとっても大事ですよw!)とても楽しめたツアーでした。


ケンタッキー州で無料でケンタッキーバーボンについて学べ且つ試飲ができる素晴らしい蒸留所はこちら。


BUFFALO TRACE DISTILLERY

113 GREAT BUFFALO TRACE,
FRANKFORT, KY 40601
1-866-729-3722
www.buffalotracedistillery.com

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# by japolska | 2017-04-05 08:52 | アメリカ | Comments(0)
2017年 04月 03日

BRAZERIOS CHURRASCARIA BRAZILIAN STEAKHOUSE へ行く(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)

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週末、ノルウェーからのお客様がいらしたので、以前から気になっていた、
BRAZERIOS CHURRASCARIA BRAZILIAN STEAKHOUSE へ行ってきました。
ここはアメリカ・ケンタッキー州ルイビルのダウンタウンの目抜き通り・4th Street Live!の一角にある、
ブラジルスタイルのシェラスコを提供してくれるステーキハウスです。


このお店では、素晴らしく豪華なサラダバーと一緒に、
牛・鶏・羊などの色々な部位のお肉及びソーセージ類の焼き立てを好きなだけ食べる事ができます。
食べ放題ファン&お腹を空かせたお肉好きにはたまらないレストランです(笑)。←それは私ですw



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まずはサラダバーのサラダから。
個人的に感動したのは、ここのサラダバーでは、クラッシュした氷の上に載せられたそれぞれの器に、
色とりどりの、しかも沢山の種類のサラダが、感動を覚えるくらい美しくそしてゴージャスに盛られていたことです(よっぽど店側の目が行き届いているのか、いつ行っても乱れがない!)
しかも野菜類だけではなく、海老やスモークサーモンなどのシーフードも用意されてあって、サラダバーだけでも十分堪能できる内容となっていました。
ここならお肉が苦手な人やお肉を一切食べないベジタリアンの人でもきっと問題なく楽しめると思いました。



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そしてテーブルでは、上記のようなサイドオーダーがついてきます。
左上から時計回りで、焼バナナ、ポレンタ(甘くないサツマイモを揚げた様な味がしました)、そしてマッシュポテトのチーズ乗せです。
これにプラス、ピンポン球くらいの可愛らしいサイズの、チーズ味のもちもちパンが付いてきます。
この4種類はお代わり自由なようで、なくなるとサーバーさんがすぐにきて「お代わりは?」と聞いてくれました。

※追加情報:このお店のホームページを読むと、お好みでこれらにプラス黒豆や白米もお代わり自由でもらえるみたいです。



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肝心のお肉ですが、上記写真のように、サーバーさんが焼きたてのお肉をもって各テーブルを廻ってくれ、
「これはこういうお肉ですが、いりますか?」と聞いてくれます。
もしそのお肉を食べてみたかったら、自分の好きな焼加減の部分を大きな塊から切ってもらい、
自分でトングを使って手元のお皿に引き寄せます(小さいものはそのまま丸ごとサーブしてくれます)。
もしそのお肉がいらなかったらそのまま断ればOKです。


ちなみにテーブルの上には丸いカードが置いてあり、これでお肉がいるかどうかの意思表示になります。
の面にすると「もっとお肉をください!」という意味になり、
の面にすると「今はお肉はいりません!」という意味になります。



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実際に切ってもらったお肉です。
大きさ及び量はその場でリクエストすれば色々変えてもらえます。


今回私は少しずつ色々な部位のお肉を食べてみましたが、
それぞれの動物及び部位によって、また、その焼き方の違いによって、
これほど風味や食感が違うものか、と、大変勉強になりました。
もちろん味はどれも非常に美味しかったです。
個人的にはまた絶対に訪れたいお店です。


私達は今回、3時過ぎのディナーの時間に行ったんですが、
ランチタイムだと同じ内容でもかなりお得な値段になるようです。
今回はサラダバーにお肉全種類が食べられる内容で、値段は一人当たり約@$40強でした(※チップ別)
これはこのお店の内装及びサービス、そして実際の食事の提供内容を考慮しても決して高くない値段だと思います。



アメリカ・ケンタッキー州ルイビルでブラジルスタイルのシェラスコを思う存分堪能できるお店はこちら。


BRAZERIOS CHURRASCARIA BRAZILIAN STEAKHOUSE
450 S. 4th Street
4th Street Live! Downtown Louisville, KY
502-290-8220
http://www.brazeiros.com/


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# by japolska | 2017-04-03 09:05 | 世界のテーブルから | Comments(0)
2017年 03月 30日

北国の人たちに関する本を読む 13

青森県出身の”昭和の脱獄王”と呼ばれた、
白鳥由栄(しらとりよしえ)氏の関連本を、
続けて何冊かまとめて読みました。



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この人物に興味を持ったきっかけは、
今現在私が非常にはまっている、野田サトル氏の”ゴールデンカムイ”からです。
この作品には白鳥氏を連想させるキャラクター・白石由竹(しらいしよしたけ)という人物が登場しています。


この人物は、脱獄に対するずば抜けた才能を持ち、何度も監獄から脱獄しています。
しかし性格は短絡的なお調子者で、思慮が浅いために何度も痛い目にあっています(笑)。
けれど彼のおかげで、内容的に暗くなりがちなテーマのこの作品の各場面に、
人間らしいちょうどいい軽さと笑いが加わり、物語の魅力が2倍にも3倍にも膨らんでいます。


その後インターネットでこの作品を調べていくうちに、
作者の野田氏はそれぞれの登場人物に実在した人物をモデルとして使ったことが判明。
その中でも私が一番興味を持ったのが白石由竹のモデル・白鳥由栄氏だったので、
インターネット上の中古書店を検索し、彼に関する本を何冊か取り寄せてみました。



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まず最初に読んだのは、私が敬愛する船山馨氏の”破獄者”でした。
こちらの本は大手中古書店では手に入らなかったので、
北海道札幌市の花島書店さんから送料込みで合計@863円で購入しました。


実際のこの作品の長さは非常に短く、全部で26ページでしたが、
内容的には、収容中及び脱獄中に主人公の心の底にいつも留まっていた孤独や哀しみを、
一人称でしみじみと告白するといった形で書かれており、
私自身は脱獄した経験などはありませんが(笑)、
彼の気持ちが全て理解でき、ぽろぽろと涙が落ちました。
これを読んでますます船山先生が大好きになりました。



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次に読んだのは亡き文壇の大巨匠・吉村昭氏著の”破獄”です。
こちらはブックオフで送料込で合計@198円で購入。
この作品では”白鳥由栄”という名前は出てこず、主人公は別の名前でしたが、
白鳥氏のことについて書かれたのは間違いなさそうです。


内容的には、この作品が一番詳細に”昭和の脱獄王”に関して書かれていると思います。
ただ、主人公目線ではなく、どちらかというと刑務所目線で書かれた”記録”もしくは”資料”的な書き方なので、
主人公に対して共感できるような記述は残念ながら少なかったです。


でもこれを読むと、昭和の脱獄王が活躍した時代の刑務所事情及び日本全体の景気の様子がすごくよく分かるので、
この時代の刑務所の実情及び白鳥由栄氏の事を詳しく知りたいのなら、この本は絶対に外せないとは思います。



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最後に読んだのは斎藤充功氏の”脱獄王・白石由栄の証言”です。
こちらはネットオフで送料込みで合計@108円で購入。
こちらは全2作とはうってかわって、出所後の白鳥氏のインタビューを中心に形成されています。


ただもちろん読者にも白鳥氏の人物像及び脱獄の軌跡が理解できるよう、
出所までの彼の獄中及び脱獄の経緯もきちんと記載されていますが、
何と言っても白鳥氏の生の声が読める、大変貴重な1冊でした。


これらの本を読んだ順番は全く意図せず本当に偶然だったのですが、
結果的にこの順番で読めて本当によかったです。
(おそらくこの順番でなければ3冊連続して読みたいとは思えなかったかも。)
そして新たなジャンルの本の地平線を広げてくれた野田氏の”ゴールデンカムイ”に深く感謝です。



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# by japolska | 2017-03-30 09:19 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 03月 29日

北国の人たちに関する本を読む 12

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さとうち藍氏著”アイヌ式エコロジー生活・治造エカシに学ぶ、自然の知恵”読了しました。


これは上記写真の男性、治造エカシ氏の生活を通じて、
今現在の北海道アイヌの状況やその語り継がれている文化及び知恵の紹介、
そして過去、本土からの北海道開拓でアイヌ民族が被ってきた差別をさらりと説明し、
また上記表紙のような美しい写真を沢山掲載する事で、
若い人や女性にも抵抗なく読めるよう上手にまとめられた本でした。


私はこの本を、野田サトル氏の”ゴールデンカムイ”繋がりで知り、
日本の最北端・北海道に在住する先住民族のアイヌ民族についてもっと知りたくなったので、
まずは導入を、と思い、タイトルに惹かれてこの本を購入しました。
個人的には真っ先にアメリカに居住するドイツ移民の宗教集団であるアーミッシュを思い出さずにはいられませんでした。


読み進めていくとアイヌ民族は、昔から自然をとても大切にしていて、
自分たちを生かしてくれる身の回りの動植物に”カムイ(神)”が宿っていると信じ、
深い尊敬の念を持ってそれらに向き合い誠実に接してきた事が分かります。


また同時に、今まで何の不自由もなく幸せに暮らしていたアイヌ民族の暮らしに、
いきなり本土から来た和人たちが自分たちのルールを勝手に持ち込み、割り込んできたこと、
そして彼らは、おっとりと優しい気持ちを持ち、また上手な交渉方法を知らないアイヌ民族に対して、
強引&卑怯な手で先住民族であるアイヌの人々の財産や権利を奪い取り、また労働力として酷使したこと、
また日本政府はアイヌ民族に対して、本土からの人間とは明らかに違う、
あらかさまな差別政策を制定及び施行して彼らを不毛な地へと追いやった事実が、
短くて淡々とした文章でしたがきちんと記載されていました。


先住民族に興味がある方や、昔ながらの自然な生活の事が知りたい方、
もしくは野田サトル氏の”ゴールデンカムイ”を読んでアイヌの文化に興味を持たれた方にお勧めの1冊です。



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# by japolska | 2017-03-29 09:45 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 03月 28日

【トライポフォビア観覧注意】キツツキによって開けられた無数の穴

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こちらアメリカ・ケンタッキー州ルイビルも、
だいぶ寒さが和らいで、春に近づいてきました。

昨日久しぶりに近所を散歩したら、
キツツキによって無数に穴が開けられた木を見つけました。
おそらく相当古い木で、中にキツツキのご馳走の虫が沢山いるのか、
見上げてみるとかなり上の方まで上記のような穴がびっしりと開けられていました。

このような木を見るのは初めてでしたが、
意外にも真っ直ぐ横に規則的に開けられた穴に、
何か数学めいたものを感じ、ちょっと感心してしまいました。


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# by japolska | 2017-03-28 08:49 | アメリカ | Comments(0)
2017年 03月 24日

北国の人たちに関する本を読む 11

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宗美智子/橋田壽賀子氏著”おしん”読了しました。



こちらは言わずと知れた超有名な作品で、
日本ならずとも世界中をも涙の渦に巻き込んだ感動の大河物語なのですが、
残念ながら私は今までテレビで観た事も原作を読んだ事もなかったので、
まずは導入編ということで漫画で購入してみたら・・・、





ええもうすっごくよかったです(T_T)。




つーか、今まで何でこんな素晴らしい作品を知っていながらも、
なぜあえて自分から一歩足を踏み出さなかったのかと、
相変わらずも鈍くトロい自分が情けなくなりますが、




私のトレンドの波は世間で流行した時より約20~50年程遅れてやってくる




という、何とも動かしがたい事実が存在しているので、
ここいら辺は色々ともう諦めることにしました(苦笑)。



でも、導入編としてこの漫画を選んだのは大正解でした。
まず宗美智子氏が描かれた絵柄がすごく物語に合っていたし、
何と言ってもすらすらと読みやすく短時間であらすじが理解できましたので、
同じく既に購入済みの小説版の方もより読みやすくなりそうです。
ほんの少し先の小さなお楽しみを作る事ができました。
(↑)ぶっちゃけて言いますと近い未来の自分にプチご褒美的なものを用意するこのような行動は、
心に隙間が出来やすい長期海外生活において非常に大事だと個人的には思っています・・・。
これに関するお話は自分自身の経験及び目撃談も併せてまたいつか。




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上記漫画を読みながら、おしんの性格や生い立ちをなぞっていく内に、
既に読了済みの船山馨氏の大河小説”石狩平野”を思い出しました。
こちらの本にもおしんとそっくりな少女・鶴代が登場します。



おしんと鶴代に共通する状況及び性格はこんな感じです。



・非常に貧しい家に生まれ育つ。なので小さい頃から奉公先で働く事に。
・子供でも大変な働き者。止まることなくいつも働いている。その為に奉公先から重宝がられる。
・どんなに過酷な状況下でも強い忍耐を持ち、困難を乗り越えながら自分の道を見つけ、迷うことなくしっかりと生き抜いていく。
・自分自身の中に正しい善悪の判断基準を持ち、尚且つ自分が主張すべき意見もきちんと持ち合わせている。主張すべき時には例えその場の絶対的権力者に対してもその意見を述べることを恐れない。
・誠意を持って人に接する正直者。周りの人たちへの感謝を忘れない。



上記状況及び性格もさることながら、
おしんも鶴代も同じ明治時代の生まれで、
しかも幼い頃に戦争の時期を経験しているといった、
バックグラウンドが重なっているというのも、
私の中でこの2作品が何となくシンクロしてしまう理由なのかもしれません。


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”おしん”の中に、故女流歌人・与謝野晶子氏が書かれた、
”君死にたまふことなかれ”の詩が掲載されていたので、
里中満智子氏著”昌子恋歌”を再読。


この本は与謝野晶子氏の生涯を漫画形式で紹介している作品です。
小学生の頃この本を読んで、幼いながらも大変に感動したのを覚えています。
里中満智子氏は女性漫画家の中で私が世界で一番尊敬している方です。

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# by japolska | 2017-03-24 09:18 | Wonderful Books | Comments(0)
2017年 03月 22日

ポーランドからのチョコレートのお土産  2 oishii

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夫がポーランド短期出張から戻ってきました。


以前こちらで(↓)、

http://japolska.exblog.jp/24396580/

日本の抹茶キットカットに負けずとも劣らない、
ポーランドの美味しいチョコがけウエハースのお菓子のことを紹介させて頂きましたが、
それに新しいバージョンが発売された模様なので、こちらに紹介させて頂きます。



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こちらが上記箱から出した状態の新製品です。
基本的に味は以前紹介したウエハース菓子と殆ど同じなのですが、
今回の代物には表面にホワイトチョコレートで、
何とも素朴で愛らしい絵とぼってりした可憐な文字が施されていました。



夫曰く、上記写真内に書かれている文字は、英訳すると、
Greeting from Poland(ポーランドからのご挨拶)”という意味になるそうです。
また一緒に描かれているイラストは、ワルシャワにある有名な建物を表しているのだとか。



・・・えーと、すみません、夫はちゃんとその建物の名前を口にしてくれていたのですが、



(๑¯﹃¯๑)<前回のウエハースお菓子よりホワイトチョコの分だけ、
今までと違った味が楽しめ、より一層美味しく食べられるはず!!!





ということで頭がいっぱいになったワタクシのちっこい脳みそには残念ながらインプットされませんでした(苦笑)。



ちなみに味は相変わらずとても美味しかったです。
あっさりビター&軽いけど密度の濃いサクサク感に、
更にホワイトチョコの優しい風味が加わり、とても贅沢な一品でした。
こちらのシリーズのお菓子はワルシャワ空港の免税店で購入できるそうです。


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# by japolska | 2017-03-22 09:34 | ポーランド | Comments(0)
2017年 03月 21日

ポーランドに関する本を読む 15

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グリーンピース出版会編訳”戦争と子供”読了しました。

これは上記副タイトルにも示されている通り、
1939年から1945年までのポーランドの受難の歴史の詳細及び、
当時の子供達が書いた絵や作文、手紙などを集めた1冊です。



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本の間にこのようなチケットの半券が挟まっていました。
おそらく最初にこの本を手に入れた方は、
こちらの展示会場にて購入されたのだと想像します。



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中には戦争の現実を鮮明に収めた生々しい写真や、
子供の目線から描かれた当時の様子を表した絵やイラスト、
そして涙なくては読めないような体験文がぎっしりと詰まっていました。


読み進めるにつれしみじみと、
子供にこんな悲しい絵や切ない文章を書かせてしまうような大人達(=この場合は主にナチス)は、
例え彼らが自分たちのしている事をどんなに正当化しようとしても、
この世の中に一片たりとも存在しない方がはるかにマシだと、
やり場のない怒りや哀しみの感情と共に腹の底から思いました。


と同時に、当時のポーランド国内全域の水面下でポーランド人の大人達が当然のように持っていた、
どんな状況下でも可能な限り子供達に学ぶ場を作り教育を与えようとする「秘密教育」という概念の存在の強さや、
ポーランドを心から愛しながらも残念ながら戦火に巻き込まれ亡くなってしまった、
この本に寄稿したポーランド人の子供達の保護者や教師達の誇り高い精神に私は深い感動を覚えました。


読むのに多少勇気が要る内容ではありましたが、
読んで絶対に損はない、というか、むしろ読むべき価値があった1冊でした。


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# by japolska | 2017-03-21 08:04 | Wonderful Books | Comments(0)