2017年 01月 12日
こちらアメリカ・ケンタッキー州ルイビルでも寒い日が続いています。 身体が冷えるせいかうんと熱い汁物料理が恋しくなったので、 ロシアの代表的なスープ・ボルシチを作ってみました。 買い置きのビーツ缶です。 今までに料理に使ったことが無く、またなじみの無い食材なので、 普段は絶対に買わないシロモノなのですが、 以前こちらのレストラン(http://japolska.exblog.jp/24945266/)で食べた黄と赤のカブのサラダの美味しさが忘れられず、 これを使って何か新しい味に出逢えたら、と思い、購入しておいたものです。 というか、まあ、缶自体が凹んでいて、 見切り品のコーナーで安く売られていたから買っておいたんですけどね(笑)。 でも中身が大丈夫だったら外見なんて全然気にならないのでOKです。 今回使用した野菜たちです。 紫玉葱、黄玉葱、セロリ、人参、キャベツ、ケールの芯、じゃが芋、そしてトマトピューレです。 これに冷凍庫で保存しておいたイタリアンパセリも加わります。 お肉は2種類の牛肉を使ってみました。 香味付けとして大蒜と月桂樹の葉も使用しました。 上記材料を適当に切り、オリーブオイルを入れた鍋で炒めます。 これだけで夕食のメインにしたかったので、食べ応えがあるように、 牛肉とキャベツは少し大きめに切っておきました。 材料に火が通ったら、ひたひたになるくらいに水を加えブイヨンを加えます。 今回は3種類のブイヨンを入れてみました。 ブイヨンを入れて少し煮詰めたあと、 ちょうどお土産に頂いたウォッカがあったので入れてみたのですが・・・ ウォッカを入れる前と後では、味が全然違うんです!!! ウォッカを入れると全体的に味が優しく丸くなります。 絶対に入れたほうが美味しいです。 材料にだいぶ火が通り、全体的に落ち着いてきたら、 赤カブの缶に入っていた汁と千切りにした赤カブ本体を加えます。 これを入れるとスープが一気にボルシチっぽくなります。 色々なレシピを読むと、じゃが芋はあとで入れるという指示が多かったので、 後からレンジでチンしたじゃが芋を入れようと思ったんですが、 先日トマト味の肉じゃがを作った事を思い出し、 今回のボルシチにはじゃが芋を入れず、これを温めて別に食べる事にしました。 食卓に並べるとこんな感じになりました。 真ん中左にある白いものはサワークリームです。 これを食べる直前にスープに入れて頂きます。 サワークリームを入れた食べる直前のボルシチです。 たっぷりの野菜と大きな塊の牛肉が入ったボリューム満点のスープです。 見た目よりもずっとあっさりしていて、味噌汁をも思い起こさせてくれるようなとても優しい味でした。 これだけで十分メインになりましたし、また汗も出てくるくらい身体も温まりました。 今回はこれらの本から色々とヒントを頂きました。 基本的には、じゃが芋、人参、玉葱、キャベツ、牛肉を炒め、野菜に火が通ったらスープを注ぎ、 全体的によく煮えたら赤カブを投入して、食べる直前にサワークリームを載せて食べるのがデフォルトのようです。 個人的にはウォッカとサワークリームは必須だと思いました。 このロシアのスープ・ボルシチを家で作って食べたいと思うようなったのはこちらの本の影響からです。 このシリーズのコンビ二雑誌には「昭和」や「レトロ」や「家庭料理」を髣髴させる作品ばかりが掲載されていて、 私も日本の家族もとても楽しみにしているシリーズなのです。 この冊子の中には、有名な洋食屋・たいめいけんで提供されている、 50円のサイドメニューにあるボルシチのお話が掲載されています。 心温まるエピソードとともに、たいめいけんでのレシピが簡単に紹介されている上、 1階と2階のボルシチの味の差も素敵な絵と説明で非常に美味しそうに描かれているので、 私はいつかぜひ作ってみたいと思っていたメニューでした。 私の小さな夢がまたひとつかなって、とても嬉しく思います。 ポーランド出身の夫も喜んで食べてくれました。よかったです。
by japolska
| 2017-01-12 09:10
| 世界のテーブルから
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