2006年 12月 23日
※最初に、昨日までの我が家の喧嘩の愚痴に付き合ってくださったみなさま、 本当にどうもありがとうございました!厚くお礼を申し上げます。 今日のルイビルはしとしと雨模様。 すっかり休日モード突入の我が家は、2人して家でゴロゴロ。 こういう日は横になって本を読むに限ります。 今日読んだ本の中から、ポーランドについて描かれた内容が掲載されている1冊をご紹介します。 「目のうろこ 尻暗い観音ユーラシアひとり旅」 著・小田空 集英社 貧乏旅が大好きな漫画家・小田空さんによって書かれたエッセイ漫画。 絵が大変可愛らしく、非常に読みやすいです。自信を持ってお子様にもお勧めできる1冊。 私がこの作者に関して一番好きな部分は、こういう本を書いたりなんかすると、 ただ単にその土地のレストランや観光地を紹介するだけのガイドブックになりがちなパターンが多いのに、 この作者が描くと、そういったことにはほとんど触れず、 自分が体験した経験を、しっかり自分の意見や信念を織り込みながら、 主に日常生活に関するところにスポットを当て紹介していってくれるところで、 色々と参考になる部分が多く、また読んでいてとっても楽しいのが特徴なのです。 私が持っている本は第1刷で1991年に発行されたもので、 作者はその頃、ポーランドが共産圏だった頃に単身乗り込み、 語学学校に通いながらも、そこの生徒やポーランド人と積極的にコミュニケーションをとり、 どんな素敵な事に出会ったか、またどんな切ない部分を見てきたかをさわやかに描いてくれています。 残念ながら、ポーランドだけでなく、いろいろな国(特にアジア全般)に関しても紹介されているので、 これを読んでポーランド全体が分かる、という訳ではありませんが、 少なくとも、約15年前のポーランドを、漫画で紹介してくれている本はほとんどないと思われますので、 そういう意味ではとても貴重な1冊だと思います。特に食べ物の描写がめちゃくちゃおいしそうなんです!ミツバチがとまるポンチキ、ああ食べてみたい!! 余談ですが、私は作者がこの本で描いてくれていた、 「インドのカレーと中国の水餃子がいかにおいしいか」 という力説にものすごく感銘を受けました(笑)。 そしてこの中に描かれていた水餃子のレシピは私の一生物になりました。 (←)のんびり参加しています。気が向いたらクリックして頂ければ嬉しいです。
by japolska
| 2006-12-23 05:36
| Wonderful Books
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