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じゃポルスカ楽描帳

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2018年 06月 16日

生まれて初めてパトカーに乗った話(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)

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今回ワタクシちょいとばかりエネルギー不足なので、
簡単に箇条書きチックに書かせて頂きます(脱力感ハンパない)



昨日の夕方、私は生まれて初めてパトカーに乗りました



えー理由は、 路上での車のガス欠 です・・・(T_T)。




ガス欠を起こした理由は以下の通りです。



先日Krogerというスーパーでセールを利用してワインを149本購入したら、ガソリンの値引きに使えるFuel Pointを沢山もらったので、その恩恵を余すところなく受けようと、まずは私の車のガソリンタンクを出来るだけ空に近い状態にすることを固く決意。
「そろそろガソリン入れてくださいねー♪」のランプ表示がだいぶ前から点灯していたにもかかわらず、昨日の朝の段階ではまだ表示ゲージが0の線より上を示していたので、「前回(in 真冬)はゲージが0を示しても結構走れてた!!!だから経験上まだ大丈夫!!!」と自信満々にタカをくくり、朝の通勤途中で給油せずに夕方の仕事帰りに給油しようとしたら、初夏という季節のせいか今回はその残りのガソリン量では足りなかった。




そしてガス欠にて路上にて車が動かなくなり、私がパトカーに乗り、無事に車を発進させるまでに至った経緯はこんな感じです(↓)。




夕方4時半に仕事が終わる。エンジンをかけ車を発進させたら、アクセルがいつものようにスムーズに吹かず、まるで息切れするかのような不規則なリズムで進む。
ダッシュボードの表示が色々と点滅をし始める。ここで車に何か異変が起きていることに気が付く。
発進から約5分。2つ目の信号待ちの時、車のエンジンが完全に止まる。何度キーを回して発進させようとしてもエンジンがかからない。
「これは何かのエンジントラブルに違いない!と思い、AAAに連絡。「車のエンジンがいかれて動かせないので牽引車を呼んでほしい」と依頼する。
その間にも、私の車が交差点で左折するレーンを完全に塞いでしまっているので、ちょうどラッシュアワーというのもあり思い切り渋滞を発生させてしまう。
動かない車の内外でうろたえつくす私。そんな様子を見て、10名ほどの心優しい通りがかりの車の方々が窓を開け声をかけて気遣ってくださり、また5名ほどの方々が実際にわざわざ自分の車を停めて車の様子を見てくださった。そしてその内の2人のカップルが彼らの車を使ってジャンプアップを試みてくれた。
パトカーが通りかかり声をかけてくれる。乗車していた警察官に車が停まった経緯を話してみたところ、「エンジントラブルではなくてガス欠の可能性が高い」とのこと。
夕方5時頃AAAから折り返し連絡。サービスが到着するのが5時半頃とのこと。ジャンプアップを試みてくれたカップルとここでお別れ。警察官と一緒に上記写真左側にあるモミの木の木陰でそのサービスの到着を待つ。←警察官の方には「私に気にせず、暑いから、パトカーの中で待っていてください!」と言ったのですが、「大丈夫!」と、私と一緒に木陰で待っていてくれました。若い男性なのにめっちゃ気遣ってくれる人でした(号泣)。
5時半になってもサービスは到着せず。警察官が彼の名前で再度AAAに連絡してみたところ、そのサービス業者から派遣された運転手と連絡がとれなくなったらしい。このまま待つのは時間の無駄なので、警察官がパトカーに車載されたパソコンを使って別のサービス業者を見つけてくれ、再度彼の名前でAAAに連絡。←本当に申し分けないくらいにありがたかった(再度号泣)。
2つ目のサービス業者の到着が40分後になると判明。その間ただ待つよりは、たまたま私の車に載せてあった芝生を刈る機械に給油するための空のポリタンクを使い、それを持ってガソリンスタンドに行き、少量のガソリンを買って給油してみようということになる。ここで私は生まれて初めてパトカーに乗車
ガソリンをポリタンクに入れている間に2つ目のサービス業者が到着したとの電話連絡。そこで待ってくれるように伝え、急いで満タンのポリタンクを持ってパトカーにて現場へ戻る。←事件ですか?つーか、ある意味そうだなもう・・・(涙)。
現場ではものすごくたくましい業者さんが車を牽引する準備をしていた。警察官がその人に、とりあえずガソリンを入れて車が発信できるかどうか試してみようと説明してくれる。←もう至れり尽くせりでした・・・いやしかしマジで私ポンコツすぎ・・・(再び号泣)。
ポリタンクからガソリンを私の車のタンクに給油。これも「重いだろうから」と警察官が手伝ってくれる。←皆さん本当に優しすぎ!!!私はもういつ死んでもいいです(T_T)!!!というかもう本当に死んでしまえ(笑)!!!
給油後エンジンをかけてみたら、見事にかかった!!!「念の為」という事で少し走らせてみたら、問題なくスムーズに進んだ!!!ここで完璧に今回の事がガス欠から起きた事が証明される。
ここでずっと一緒にいてくれた警察官が優しい言葉をかけてくれ爽やかに退場。牽引業者の方も「AAAにはキャンセルという連絡をしておくから大丈夫」と嫌な顔もせずに戻っていってくれた。この段階でワタクシ感無量で涙目&この2時間で数えきれないくらいの「Thank you very much!」を声を掛けてくださった心優しい方々へ発言したことに気づく。←これは至極当たり前の事ですが、自分が普段不特定多数の外部の人々と全く接触していない、という事実を改めて痛感させられた。
夕方7時頃、無事自宅へ到着。ここで全身の力が抜ける(笑)。



生まれて初めてパトカーに乗った話(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル)_e0070787_02141102.jpg



今回の経験で学んだことは以下の通りです(順不同)。



・給油注意のランプが点灯したらすぐに給油をすること!!!もうこれはゼッタイ一生守るべし(T_T)!!!
・空のガソリン用ポリタンクを積んでおくとガス欠発生時に大変便利(今回これにめっちゃ助けられました・・・これが無かったら帰宅にもっと時間が掛かっていたと思う)
・アメリカの警察官は右腰に銃と手錠を携帯している。そして緊急時には非常に優しく助けてくれる(T_T)。←路上で車が動かなくなり道を塞いだ形になっていたので、さぞかし怒られるかと思ったら「大丈夫!誰にでも起こることだから!」と明るく言ってくれて、その一言で私の心がかなり救われました。
・パトカーの後部座席は意外に狭い(というか車内全体もちょっと狭い印象)。特に足元あたりが金属の箱っぽくなっていて余計な身動きが出来なさそうな感じ。運転席との間には分厚くて透明で一部穴の開いているアクリル板が張られていた。そして運転席のすぐ横にノート型パソコンがあり、すぐに必要な情報を検索できるようになっていた。
・パトカーの乗り降りの際は警察官がドアを開閉してくれた。「こんなことまでしてくださるなんて!!!なんてジェントルマンな!!!」とめっちゃ感動していたら、ただ単にパトカーの後部座席は防犯上車内から開け閉めできないだけのことだった(笑)。
・車のアクセルが通常よりも吹かなくなったり、実際に走らせていても息切れするような振動を感じたらほぼ100%ガス欠。
・車が完全に停まってしまった際、キーを回してもエンジンはかからないが、ダッシュボードのサインが付くようだったら、バッテリー切れではなく、ただ単にガス欠かもしくはガソリン給油関係のトラブルだと思って間違いない。←警察官が詳しく教えてくれました。ありがたや(涙)。
・私のBMWのバッテリーは、車の前方ではなく、後ろのトランクの手前右側のカバーの中に隠されている。←私もカップルの2人も見つけられずにいたら、到着したばかりの警察官が教えてくれた。
・ハザードランプなど今まで使ったことが無かったのでそのランプボタンがどこだか分からなかった。今回その位置を知ることができ、また非常時にはそれを点灯させることを、わざわざ停車して様子を見てくださった教会帰りの男性に教えてもらう。←なんかもう自分で書いていて情けなくて死にたくなる(涙)
・警察官は常に無線で自分が何をしているのか、かなり細かく本部と連絡を取っている。現場を離れパトカーでガソリンスタンドに行った時も、その現場を離れる時からガソリンスタンドへ到着、そしてガソリンを入れてる事や、ガソリンスタンドを出発した時など、どのタイミングでもすぐに細かく本部に報告しながら行動されていた。
・我が家にはジャンプアップケーブルが1組しかなく、しかも自宅に置きっぱなしなので、もう1組買ってそれぞれの車に入れておくことにする。そしてもし困った人を見かけたら今度は私が助けてあげる。
・今まではガス欠で車を路上に停まらせてしまうドライバーに対して「なんでもっと早く給油しておかないの?なぜこんな簡単な事が出来ないの?」と常々思っていたが、もう今日からはそんな人たちを涙無くしては見られないようになるだろう。もしそんな車を見つけて接触する機会があったら、マイガソリンポリタンクを使って助けてあげるつもり。
・車が停まってしまったら、牽引サービスではなく、まず普通の車のトラブルのサービスを呼んだ方がいいかも。警察官曰く「そういうサービスの車には常に携帯用のガソリンを載せているからすぐに給油してくれるはず」とのことだった。
・こんなアホな事を起こすのは旦那が出張中の間のみにしておきたい。007をこよなく愛する夫は、私のBMWに対する雑な扱いに普段心の中でプチ不満を感じているらしく、何かトラブルが起こると「お前のそのテキトーな性格がいけないんじゃ!」と言わんべくの冷たい態度を取ってくる。←この時ばかりはご家庭内でも冷たい戦争が勃発★しかしサービス業者を待っている間、一緒にいてくれた警察官にその事に関して愚痴を言ったら、彼は大笑いをしながら「今回の事は黙っていれば分からない。旦那には内緒にしとけ。」と大変為になるアドバイスをしてくれた。なので今回のガス欠に関しては私は墓場まで持っていく自分だけの秘密にしておく予定。
・改めてAAAの契約内容の再チェック要。
・2時間炎天下の中にいて喉がカラカラだったので、帰宅してすぐに冷蔵庫の冷たいほうじ茶を飲んだら、この世の物とは思えないくらいに美味かった(笑)。一瞬「これ神の飲み物か!?」と思ったくらいでした(笑)。
・びっくりするくらい沢山のアメリカ人が声を掛けて心配&アドバイス&助けてくれた。本当に感謝!!!



私にとっては思いがけないちょっと大変な出来事でしたが、沢山の人の優しさに触れることができ、
またいろいろと学べることができて結果的にはとってもよかったです!!!


by japolska | 2018-06-16 08:16 | アメリカ


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