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じゃポルスカ楽描帳

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2007年 08月 31日

ただいま&スペインプチ出国情報

ただいま&スペインプチ出国情報_e0070787_4223433.jpgお久しぶりです。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
10日振りの更新になるワケですが、とりあえずワタクシ、何とか無事にアメリカに戻ってまいりました。
(滞在4ヶ月をかけても結局ほとんどよく分からなかった)スペイン語に囲まれた生活や、
一時滞在の不自由で不便な毎日から完全に離れ、
耳や目に入ってくる(第2ヶ国語だけど何とか理解できる)英語、
そして使い慣れた自分のものが回りに揃っているいつもの生活に戻ってきて、
今、心の底からほっとしています。周りにあるもの全てが愛しくて仕方が無い状態です(笑)。


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結論から言うと、全く問題ありませんでした!!

刑務所どころか、罰金も、別室で長々とお咎めと言ったこともなく、
そのまますんなり飛行機に乗り込めてしまいました。もうびっくりです。

とは言っても、一応バルセロナの空港にも「出国審査」をするようなブースが設けられており、
どうやらシェルゲン協定が結ばれている国以外にいく場合はここを通らなければならないようになっているようでしたが、
実際(その時はええもうほとんど犯罪者気分でしたから「もう私の人生もここで終わり」というような超ウルトラブルーモードで)そこへたどり着いてみると、
いかにも眠そうでやる気がなさそうな若い男の人がパスポートの最初のページを開け、
その情報を何の機械にもかけず、しかも写真と私の顔を見比べもせず(!)、
その上スタンプがぺたぺた押されるページの確認も全くせず、
ただ面倒くさそうに出国の日付が入ったスタンプを適当に開けたページに押しただけで、
かかった時間はものの5秒で全てが終わりました。


一体私の心配はナンだったんだー!!!


と言う訳で、スペイン、最後まで本当にかなりいい加減でした。
(※ちなみに、イージーさにかけてはスペインよりも上、と私が勝手に思っていたイタリアの空港の方がもっともっとセキュリティチェックは厳しかったです。)
最後にはワタクシあきれるどころか感心し始め、
これくらい力を抜いて生きていったほうがいいのかな」と、好意的に受け取れるようにもなりました(笑)。
これは私にとって成長と言うのか開き直りと言うのは全くもって疑問ですが・・・(汗)。
とりあえず、超!真面目大国日本出身の私にとっては、ふにゃふにゃ~、と、肩の力が抜けたのは確かです。

ちなみに、ヨーロッパの一国であるポーランド出身の旦那に聞いてみたところ、
基本的にヨーロッパの人間は、外国人に対する出入国について、
アメリカやイギリスのようにうるさくはないし、細かくも無いとのことでした。
理由を聞いてみると、まずはそもそも不法に入国&滞在しても、外国人に職は無いからまず住み続ける事が困難になるだろう、との事、
そして出国に関しては、例え不法滞在していてももう出て行くのだからこの国とは関係なくなる=それならそれで問題なし、として受け止められるとの事、
そして何よりもそういったことに対して基本的に「関心が無い」との事でした(汗)。
うーん、確かに旦那のスペインでの職場の上司に話をしても「シェルゲン協定?何それ?」というお答えが返ってきましたし(笑)。
でもまあ、もともとヨーロッパ本土はお互い隣り合った国という地形で行き来がしやすいし、
EU圏になって更に国境の壁が低くなったというせいあるかもしれませんが、
比較的新しい国&移民大国アメリカや、海に囲まれて殆ど鎖国状態のイギリスや日本とはまた異なった考え方をヨーロッパの人々は持っているのかもしれません。

でも、不思議な事にスペインの空港職員は、私がスペインでどんな滞在状況だったかよりも、
むしろこれから私がどこに行くのか、そしてそこに滞在するための有効なビザはきちんと持っているのかと、
そういったことに対してはいちいちチェックしてきました。
旦那の分析いわく「それは送り出す国に対して責任があるから」だそうで、
私はチェックが入るたびに、行き先の説明とグリーンカードを提示しなければなりませんでした。
見ていると全員には聞いてはいなかったようですが、私はなぜかいちいちひっかかってしまい(T_T)、
その度にパスポートなどなどを見せなければならなかったので、これは結構面倒くさかったです。

心配していた荷物も、私達が利用した航空会社では1個@23キロ×4(=2人分)までが無料預入荷物の範囲だったのですが、
ひとつを覗いて@27.5キロ×3でも、全く問題なく預け入れしてくれたので、
空港では本当に何のトラブルも無く全ての手続きが終わりました。
飛行機に乗り込んだときはワタクシ安心しきってしまい終始ひとりで笑っていました(笑)。

同じようなアブナイ橋を渡るような体験をもう1度するか?と問われたら、
小心者の私としてはもう絶対に嫌!と答えますが、
ある意味今回の事は貴重な経験だったと思います。
小さい事にとらわれすぎず、マイナス部分を抱え持つ事を恐れないような、
ある意味おおらかで尚且つ冷静な落ち着きを持つ重要性を学んだような気がしました。


写真は今年の春ロンドンで撮影した八重桜です。ティッシュで作った花のようにふわふわですね。満開で最高に綺麗でした。


注記:えーこの記事は決して○法滞在の抜け道を伝えている訳ではありません(汗)。
あくまで私の経験談でありまして、日記感覚でこちらに書き込んでいるものですし、
今回のオーバー○テイはもろもろの事情で、私達も最善を尽くしましたが本当に仕方が無かった事なので、
どうかこれを読まれて間違った考えを持たれないようにお願い申し上げます。

by japolska | 2007-08-31 04:27 | アメリカ


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