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じゃポルスカ楽描帳

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2007年 07月 26日

イタリア旅行記 

先週の水曜日から1週間ほど、旦那の仕事がらみにひっついて(※コバンザメワイフとお呼びください)イタリアへ行ってきました。東部の国境に近い港町のTrieste(トリエステ)という街に約4泊、そして水の都・ベネチアの出入り口にあるMistre(ミストレ)という街に2泊したのですが、さすがに観光客に人気の高い国・イタリアだけあって、非常に楽しめた充実した旅行になりました。


イタリア旅行記 _e0070787_19574793.jpgトリエステは海辺に面した街で、海と山に挟まれるといった形になっているようで、そのおかげで景観はなかなかのものでした。街全体はそれほど大きくなく、1日もあれば十分で、それほど際立った特色が少ないせいか、現地の人に言わせると、観光客はあまり来ない場所なのだとか。でもそのおかげか、人々はベネチアに比べるとおっとりして優しい気質を残しているような気がしました。気候は夏は蒸し暑く(私は1日観光の後完全にばててホテルで寝込んだ)、冬には非常に強い風が山から吹いてくるそうです。









イタリア旅行記 _e0070787_195825.jpgそしてこの街はスロベニアという国と隣接しているせいか、色々な宗教が混じって存在していて、様々な形の教会が見られました。これはその内のひとつでモスクです。大きさは小さいながらも、イスタンブールのブルーモスクに負けないくらい内部のデザインや青い色が印象的で、個人的にはトリエステの中でいちばん綺麗なところだと思った場所です。














イタリア旅行記 _e0070787_19581619.jpgトリエステの町外れにある古城の内部からの1枚。外に見えるのは地中海です。クーラーはなかったけれど、街の中心部から少し離れた海に突き出た場所に建てられていたので、眺めは本当に最高でした。

















イタリア旅行記 _e0070787_1958295.jpgそしてその古城近くに住んでいる猫。やはり猫はどこでも可愛いですね。

















イタリア旅行記 _e0070787_2082341.jpgホテル近くの小さな地元民向けの食堂で食べたピザです。これは具を包んだ形のピザですが、どれも手作りのせいか、生地が薄くパリパリで、その上チーズもハムも味が全然違うので、どのピザを頼んでもむちゃくちゃおいしかったです。味はあっさりしていてそれほど重くないし、使っているオリーブオイルの量も意外に控えめだったので、油っぽい食べ物が苦手な日本人でも全然大丈夫だと思います。ちなみに小麦文化で育ったパンやピザ大好き人間のポーランド人の旦那は、毎日このピザを飽きずに食べ続けていました(ついでに私も)。










イタリア旅行記 _e0070787_209040.jpgそしてこれがイタリアのトマトパスタです!私は小さい頃から、お寿司とカレーとトマトソースパスタが異常なくらいに好きだった上、外国の現地に住む人が毎日食べている常用食に非常に興味があったので、いつかイタリアへ行って本場のトマトソースパスタを食べるのが夢でした。
ところが実際に食べてみると、「イタリアのトマトは濃厚で甘い」という事を本で読んだ私のイメージとは裏腹に、甘さはほとんど感じられず、逆に塩味が前に出ている感じだったので、正直かなりショックを受けました。でもそれはそれでさっぱりと食べられておいしかったし、チーズをかけるとまた味が全然変わったので、パスタの本場で奥深い一面に出会えたような気がして、ますますトマトパスタが好きになりました。







イタリア旅行記 _e0070787_20112066.jpgイタリアの街角では、そんなおいしいトマトパスタのソースの材料となるトマトとバジルはやはり別格に扱われているようです。これは何の変哲もないごく普通のスーパーで撮った1枚なのですが、野菜売り場のコーナーの一番目立つ場所に、細長いイタリアのトマトと新鮮なバジルがたっぷりと用意されていました。バジルはパックなどに入っていないので、甘い香りが周辺にいっぱい広がっています。
人々は自分の好きな量だけビニールに入れて自分の籠に入れていました。今日はどれだけの家庭の食卓においしいトマトパスタのお皿が並ぶのでしょうか。









イタリア旅行記 _e0070787_2012268.jpgこれはトリエステの駅のカフェに貼ってあったポスター。なんだか楽しくも幸せな雰囲気に惹かれてパチリ。ちなみに空港からトリエステまではバスと電車を乗り継いで訪れたのですが、イタリアの電車には本当に翻弄され、行きも帰りも何時間も駅で待たされたり、あちこち走らされました(T_T)。















イタリア旅行記 _e0070787_20122220.jpgベネチアは世界屈指の観光都市だけあって大変な人だかりでした。しかし地中海に浮かぶように建てられた街で、特に海沿いの建物とのコントラストは非常にエキゾチックでなんとも言えない強い魅力があり、人気の訳が分かるような気がしました。しかも街全体には迷路のように水路と建物が混在し、しかもお店も沢山立ち並んでいたので、観光客にとっては飽きずに街中を散策できるようになっているようでした。

















イタリア旅行記 _e0070787_20171672.jpgベネチアではガラス食器だけでなく手編みのレースも有名なようで、いくつかのショーウィンドウにはとても繊細で可愛らしい作品が沢山並べられていました。これもその内のひとつ。天使のようなふわふわ白いドレスや小さい子供服に目が釘付けでした。




















イタリア旅行記 _e0070787_20154217.jpg道端のサンドイッチ屋さんです。注文すると軽く焼いたりレンジで温めて渡してくれます。種類は豊富ですが味としてはまあ普通です。他にはもちろんピザもあります。

















イタリア旅行記 _e0070787_2011713.jpgベネチアの街中の市場にて。種類豊富なベリー類が勢ぞろい。この他にも珍しい野菜や果物が並んでいるので、見ているだけでも楽しいです。














イタリア旅行記 _e0070787_2013036.jpgカフェの横でうたた寝をしていた犬。ヨーロッパでは犬を散歩させる際、紐をつけてない人を割りと多く見かけるのですが、どの犬もとてもいいこでおとなしいです。動物好きの私にとってはヨーロッパでの楽しみのひとつです。

















イタリア旅行記 _e0070787_2014165.jpgスーパーのパスタソース売り場で見かけたトマトソースの瓶。さすがおしゃれな国イタリア、ラベルのセンスも光っています。


相変わらず観光名所より食べ物の話ばかりになってしまいましたが、イタリア、すごくいい国でした。またぜひいつか訪れてみたいです。

by japolska | 2007-07-26 20:18 | イタリア


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