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2017年 06月 17日

北国の人たちに関する本を読む 17

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柴田よしき氏著”風のベーコンサンド 高原カフェ日誌”読了しました。



これはある自然豊かな高原に一軒家カフェをオープンさせた女性の生き方を描いた物語です。
東京での仕事を辞め、エリートの夫とも離婚覚悟でこの地で再出発を果たした主人公・奈穂。
夢のカフェ経営を始めたのもつかの間、1人で全てを賄うささやかな内容の店なのに、
開店させている”だけ”でも湯水のごとく出て行く諸経費や、
新しい大手リゾートホテルの建設及び大変美味しい食材を生み出す等の魅力的な土地柄にも関わらず、
思ったより伸びない客足にうっすらとした不安を感じ、またそこから純利益を得る事がいかに難しい事や、
悩みまくった末に自分で決めた、厳しい冬の季節での営業時の思いがけない苦労など、
想像はしていたものの容赦のない現実が次々に彼女を襲っていきます。



それでも、地元再生に燃える現地の人達との温かい交流や、
全てを自分の思う通りに決められるカフェオーナーしてのやりがい、
そして地元の素晴らしい食材から調理される彼女自身のオリジナルメニューを目当てに訪れるお客さんたちに囲まれて、
奈穂は次第に自分の生きる道を踏み固め、彼女のペースで少しづつ人生を進んでいきます。
そして最後は、奈穂自身をずっと今まで苦しめ続けていた悩みの解決と共に、
新たなビジネス展開の幕開けも見せつつ、爽やかに物語が締めくくられていました。



この作者が書かれる文体自体がものすごく読みやすい上に、
自分らしい生き方を模索し悩んでいる人がこの本を読んだら、
おそらく誰でも共感できるような内容になっているので、
あっという間に物語の世界に引き込まれ読み終わってしまいました。





そしてこの本で特記すべき内容は、奈穂が心を込めて作った料理の数々です!!!





ちなみにその垂涎料理を本の帯から抜粋してみると・・・




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あああああ!!!何て美味しそうな!!!
こんなのが近所で食べられたら毎日通ってしまいますよ(笑)!!!





もうこれらのメニューの字面からしても私にとっては悶絶物だったのですが、
本の中でのこれらの料理の調理法及び提供の仕方の描写の仕方も大変見事だったので、
私はいつもお腹をぐーぐー空かせながらこの本を読み進めていました(笑)。
なので料理を作るのが好きな人や、美味しいものを食べるのが大好きな人にもお勧めの1冊です。



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柴田よしき氏の本は、これ以外に上記2冊を読みました。
この2冊もすごく読みやすくて一気に読み終えてしまいました。
「働く若い女性の葛藤と本音」が書くのがものすごく上手な作家さんだというのが私の第一印象でした。


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by japolska | 2017-06-17 09:55 | Wonderful Books | Comments(0)


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