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じゃポルスカ楽描帳

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2014年 03月 03日

日本から本が届きました!

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年末年始の里帰りの際に日本から船便で発送した本が先日届きました。

以前も何度か船便で本を送ったことがあったんですが、
2回も紛失されてしまい、それに懲りて船便を使わない方向でやってきたんですが、
今回から飛行機に乗る際の無料で預けられる荷物が2つから1つ(@23キロまで)まで減らされてしまったこともあり、
散々悩んだ結果、重要度の低い本を送料の安い船便で送ることにしました。

ちなみにインターネットで調べてみたところ、
2回も紛失されてしまった理由は、
どうやら箱に原因があったようです。

私はその紛失されてしまった荷物を送った際、丈夫な箱がいいと思い、
林檎が入っていたダンボールを使ったんですが、
おそらくその箱に描いてあった林檎の絵が果物を送っているのだと勘違いされ、
税関により調査のために開封(←トラッキング上ではここで永遠に止まっていた。)
先方は中には果物は入っていなかったと確認は取れたものの、
隙間なくきっちりダンボールに詰められた本を綺麗に箱に戻すことができず、
そのまま破棄処分にされてしまった模様です(涙)。

その経験があるので、今回は箱の周りに、
中に入っている本の一覧表を貼り付け、
他の面には「USED BOOKS ONLY」という張り紙を張ったりして、
見た目からでも本しか入っていないように見えるように工夫をしました。
そのおかげか、12/28に日本を出発した荷物は、
2/19に無事にケンタッキー州まで届けられました。

荷物が届くまで、ずっと郵便局とUSPSのサイトでトラッキングをしていたんですが、
12/28に川崎港を出航してからずっと何も変わらなかったので、
あーこれはまたどこかで失くされたかな、と思っていたんですが、
いきなり玄関口に届けられていた時は、驚きとともにとても嬉しかったです。

今読んでいる本は2冊です。

日本から本が届きました!_e0070787_124581.jpg


鞄の中に入れて、外出先で時間があるときに読んでいるのは、
ポーランド人のヤツェク・フェドローヴイッチ氏著・工藤幸雄氏訳の「共産国でたのしく暮らす方法」です。
これはアマゾンでポーランド関係の本を検索していた時に見つけて、
タイトルの素晴らしさに一目惚れして速攻購入した1冊です。
私は正直、翻訳された本はあまり好きではないんですが、
この本は作者も訳者もエスプリが効いていて、1ページ目から爆笑してしまうくらいの内容でした。
(ちなみにこの本のタイトルの原文(ポーランド語)が載っていたのでポーランド人の夫に見せたら爆笑していました。)
こちらの本は昭和58年に出版されたのですが、当時のポーランドの様子がよく説明されていて分かりやすく、
また著者の、
「どうせなら共産国の生活をジョークを交え、面白楽しく伝えてやろうじゃないか!」
という姿勢がとても新鮮で、一度読み出すとなかなか止められません。
訳者の工藤氏の経験を通した注意書きも、また新たな視点からポーランドを説明してくれているので必見です。

もう1冊は庄野潤三氏の「うさぎのミミリー」。これはベッドの中で読み進めています。
友人がこの著者の本を読んだという話を聞き、アマゾンで検索してみたところ、
どれもタイトルが私好みだったので、彼の作品を大量購入してきてしまいました。
家族や周りの人との生活を日記形式で書いたような内容なんですが、とにかく文体が優しく愛らしく、読むととっても癒されるんです。
たぶん若い頃に読んだらその面白さは分からなかったと思いますが、今はものすごく心地がいいです。
「ああ、こんな風に家族を見つめてくれる男性って素敵だなぁ」ってしみじみ思いました。
いつもはベッドの中では漫画ばかり読んでいたんですが、今は彼の作品1本です。

今年もまた沢山のいい本に出逢えたらと思っています。

by japolska | 2014-03-03 01:38 | Wonderful Books


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