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2017年 09月 29日

面白かった本 石倉ヒロユキ氏著 ”暮らしの遊び方”

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石倉ヒロユキ氏著”暮らしの遊び方”読了しました。
これはイラストレーター・エッセイストとして活躍されている石倉氏の日常エッセイで、
作者の感性や身の回りの物や出来事への見方が大変面白く、思わず一気読みしてしまった1冊です。



私が爆笑したエピソードを箇条書きにさせて頂きます。



①食後にデザートを食べる女性がよく口にする言い訳で、

「これってさ、別腹だからね。」


というものがあるのですが、食後の甘味を好まない作者はその言葉に対し、

「どこにその胃袋はついてんだ?キミは日本語の堪能な牛?」←個人的に今年一番ウケた言葉です(笑)。

と言いたくなったとのこと。



②作者は古伊万里の雑器を集めるのが好きなのですが、
大き目の地震が発生した後、開店時間を待ちかねて近場の親しい骨董店を巡り、

「今朝の地震は大変でしたね。お店の商品は大丈夫でしたか?」

と心配する振りをして、地震でキズモノになってしまい安く売らざるを得なくなった商品はないかどうかこっそり確認して廻ったとのこと。



③また作者はガラクタレベルの如雨露を集めるのも趣味なのですが、
イギリス旅行の際、30個の如雨露を購入して日本へ送ったら、
如雨露の購入価格よりも送料の方が高かったとのこと。←ちなみに同じ事をワタクシ日本語の古本でやらかしています(笑)。
でも作者はそれを後悔する訳でもなく、

「どうだ、これがガラクタ収集家のすごいところだ。」


と、最後に威張ってます(笑)。←私も実家から古本を国際便で手配した時など、後悔の気持ちなど微塵もなく、むしろ誇らしい気持ちでいっぱいです(笑)。



とにかくどのお話にも、作者のチャーミングさが溢れていて、
読了後は何だかまるで子供の頃に戻ったかのような、
うきうきするようなとても楽しい気持ちになることができました。
この作者の他のエッセイもぜひ読んでみたいと思います。



by japolska | 2017-09-29 08:12 | Wonderful Books


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