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2016年 07月 11日

ポーランドに関する本を読む 11

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・・・とは言っても、イタリアのトマトに関する本なのですが(汗)。

大隈裕子氏著「イタリア・トマトのすべて」読了しました。
上記写真にあるタイトルや表紙絵にある通り、イタリアのトマトに関することが事細かに書かれている1冊です。
内容的にはほとんどイタリア国内のトマトの紹介なのですが、
その中でも2ページだけ、イタリアとポーランド間に強い関連性をもたらした歴史に関する記述もあり、
それがとても興味深かったのでこちらにちょっとメモしておこうと思います。


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16世紀初期、ナポリからポーランド王妃として、ボナ・スフォルツァ・ダラゴーナという女性が嫁ぎました。
この女性は大変知識と教養があったので、ポーランド宮廷にイタリアのルネッサンス文化を普及させました。
政治的にも優れた手腕があり、ロシアやトルコとの和平を成功させるなどして、ポーランドに繁栄をもたらし続けたと言われているそうです。

また彼女は、城内に庭園を造らせ、イタリアから持ち込んだ野菜や香草類を栽培し、
ポーランドにイタリア料理も伝えました。
その為彼女は現在でも「ポーランド料理の母」と呼ばれているそうです。

寒いポーランドでは、イタリア料理の中でも、
特に煮込み料理やスープが浸透したそうです。
イタリア語ではスープの事をズッパ(Zuppa)というのですが、ポーランド語ではズッパ(Zupa)、
またイタリア語ではトマトの事をポモドーロ(Pomodoro)というのですが、ポーランド語ではポミドール(Pomidor)など、
イタリア語の単語がそのまま根付いたと思われる言葉も残っているそうです。

また、興味深いのが、イタリア以外でトマトの事を、
マッティオーリの「薬物誌」の時代そのままに”ポミドール”と呼ぶ唯一の国がポーランドなのだそうです。

確かに我が家のポーランド人に尋ねてみても、
やはりトマトの事はポーランド語で”ポミドール”だと言っていました。
でも上記の流れを説明したら「それは知らなかった」とのことで、
もうすでに完全にこの言葉はポーランド語して根付いているようです。

何はともあれ、これからはポミドールがより美味しくなる季節なので、
夏バテしないようにたくさん食べて、元気でいたいと思います。



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by japolska | 2016-07-11 01:33 | Wonderful Books | Comments(2)
Commented by みさと at 2016-07-12 09:16 x
ポーランド語の響きが懐かしいです☺️よくレストランでポプローシェンズッパポミドローバーとか頑張って言ってたのを思い出しました。ポーランド料理はどれも美味しかったです。歴史と伝統を感じました。一番好きだったものはジャガイモのピエロギとジャガイモの練り物のクルスキシロンスキエイでした。アメリカ料理にはこっちに来て来てすぐにがっかりしましたし、いまだに馴染めません。私は気分が良くて元気な時はご飯を作っていますが全部日本からのレシピです!
Commented by japolska at 2016-07-12 15:54
みさと様

書き込みありがとうございました!

ポーランドの食事、美味しいですよね!
私もポーランドで色々と食べた時かなり感動しました。
意外とあっさりしていて、日本人好みだと思いました。

私もほとんど日本からのレシピしか使いませんよー。
なぜか我が家には英語&ポーランド語の料理本がありますが、残念ながら1度も参考にしたことはありません。
あとは我が家では私しか料理しないので、基本的に私が食べたいものが優先されます(笑)。


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