2017年 06月 22日
先日こちらで(↓) アメリカ・ケンタッキー州ルイビルにてワインをお得に大人買いする方法について 自分の購入方針編 http://japolska.exblog.jp/25847515/ アメリカ・ケンタッキー州ルイビルにて、 私が大好きな赤ワインを、可能な限り底値で買うチャンスに出逢えた事について、 私の赤ワインへの愛情と共に(笑)簡単に紹介させて頂きました。えー、具体的な底値情報に入る前に、今度は、 現役バリバリ&倹約ロード驀進中のセコビッチの私が、 自分好みの長期保存可能な食品系が底値になっていると、 なぜ大人買い/まとめ買いしないと気が済まないのか? これについても軽く検証していきたいと思います。 私が底値のタイミングで大量買いをする習慣がついたのは、 工藤久代氏著”ワルシャワ貧乏物語”からの一節を読んだからです。 この本は私の海外生活におけるバイブルでして、 数ある本の中で私が何よりも大切にしている1冊です。 (※この本の内容の詳細についてはこちらから → http://japolska.exblog.jp/5419454/) この中で工藤氏は、”アダマスク織り(安売り)”という章の中で、 まずはポーランド人がいかに”質の良い睡眠”を大切にしているかという事を紹介してくれています。 そしてその質の良い睡眠を手に入れる為に彼らは、 パジャマやシーツ、枕カバーなど、睡眠時に自分の身を包んでくれる寝具について、 その質や素材に関して並々ならぬこだわりを持っていた事や、 またその当時のポーランド女性は、なんとそれらの寝具を自分達で縫っていて、 それらの材料の入手は、白い布のケルマシ(安売り)にて購入していたという事を、 当時のポーランドでの様々な布事情と共に説明してくださっていました。 工藤氏の当時の経験談によると、クリスマス後の一番寒い1月の末頃に、 白い布"だけ"の値下げ大売出しがあったそうです。 なぜこんな季節に白色の布地の安売りがあるのかは不明なのですが、 工藤氏曰く、おそらくこれから訪れる春を前にして、 保管中に発生してしまった黄ばみや汚れ等の問題が発見されやすい白地の布を、 うんと値段を下げる事で在庫を一掃するのが目的なのでは、とのことでした。 そして工藤氏は同時に、そのケルマシというセールでの彼女の隣人の買物ぶりを見て、 やりくりの上手なポーランド主婦というものは、これ以上無いという底値のタイミングにて、 思い切って10メートルや20メートルの布地を、ぽん、と買う度胸があるものだということを、 実地教育にて教わった、とも綴ってくださっています。 またこの章を最後まで読み進めていくと、当時、社会主義国であったポーランドでは、 今の私達が住む資本主義国のように、例えば店によって値段が違っていたり、 顧客を惹きつける為の価格競争というものは一切存在せず、 全ての店が同じ物を同じ価格で販売していたそうです。 なので彼らが出逢うことが出来る唯一の安売りのチャンスは、 このケルマシでありまたオカジア(ケルマシとほぼ同じらしい)だけだったのだとか。 しかも当時のポーランドでは、チラシや広告で事前に知らされる情報という物は皆無だったので、 このケルマシでの経験後、彼女は外出時に、 市内の目抜きデパート等でこれに似た大安売りを見つけると、 「このチャンスを決して逃してはならぬ!」とばかりに、 ついつい自分に関係ない物まで余計に買い込んだ、という、 何とも微笑ましいエピソードまで紹介してくださっていました。 (この他にも工藤氏は、またとない機会に出逢ったら、 お財布事情も気にせずに色々な生活必需品を大量購入した話を沢山書いてくださっています。 とにかくどの買い物にも全く迷いが見られないので、読んでいて心の底からすかっ☆としますw。) ・・・まあ、私の場合、大変豊かな時代の資本主義国に住んでいて、 底値のチャンスなど、当時の彼らに比べたら、 それこそいくらでも巡り合えるのは十分承知なのですが(笑)。←しかも買っているものは布でなくて食料品や嗜好品だしw それでも、今までに経験した事がないような、 底値のチャンスに出逢えた事を体が感じ取ってしまうと、 無意識のうちにこの工藤氏の話が脳裏をかすめるのか、 ついついその場で大人買い/まとめ買いをやらかしてしまうのです・・・。 あとは・・・アメリカでの買い物時の強力な助っ人・クレジットカードの存在も、 ある意味この習慣の後押しをしているよな・・・とも思います(汗)。 とまあ、こんな風に、ふと我に返ってしまうと、 うじうじ&いじいじ&ぐだぐだと気にしてしまう小心者ではあるのですが、、、 それでも!!! 当時のポーランド人が、自宅での”質の良い睡眠”を何より大切にしてきたように、 アメリカに住む日本人の私も、自宅での”質の良い食事”を何よりも大切にしていきたいのです(笑)。 そして更にしつこいですが、それはなぜかというと!!! 自分が食べる事が大好きという理由の他にも、 もっと大きくて切実で露骨な理由として、 アメリカの外食は内容の割りにメチャクチャ高いからです(T_T)!!! (↑)ここに比べたら日本での外食なんて超天国です。アメリカは原材料や人件費に関しては日本よりも安く押さえられそうな国なのになぜこんなにも高くつくのか・・・本当に謎です。
by japolska
| 2017-06-22 09:31
| アメリカ
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